フル2線式リモコンのしくみ : 「多重伝送」とは
「多重伝送」とは
信号線2線でアドレス信号をやり取りする”多重伝送方式”
多重伝送方式とは、信号を送る方式のことです。[多重伝送]フル2線式リモコンでは、あらかじめスイッチに負荷アドレス(負荷チャンネルと負荷ナンバー)を書き込んでおき、スイッチを押せば、決められたアドレスに信号を送り、該当する照明をON/OFFします。
アドレスとは、文字通りその照明回路の住所です。例えば、「TU(負荷チャンネル)」が「丁目」、「リモコンリレー(負荷ナンバー)」が「番地」にあたり、「15丁目2番地」の照明の場合は「15-2」のスイッチを押すことでコントロールできます。
フル2線式リモコンの多重伝送方式
高速で正確な信号伝送、パルス信号方式を採用
パルス信号とは
1と0の並び方の違いで信号を送る方式。多くの目的地(ON/OFFしたい回路)に対応できます。
数多くのバルス信号は、T/U毎に1000分の15秒の間隔を置いて伝送されるため、信号線2線でも混信しません。
信号波にはノイズの少ない台形波を採用
フル2線式リモコンの多重伝送方式は、パルス信号波形にオリジナルの台形波を採用。従来の多重伝送方式に比べノイズの少ない正確な信号伝送が可能となりました。
高速応答制御・表示ができる割り込み方式
サイクリック伝送に加えて、スイッチの入力を即座に捉える<割込伝送方式>によりリレーの制御及びON/OFF表示が高速に行えます。