電気自動車の充電について学ぶ

電気自動車・プラグインハイブリッド自動車ってなに?

環境対応車(エコカー)として注目される電気自動車。
100%電気で走る電気自動車(EV)とバッテリーの電力不足時にガソリンエンジンが稼働するプラグインハイブリッド自動車(PHEV)の2つに大きく分けられます。

電気自動車 EV(Electric Vehicle)  プラグインハイブリッド自動車 PHEV(Plug-in Hybrid Electric Vehicle)

電気自動車は、EV(Electric Vehicle)と呼ばれ、
搭載されている電池に蓄えた電気でモーターを回転させ走行します。

プラグインハイブリッド自動車は、PHEV(Plug-in Hybrid Electric Vehicle)と呼ばれ、プラグで充電可能な電池のほかにエンジンも搭載して双方を併用して走行します。電池不足時には、ガソリンエンジンを使用したハイブリッド走行が可能です。
(PHVとも呼ばれます。)

各自動車メーカーから販売されている主なEV・PHEV(PHV)の一例

(2016年5月時点)
種別 EV PHEV EV PHV EV EV EV PHEV PHEV
メーカー 三菱自動車工業株式会社 日産自動車
株式会社
トヨタ自動車
株式会社
本田技研工業
株式会社
メルセデス・
ベンツ日本
株式会社
ビー・エム・
ダブリュー
株式会社
ポルシェ
ジャパン
株式会社
フォルクス
ワーゲン
グループ
ジャパン
株式会社
車名 i-MiEV アウトランダー PHEV LEAF プリウスPHV フィットEV スマート
フォーツー
エレクトリック
ドライブ
BMW i3 パナメーラS
E-Hybrid
Golf GTE
写真 M X
※写真はSグレードです。

法人向けリース販売のみ

※写真はXグレードです。
普通充電 100V
(ケーブルはオプション)
(約14時間で満充電)
200V
(約4.5時間で満充電)
100V
(ケーブルはオプション)
(約21時間で満充電)
200V
(約7時間で満充電)
100V
(ケーブルはオプション)
(約13時間で満充電)
200V
(約4時間で満充電)
200V
(約11時間で満充電)
100V
(ケーブルはオプション)
(約180分で満充電)
200V
(約90分で満充電)
100V
(約23時間で満充電)
200V
(約6時間で満充電)
100V
(設定無し)
200V
(約8時間で満充電)
100V
(設定無し)
200V
(約8時間で満充電)
100V
(約10時間で満充電)
200V
(約2.3時間で満充電)
100V
(設定無し)
200V
(約3時間で満充電)
車載充電
ケーブル
の長さ
(標準)
5m 5m 5m 7.5m 5m 200V:
5.0m

100V:
4.5m
4m 7.5m 2.5m 7.5m
急速充電
(50kW)
急速充電
(約15分で
80%充電)
急速充電
(約30分で
80%充電)
急速充電
(約30分で
80%充電)
急速充電
(約30分で
80%充電)
非対応 急速充電
(約20分で
80%充電)
非対応 急速充電
(約30分で
80%充電)
非対応 非対応
総電力量 10.5kWh 16kWh 12kWh 30kWh 4.4kWh 20kWh 17.6kWh 21.8kWh 9.2kWh 8.7kWh
航続距離
(JC08モード)
120km 180km 60.8km
(外部充電のみ)
※1
280km
※2
26.4km
(外部充電のみ)
※Sグレードの場合
225km 181km 229km

33.2km
(外部充電のみ)

53.1km
(外部充電のみ)

詳細
  • ※1 G Premium Packageは60.2km
  • ※2 30kWh駆動用バッテリー搭載車の場合
  • ※ 時間は目安であり、気温や電源の状態により、充電時間が異なる場合があります。
  • ※ 上記情報は各メーカーが公表している情報に基づきます。

充電設備について

EVもPHEVも、電気を動力源としているため充電が必要です。電力は、車の外部から専用の充電ケーブルによって、車の電池に充電されます。
電気自動車の充電設備には、大きく分けて普通充電と急速充電の2種類があります。
(当社では現在、普通充電器のみを製造・販売しております。)

普通充電器
急速充電器

普通充電器は、一般に使用される単相交流200Vまたは100Vを使用します。(三相200Vは使用できません。)急速充電器より充電時間はかかりますが、設備導入費用の負担が比較的少なく、長時間駐車する住宅や事務所などのプライベートエリアや時間貸し駐車場・宿泊施設・商業施設などパブリックエリアでの利用におすすめです。
普通充電器にはさらに、「コンセント型」と「充電ケーブル付」があります。

急速充電器は、電源に三相200Vを使用し出力50kWが一般的です。高圧供給による契約が必要な場合が多く、設置にコストがかかります。高速道路のSAなど短時間で充電をする必要がある場所への設置が想定されます。

普通充電器(コンセント型)について

コンセント型で充電する場合は車載の充電ケーブルを使用し、電源プラグを充電用コンセントに、充電用コネクタを車両の充電口に接続して充電作業を行います。(図1、2)
充電に使用する充電用コンセントは、EV充電用コンセントとして差込プラグとともに日本配線システム工業会で規格化されています。(図3)

コンセント型の例

(図1)充電ケーブルの接続イメージ(車載充電ケーブル使用の場合)

充電ケーブルの接続イメージ

(図2)車載充電ケーブルの例(2016年4月時点)

充電ケーブルの接続イメージ

(図3)EV充電用コンセントのロック機構

電気自動車の充電ケーブルに求められる抜け防止機能として、コンセントカバーと(専用)電源プラグの突起部が引っかかりロックされる構造です。電源プラグをコンセントに差し込むだけで簡単に接続でき、操作性に優れています。

注)電源プラグはしっかりと奥まで差し込んでロックをしてください。差し込み不十分な場合、焼損や火災の原因となります。

EV充電用コンセントのロック機構

普通充電器(充電ケーブル付)について

充電器本体に「充電ケーブル」を装備しているので、車載ケーブルを取り出す必要がなく、
充電用コネクタを車に差し込むだけで充電ができます。
Mode3(モードスリー)タイプとも呼ばれます。
当社の普通充電器(充電ケーブル付)は、国際規格IEC:61851-1に準拠しています。

壁面取付タイプとスタンドタイプ

充電ケーブル付の例

< 参考(代表的な例) >

普通充電のモードは、充電制御方式によってMode1〜3に分かれます。(国際規格IEC:61851-1)

Mode3(モードスリー)充電について

EV普通充電設備の考え方(単相AC200V・100V用)

[設計・施工上のご注意事項]※車両により異なります。

【1】 電気自動車の充電時には、最大15A〜20Aの電流が流れることが想定されます。(2016年5月現在)
主幹ブレーカの容量は、充電時、車両の最大容量3〜4KVA(15〜20A)を配慮して選定してください。
また、電気温水器、IHクッキングヒーターなど大容量負荷を併用される場合は、主幹ブレーカの定格容量にご注意ください。
(定格容量の80%を超える使用状態が3時間以上続かないようご配慮願います)
注)電流制限器(リミッター)「有」で200V充電を行う場合、契約アンペア換算で30A〜40Aの電流値が必要となります。全体の電気使用量を考慮した配線設計・契約内容としてください。
【2】 充電用回路は専用分岐回路としてください。 ※EV・PHEV充電用電源は、充電時間の観点より、200Vをおすすめします。
【3】 分岐回路の遮断器には、漏電ブレーカ(感度電流15mA)を設置してください。
(但し充電回路で漏電発生時、特性上、主幹漏電ブレーカが先に動作する場合があります。)
【4】 将来の200V 30A充電対応を考慮して、配線はφ2.6、または5.5mm2をおすすめします。
【5】 充電時以外の盗電防止や電源プラグ抜き差し時の安全性をより高めるために、
EV・PHEV充電用電源スイッチ(盗電防止用)の設置をおすすめします。
【6】 屋外・屋側へEV充電用コンセントを設ける場合、毎日のご使用を考慮し、90〜120cmの高さに設置することをおすすめします。
【7】 駐車場内に施設する充電用スタンドなどは、
車両などの接触に因る損傷を避けるような場所選定や、防護柵などの設置をおすすめします。
【8】 夜間充電操作時の明るさを確保できるように、充電用コンセント近傍に照明器具を設置することをおすすめします。

普通充電器の設置位置について

充電設備の設置場所は、駐車場区画近くが基本となります。
電気自動車の車種により、充電口の位置や、充電ケーブルの長さが異なります。電気自動車ご購入時や充電設備を設置する際は、ご使用の自動車の仕様を考慮の上、設置位置を検討してください。