照明器具安定器のPCB使用有無判別方法や取り扱いについてご案内しております。

▼安定器の品名もしくは品番で判別する(照明器具品番では検索できません)

PCB有無の検索・証明書自動発行サービス

▼その他の情報で判別する

照明器具安定器のPCB使用有無を判別する

PCBとは

PCB(Poly Chloro Biphenyl)〈ポリ塩化ビフェニル〉

PCBとは、ビフェニルの水素が塩素で置換されたものの総称で、置換塩素の数と位置によって209種の同族体、異性体が存在します。この内、約100種が市販されていました。
当社製安定器に使用されていたものは、五塩化ビフェニルと呼ばれるものです。PCBは、化学的に不活性で難燃性であり、絶縁性が高く電気的特性に優れることから、熱媒体・印刷インク・感熱紙・絶縁油・コンデンサー油などに使用されていました。

弊社では1957年(昭和32年)より1972年(昭和47年)8月迄の15年間、放電灯(蛍光灯・HID)安定器内の力率改善コンデンサー内に絶縁油として使用していました。
※このときの絶縁油のPCB濃度は高濃度(100%)でした。
※非常用照明器具および誘導灯のブロックにはPCBを使用しておりません。

PCBを使用した安定器は定められた期限までに処分しなければなりません

北海道(室蘭)・東京事業エリアは2023年(平成35年)3月31まで

北九州・大阪・豊田事業エリアは2021年(平成33年)3月31日まで

詳細は以下リンク先をご参照ください。

PCB安定器(コンデンサ)を使用した照明器具

PCBは1957年(昭和32年)1月から1972年(昭和47年) 8月までに製造された、次の器具の安定器に使用されています。
※安定器は照明器具本体に内蔵されているか、ポールや取付台など照明器具の周辺に設置されています。

蛍光灯器具の画像

蛍光灯器具
(オフィス・教室用等)

HID器具(水銀灯など)の画像

HID器具(水銀灯など)
(高天井用・道路用)

低圧ナトリウム灯器具の画像

低圧ナトリウム灯器具
(トンネル用)

安定器の設置個所(例)

安定器の設置個所の画像

出典:照明工業会「安定器・制御装置ガイドブック」

PCB安定器を使用していない照明器具

器具の種類で判別

以下①~⑤に該当する照明器具はPCBを使用していません

①Hf蛍光灯用照明器具

Hf蛍光灯用照明器具の画像

②コンパクト蛍光灯用照明器具

コンパクト蛍光灯用照明器具の画像

③電球形蛍光灯(パルック ボール)用照明器具

電球形蛍光灯の画像

④LED電球用照明器具およびLED一体型照明器具

LED電球用照明器具の画像

⑤住宅用照明器具

※まれに施設用照明器具を一般家庭用に使用しているケースがあります。ご注意ください

宅用照明器具の画像

※安定器交換によるリニューアルの際に天井裏などに古い安定器が残っている場合があります。
この場合、上記の情報では残った安定器のPCB使用有無を判別できません。別途ご確認ください。

器具または安定器の銘板で判別

照明器具本体もしくは安定器の「銘板」に記載されている情報をご確認ください

安定器銘板の位置(例)

蛍光灯安定器の画像

蛍光灯安定器
(器具本体に内蔵)

HID(水銀灯など)安定器の画像

HID安定器(水銀灯など)
(おもに取付台・ポール収納ボックスに設置)

低圧ナトリウム灯安定器の画像

低圧ナトリウム灯安定器
(器具本体に内蔵または別置)

以下①~⑤のいずれかに該当する照明器具および安定器はPCBを使用していません

①製造会社名が“パナソニック電工株式会社”または“パナソニック株式会社”であるもの

製造会社名が“パナソニック電工株式会社”または“パナソニック株式会社”であるものの画像

②製造年月が1972年9月以降のもの

表示例(照明器具)1999年10月21日製造

表示例(照明器具)1999年10月21日製造の画像

表示例(安定器)1992年10月8日製造

表示例(安定器)1992年10月8日製造の画像

③力率が85%未満

力率が85%未満の画像

④「PCBは使用していません」またはⓃマーク(黒字・丸囲み)の表示がある安定器

「PCBは使用していません」またはⓃマーク(黒字・丸囲み)の表示がある安定器の画像
「PCBは使用していません」またはⓃマーク(黒字・丸囲み)の表示がある安定器の画像

※Nマーク(赤・丸囲み)はPCB不使用の意味ではありません

※Nマーク(赤・丸囲み)はPCB不使用の意味ではありませんの画像

⑤起動方式がGL・GM・EL・GPLの照明器具

起動方式がGL・GM・EL・GPLの照明器具の画像
起動方式がGL・GM・EL・GPLの照明器具の画像

安定器の外観で判別

ケースが緑色または白色の安定器はPCBを使用していません。
※1982(昭和57)年頃から安定器のケースの色を緑色に変更し、その後は白色に変更しました。

安定器の外観で判別の画像

安定器外付けコンデンサについて

外付けコンデンサのPCB使用有無については下記リンク先へ問合せ下さい。

PCB使用コンデンサの判別について

外付けコンデンサにPCBを使用していないことが確認できた場合、照明器具としてもPCBを使用していないと判断できます。

安定器外付けコンデンサの画像

※「AF」「MP」「CONDENSER」「CON」などの表示があるもの

上記の方法で判別できない場合

旧松下電工製安定器(一部、旧松下電器産業製含む)

安定器の品名(形式)もしくは安定器の品番から検索できます。(照明器具品番では検索できません)

その他の製品/三洋電機製照明器具・安定器

上記の方法で判別できない場合

ご不明な点は下記にお問い合わせください。

照明器具のPCB使用安定器に関するお問い合わせ先

パナソニック 照明と住まいの設備・建材お客様ご相談センター(受付時間 9:00=18:00)

PCB廃棄物の処理について

PCBを使用する製品

PCB機器処理を行います。自治体に届け出をし、中間貯蔵・環境安全事業株式会社(JESCO)に処理申込み・登録を行ってください。

http://www.jesconet.co.jp/

PCB廃棄物の保管にあたっては、廃棄物処理法施行規則に定められている「特別管理産業廃棄物保管基準」にしたがって保管することが必要です。

PCBを使用しない製品

各自治体のルールに従い、廃棄物として処理してください。

(産業廃棄物はマニフェスト管理)

PCB廃棄物の処理については、お近くの都道府県・政令市にお問い合わせください。

PCB使用中止の法的根拠・注意事項

使用中止の法的根拠

1972年(昭和47年)3月21日付通産省通達によります。

注意事項

PCBは「カネミ油症事件」のように摂取を続けると吐き気や皮膚・肝臓障害の中毒症状が指摘されています。
万一、PCBが身体に付着した場合は、下記応急処置をした後、医師の診断を受けてください。

  1. 万一PCBが皮膚に付着した場合は、PCBに汚染された衣服を直ちに脱ぎ、水ならびに石鹸水で洗浄して下さい。(アルカリ性の強い石鹸は使用しないで下さい。)
  2. 口腔内に入った場合は、直ちに吐き出し水でうがいを繰り返して下さい。
  3. 目に入った場合は、直ちに多量の洗浄水で15分以上洗眼した後、3%のホウ酸水で洗眼して下さい。
  4. 蒸気を吸入して気分が悪くなった場合は、新鮮な空気の所で安静にしてください。

上記応急措置をして、速やかに医師の診断を受け、指示に従ってください。