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P.L.A.M. PLAM プラム | 照明設計サポート設計知識とツール 照明設計資料

照明設計資料

複合天井システムの設計

新耐震基準

[ 複合天井システムの耐震安全性 ]
■ 複合天井システムの耐震安全性
 パナソニックでは、過去の地震による天井被害の分析結果や社内外での振動試験結果等を参考にして「システム天井の新耐震基準」を設定し、製造、設計、施工の各面での耐震仕様を定め、耐震安全性の追求を図っています。

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[ 表2 システム天井の耐震の基本対策 ]

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[ ブレースの負担面積 ]
 システム天井を設置する部屋の重要度により、耐震グレードを設定する。耐震度は、ブレースの数量(ブレース1組の負担面積)により決まる。耐震グレードによるブレース1組の最大負担面積は表1のとおりです。また、ブレースの材料は表2のとおりです。

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 天井部材とブレースの耐力が地震による天井の慣性力より大きくなるように設定します。

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 ブレースの耐力(ブレースの配置、ブレースの材料、天井懐寸法、吊りボルトピッチ)、天井部材の耐力、天井の質量によりブレース1組の負担面積は異なります。スクエアタイプ、Tバー15D、天井面水平入力加速度が1G、天井の質量10kgf/uの場合ブレース1組の負担面積は、表3のとおりです。ただし、詳細に求めた場合はその値を採用することができます。(P.4ブレースの耐力表」、表3の「ブレース1組の負担面積」参照)また、その他の天井システムの場合は、表3のメインバー方向の値とします。

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[ ブレースの設置方法 ]
1)ブレースの固定は、専用金物または、φ4ビス2点止めにします。溶接の場合は3点溶接以上、溶接長5〜7mmとします。ブレース固定部の水平耐力は2,000N以上とします。

2)ブレースの固定位置は、上端はスラブから75mm程度以内で吊りボルトに固定します。下端は吊りボルトを設置したハンガー、または、野縁受けチャンネルに固定します。野縁受けチャンネルに設置する場合は吊りボルトから水平距離で150mm以内の位置とします。また、ブレースを設置した部位のハンガーはTバーや野縁受けチャンネルとビスで固定します。

3)ブレースの角度は、30〜45º程度とします。45ºを超える場合は耐力が減少するためブレースの耐力を求めブレースの負担面積を設定します。

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[ ブレースの配置方法 ]
 V字、または(逆)ハの字配置とします。天井周辺部および中央部に負担面積以内になるように均等に配置します。間隔は1,600mm(グリッドタイプの場合は2,600mm)以内とします。下図「ブレースの配置例」参照。

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[ ブレース耐力表 ]

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[ ブレース材断面2次モーメント表 ]

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[ 各部補強方法 ]
●ブレースは負担面積内にX,Y方向に1組設置してください。
●ダクトなどによって所定の位置に設置できない場合などは、その周辺に設置してください。その際、となりのブレースとの
 間隔が空きすぎないよう注意してください。(図1ー@)
●ブレースの設置角度は、30º〜45º程度以下とし吊りボルトおよびCチャンネルとは、それぞれ3点以上の箇所で溶接または、
 φ4ビス2点止めとしてください。また、ブレースを設置する際には、ダクトなどを吊る吊りボルトなどは使用しないように
 してください。(図1ーA)
●天井面に天井カセットなどの空調を取付ける場合などは、Tバーや天井材といった部材の落下防止補強が必要となってきます。

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 また、空調機器にブレース補強が施してあるかを確認してください。施していない場合、地震時にシステムと干渉して壊れる恐れがあります。(図2ー@ーA)

●その他のタイプについても、同様の補強を施してください。

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●壁廻りはチャンネルC38×12×1.2(JIS相当品)を使用し、全てのTバーを吊り下げてください。

●Cチャンネルを流す位置は、壁面より150mm以内を基準としてください。(図1)

●納まりの問題でCチャンネルを流せない場合は、各種ジョイナーを使用し、全てのTバーを廻縁と固定してください。

●ブラインドBOXや防煙垂壁部など天井下地が切れる箇所は全て壁廻り同様にCチャンネルで吊り下げてください。Cチャンネルを流すことが可能な箇所にはジョイナーを取付けなくても問題ありません。(図2)

●スクエアタイプで、壁面から150mm以内でTバーが取付き、納まりの問題でCチャンネルを流せない場合は、全てTバーをジョイナーで固定してください。ラインタイプなどは、基本は壁面から150mm以内最低でも500mm以内でもCチャンネルを使用し吊り下げてください。(図3・図4)

●壁廻りでスリットを設ける場合などは必ずスチールTバーを見切り材として使用してください。それ以外の部材を使用する際は、別途検討が必要です。(図5)

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●システム天井に設定するパーティションの重量は40kg/u程度以内とし、それ以上の重量物に関しては、別途補強を施してください。

●ブレース材はC38×12×1.2(JIS相当品)以上としてください。

●ブレース材は必ず吊りボルトやCチャンネルに設置してください。Tバーに直接ブレースをとると地震時にTバーの変形や破損の原因になります。

●ブレースの設置角度は30º〜45º程度以下とし、吊りボルトおよびCチャンネルとはそれぞれ3点以上の箇所で溶接または、φ4ビス2点止めとしてください。

●ブレースは スクエアタイプ  2,600mm以内
ラインタイプ   1,600mm以内
に両端に1組設置してください。(図1・図2)ただし8m以下で区画された場合のパーティションで自立性の高いものはブレースは不要とします。
(ロックウール工業会『システム天井の間仕切りブレース補強ガイドライン』参考文献)

●パーティションは、天井板やHバーなどにライナーを取り付けないでください。
天井板に取り付ける場合は、Mチャンネル等で下地を施してから設置してください。
スクエアタイプ、ラインタイプ、その他タイプのTバー等へのビス止めはしないでください。
各タイプごと専用金具を使用してパーティションを設置してください。

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[ 大規模空間の天井 ]

●ブレース材はC38×12×1.2(JIS相当品)以上としてください。(図1)

●ブレース材は、負担面積以内にX,Y方向に1組配置してください。

●ブレースは1,600mm程度の間隔で均等に配置してください。

●ブレースの設置角度は30º〜45º程度以下とし、吊りボルトおよびCチャンネルとはそれぞれ3点以上の箇所で溶接または、φ4ビス2点止めとしてください。

●ブレース材は必ず吊りボルトやCチャンネルに設置してください。Tバーに直接ブレースをとると地震時にTバーの変形や破損の原因になります。

●天井懐が1,500mmを超える場合は、水平振れ止めをX,Yの方向に1,800mmピッチ以内で設定し更に、ブレース補強をしてください。(図2)※溶接のかわりに「溶接レスブレース金具」の使用も可能です。

●壁面部は、廻り縁とは固定せず、100mm以上のクリアランスをとってください。また、天井端部は吊りボルトで吊り上げてください。(図3)

●天井の折れ曲がり部の納まりについては、それぞれのCチャンネルの接合部の溶接または、ビス止めとし、接合部付近にある吊りボルト同上も振止めを溶接でとってください。(図4)

●ワイヤーメッシュ等の天井板を使用する場合は、TバーやCチャンネルなどの天井下地に金具等で緊結し、落下防止を施してください。(図5)

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耐震設計

[ 耐震安全性の検討方法 ]
 右の「耐震安全性を考慮した複合天井システムの設計手順」に従って、特に耐震安全性の検討をする必要があります。それ以外の場合は「複合天井システムの設計・施工基準」に従って設計してください。

■ 耐震安全性の検討が必要な複合天井システム

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[ 表2.耐震安全性を考慮した複合天井システムの設計手順(チェックリスト) ]

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クロスタイプ複合天井システムの設計・施工基準

クロスタイプ複合天井システムの設計・施工基準

たわみについて

■天井枠のたわみ
 Tバー・Hバー等の天井枠は、天井板・設備機器(照明器具・空調吹出口など)の荷重を受けてたわみます。たわみ量が許容限度をこえないように、Tバーの間隔・インサートピッチ(支点間の距離)を決定してください。

■たわみ量の許容限度
 たわみ量の許容限度は、外観上から問題になることが多く、支点間の距離の1/800程度のたわみ量(または1/640)であれば、目視上はほとんど目立つことなく許容できます。計算によりたわみ量を求める場合は、材質・施工のバラツキを考慮して、許容限度は1/1000(または1/800)としてください。

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■たわみ量の計算方法
 Tバーのたわみ量は@支点間の距離、ATバーの断面形状、B材質(スチールまたはアルミ)、C接続構造(メインTバーまたはクロスTバー)、D荷重(集中荷重または分布荷重)によりかわり、次に示す計算式により求められます。


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■天井枠の湿度による伸び
 アルミやスチールのTバー、Lバーは温度差により伸び縮みします。特にアルミは、スチールに比べて2倍の線膨張係数であり、冬期で気温が低い場所に施工する場合は、使用開始後の温度条件を考慮して、接合部に適当な隙間をあけておかないと、夏期Tバーの通りに狂いを生じたり、極端な場合には、Tバーが蛇行を起すことになります。

■Tバーの伸びの計算方法
(伸縮長さ)(長さ)(温度差)(線膨張係数)
儉 = L × 冲 × α
 α : 2.35×10−5(アルミ)
 α : 1.13×10−5(スチール)

■天井枠の隙間
 過去10年間の月別平均温度(東京)は、最高が8月の31.2℃、最低が1月の1.2℃でその温度差(冲)は30degです。この温度差におけるアルミの伸びは、定尺3.2mのアルミで約2.3mmにもなります。実際にはシステム天井の施工時の現場の温度と完工時の現場の温度差や使用時の部屋の温度差を考慮して、Tバーの隙間を決定しますが、一般的には下表の通りとしてください。

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■Tバーの温度による伸びのトラブル
 Tバーの接合部に適切な隙間をあけずに施工した場合は過去にTバーの蛇行や、壁面のボードの圧壊等の被害が発生しています。特に次にあげる条件の時にトラブルが発生していますので注意して施工してください。

●広い部屋でTバーの長さが40m程度を超える場合
●窓際に平行にTバーを通す場合
●寒冷地で急速暖房する場合

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天井枠のたわみ量の計算例

製品安全データシート

[ ハイロッキーL ]

ハイロッキーL

[ 天井板認定書について ]
 建築スパンと照明器具の種類の組み合わせで、用途に応じて選べるバリエーションです。

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[ ハイロッキーLの特長 ]

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認定証

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