建築設計REPORT Vol.03
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RECENT PROJECTS03屋上に設置した太陽光発電システムの電気を集合住宅の専有部に供給長崎市中心部のショッピングエリア、諏訪町に計画されたビバシティ諏訪町弐番館は、地上8階・総戸数28戸の集合住宅。「これまでも3棟の集合住宅に太陽光発電システムを採用していたが、共用部の電力供給に限られていた。今回採用したのは太陽光発電の電力を専有部に供給するシステムで、環境やエコに対する意識を高めるため、以前から取り組みたかった」と東栄不動産株式会社 企画室主任 田瀬直也氏は語る。太陽電池モジュールHIT233 140枚を屋上に設置し、一戸あたり5枚(1.16kW)を専有部で利用。太陽光発電システムから得た電気は住戸内の照明や家電などに利用するだけでなく、電力会社に売電も可能。また、発電量や売電量はエネルギーモニタによってリアルタイムに確認することもできる。分譲マンションとして専有部に太陽光発電システムを採用するのは長崎県で初めてということもあり、大きな関心を集めている。ビバシティ諏訪町弐番館VIVACITY SUWAMACHI 2BANKAN①屋上に設置された太陽電池モジュールによる電力が、照明や各種電化機器に供給される9

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