建築設計REPORT Vol.03
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RECENT PROJECTS05被災地の小学校に創蓄連携システムを導入し災害時の電力インフラと環境教育に貢献コカ・コーラ復興支援基金は、東日本大震災で被災した岩手県、宮城県、福島県の公立小中学校に太陽光発電システム設置の費用助成を決定。2011年11月、文部科学省の支援とともに第一期対象校11校が決定され、福島県相馬郡新地町は3小学校と1中学校、全ての小中学校が採択された。新地町立駒ヶ嶺小学校はその一つ。ここに、太陽光発電システム(20kW)と蓄電池(15kWh)、これを最適制御する創蓄連携システムが導入された。災害時には、蓄電池の電力により非常用LED照明を点灯し、避難所になる体育館と防災基地となる職員室に非常用コンセントから電力を供給。震災で強く求められた情報アクセスに配慮されている。新地町では以前よりICTを用いた教育に熱心に取り組んでおり、今後はICTの活用により、エネルギーを中心とした環境教育の活発化が計画されている。新地町立駒ヶ嶺小学校KOMAGAMINE ELEMENTARY SCHOOL, SHINCHI-MACHI①各学年の教室がある教育棟の屋上に設置された太陽電池モジュール①13

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