建築設計REPORT Vol.03
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RECENT PROJECTS02太陽光発電システムとリチウムイオン蓄電池で停電時にも共用部照明とエレベータを稼働予定1970年代に神戸市を代表するニュータウン建設が始まった。その一つが須磨区名谷。その中心にあたる神戸市営地下鉄「名谷」駅から徒歩4分の場所に総戸数434戸の大規模分譲住宅が誕生する。さまざまなこだわりの中で特徴的なのは、プラウドのエコビジョン。「へらす」「つくる」「いかす」をキーワードに、環境との共生が考えられている。その「つくる」を代表するのが、太陽光発電システム(15kW)とリチウムイオン蓄電池(4kWh)の創蓄連携システム。万一の停電時には、共用部照明とエレベータを稼働する計画。ターゲットは第一次取得層と熟年層で、モデルルームはターゲットを明確にした上で、広さの異なる3室を配置してライフスタイルを提案。その1室では、LED照明やエアコン、冷蔵庫などのエコナビ搭載家電を実際に稼働し、どれくらいの省エネが図れるかを『エネミエール』でリアルタイムに表示している。プラウドシティ神戸名谷PROUD CITY KOBE MYODANIエコナビ搭載・高効率エアコンをリビングに標準装備することで床暖房設備を不要としている。写真は、専有部の家電製品やLED照明器具の消費電力をリアルタイムに計測しているモデルルーム

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