計測データは数字の塊です。しかし、これをグラフにして視覚化すると、さまざまな問題点や解決方法が見えてきます。グラフにはさまざまな種類があります。ここでは、省エネデータをグラフ化するポイントをご紹介します。

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単純な総量データは並び替え(ソート)を活用!

毎日の電力量などのエネルギーのデータも、単純に横軸に日付や時間を取るのではなく、量の多い(少ない)順に並び変えてみよう。並べてみれば、ある特定の曜日だけ飛び出していたなんてこともよくあります。
どのような理由でそうなっているのか、傾向を見つけ出すことが省エネへの第一歩。傾向から何らかの原因がつかめれば、きっと対策も見つかります。

グラフに平均ラインを入れてみよう。

平均ラインの近辺に集まっているのか、ばらつきが激しいのか、そんな些細な傾向によっても対策は変わってくるのです。
グラフ上で、同じ傾向を示している部分はありませんか?そして、それらがそうなる原因は何ですか?そんな気づきの1つ1つが省エネへ近づくのです。

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石の上にも三年。継続は力なり。

エネルギーの総量をグラフ化する際の基本は、X軸に「月」、Y軸に「総量」が基本です。
これを年度ごとに<横並び棒グラフ>にすることで、毎年順調に削減できているのか把握できます。上の棒グラフを分析するにあたり、中間期、冬季、夏季に分けて傾向を把握しましょう。
暖冬や冷夏などに影響されない中間期でのエネルギー削減が、年間通してのペースダウンのコツになります。

使用傾向を管理するにあたり、必ず累積の折れ線グラフに直してみましょう。

横並び棒グラフだけでは、気づかなかった傾向、(例えば、前年に比べて中間期の削減幅が減っているなど)も発見できるかもしれません。

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エネルギー以外の数値も積極的に活用!

エネルギー使用状況を「知る」には、エリアを分けて計測し、傾向を把握するのが基本です。全体的には減少傾向であっても、あるエリアだけでは「増エネ」ということはよくあることです。全体の総量だけを見て満足せず、同じようなエリアを「原単位」(※)などを用いて比較してみましょう。

原単位として活用する項目は、面積(u)だけではありません。

建物でいえば利用人数、店舗でいえば営業時間なども立派な原単位となり得ます。どのような数値を原単位に選ぶか、自分たちの環境にあった原単位を選択して、省エネに取り組んでください。

※原単位とは:エネルギー効率を表す値。単位量の製品や額を生産するのに必要な電力・熱(燃料)などエネルギー使用量の総量のことで、一般に、省エネルギーの進捗状況をみる指標として使用される。(EICネット)

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省エネチューニング。はじめてみませんか?

もしあなたの建物にBAシステムが導入されているなら、一日の熱量負荷のグラフと、全熱交換器の稼動台数のグラフを重ねてみたことはありますか?稼動台数の動作は、想定通りでしたか?
建物の利用(運用)状況が、当初の想定から大きく変化することはよくあることです。
設計・施工時には、余裕をみたパラメータ設計をしているものです。
導入当初のままではなく、建物用途、運用状況の変化に応じて適切なパラメータに調整する…それが「省エネチューニング」です。

まずは、できることから。

空調機関連でいえば、フィルターの清掃や、ベルトの張りの調整など、あまりお金をかけず可能な省エネ手段もたくさんあります。
まずは、できるところから見直してみてはいかがでしょうか?

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グラフには省エネのネタがいっぱい!

このように省エネのネタ探し(省エネ分析)には、グラフの表現方法1つとってみても、さまざまな奥深いノウハウがあります。
エネルギーデータを収集してはみたけど、それをどうやったら省エネに結びつけれるのかわからない。そんなあなたに、パナソニックはきっと、きっとお力になれます。

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