コープさっぽろ西宮の沢店

究極のエコスーパーを展開するために最初の1店をどうつくればいいのだろう。食品店舗のエネルギーソリューションコープさっぽろ西宮の沢店

お客様の課題

究極のエコ店舗を創りだし、建設と運営でCO2排出量を半減したい。

組合員数136万人を超えるコープさっぽろ様では、2008年度から環境への取り組みが強化され、廃棄物の削減やリサイクルなど、さまざまな試みがなされてきました。その一環として進められたのが「店舗の建設と運営でCO2の排出量を半減させる」という目標を掲げた新店舗開発プロジェクト。国立大学法人室蘭工業大学との間で共同研究を行い、研究成果である省エネ技術・太陽エネルギーを活用するとともに、道産カラマツ集積材を用いることで木造店舗が完成しました。ここでは、お客様に不快感を与えることなく、冷凍冷蔵設備や照明設備の消費電力量を削減することが課題となりました。

室蘭工業大学とコープさっぽろは、店舗のCO2排出量半減を共同で研究・計画。そこから生まれた課題の一つ、機器の省エネ化にパナソニックが応えました。

室蘭工業大学とコープさっぽろは、店舗のCO2排出量半減を共同で研究・計画。そこから生まれた課題の一つ、機器の省エネ化にパナソニックが応えました。

取り組み

設備単体の省エネだけでは足りない。その先をどうするか?

適材適所のあかりで省エネを図る。コープさっぽろ西宮の沢店では、売り場にWエコ環境配慮型照明器具、軒下にLEDダウンライト、レジ上部にLEDベース照明を導入。天井には外の明るさに合わせて自動調光するための照度センサを設置しました。また従来の代替フロン冷媒の冷凍機と比べ消費電力を約10%削減するノンフロン冷凍ショーケースを採用。店内の随所に省エネ効率の高い設備を導入しました。そして、さらなる“究極の”エコを目指して、その先のアイディアを追求していったのです。

レジ・サービスカウンター上部にLEDベースライト調光型を設置。

レジ・サービスカウンター上部にLEDベースライト調光型を設置。

ノンフロン冷凍ショーケース:スライドカバーが冷気を逃さず省エネに貢献。

ノンフロン冷凍ショーケース:スライドカバーが冷気を逃さず省エネに貢献。

効果

照明とショーケースの連携制御で約40%省エネ。

ショーケースからもれる光にも、人は明るさを感じている。ならば、「照明設備とショーケースの照明を連携制御して、あかりのムダを徹底的にカットしよう。また、外気温や店内温度に合わせてショーケースの温度も連動で変化させ、さらに省エネを目指そう。」埼玉県桶川市のパナソニックテクニカルサービス敷地内にある実験店舗でのノウハウも活かし、照明とショーケースの連携制御システムを提案。こまやかなコントロールで、消費電力約40%※削減を達成したのです。
※コープさっぽろ従来型設備の店舗(遠軽みなみ店)との消費電力数値〈店舗全体の電力(Wh/day)を売り場面積(m²)1 時間当たり(h)で割り算出した原単位〉の比較による。

照明と冷凍・冷蔵システムを統合:外光の明るさや時間帯によって店内照明とショーケース庫内照明が連動し最適化。

照明と冷凍・冷蔵システムを統合:外光の明るさや時間帯によって店内照明とショーケース庫内照明が連動し最適化。

昼間は外光を取り入れ、明るさを抑える。

昼間は外光を取り入れ、明るさを抑える。

明るさを評価する「Feu:フー」でストレスフリーの節電。

どんなに省エネが達成できても、暗い売り場で売り上げが下がっては意味がない。生鮮食料品がより瑞々しく見え、手に取りたくなるような明るい店舗空間が実現できているか。高齢者の方にも最適な明るさになっているか。単なる照度ではなく、パナソニック独自の明るさ感指標「Feu」を用いて徹底的に検証しました。また、20代から高齢まで、様々な世代のお客様にご協力いただき、感性評価を実施。お客様目線にたったエコスーパーは、こうして誕生したのです。

CGによる「Feu」シミュレーション:明るさ感のシミュレーションの結果をFeu値とともにCGでビジュアル化でき、仕上がりイメージを共有できる。

CGによる「Feu」シミュレーション:明るさ感のシミュレーションの結果をFeu値とともにCGでビジュアル化でき、仕上がりイメージを共有できる。

将来のビジョン

モデル店から全店へ拡げる、エネルギーマネージメント。

パナソニックが次のステップとしてできることは、まだ数多くある。各ゾーンで照明の色温度を変えて、さらに快適な売り場にすること。設備ごとにエネルギー使用量を計測し、ムダをきめ細かく見える化すること…。また、各種センサからのデータ無線伝送システムや、遠隔地からエネルギー管理ができるクラウドサービスを活用したシステムも提案中。コープさっぽろの111店舗すべてでエネルギーマネジメントを展開することで、さらなるエコを目指します。

色温度は、温涼感に影響を与え、空間の雰囲気を左右。色温度が高いほど涼しいイメージ、低いほど温かいイメージになる。

色温度は、温涼感に影響を与え、空間の雰囲気を左右。色温度が高いほど涼しいイメージ、低いほど温かいイメージになる。

さらなる拡がり

遠隔監視サービスで節電と食の安全をさらに追求。

パナソニックの24時間365日の遠隔監視サービスを使えば、消費電力のほか、冷凍・冷蔵設備や店内の温度と湿度をモニタリングし、履歴を集計。電力のムダの把握や商品の品質管理が可能。節電と食の安全を両立します。さらに、人の呼吸量で来客数を感知するCO2濃度センサや照度センサ、温度センサ。データを確認するためのPCやモニター、スマートフォンなどの機器をトータルで提供し、システム全体をまるごと構築することができます。

用語解説

Feu

人の感じる空間の明るさ感を数値化する、照明における新しい指標。現在、一般的に照明の明るさの基準として用いられているのは、120年前に作られたルクスという単位です。ルクスとは照明が当たっている平面、一般的には床面や机上面など水平面の明るさだけを示しています。人は空間を見るとき、床だけを見るのではなく、天井や壁も見ています。壁に当たる光や床からの反射光などの影響を総合的にとらえ、空間に対する明るさ感を数値化した指標が「Feu」です。

色温度

光源自体の温度ではなく、光の色合いを数値で表したもので、単位はK(ケルビン)。色温度が低くなればなるほど、赤みがかった光色になり、高くなればなるほど、青っぽい光色になります。晴天の昼間の光は5,500〜6,000K、白熱電球は2,800K前後と言われています。

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