東松島市立宮戸小学校

災害時に備えて防災機能が求められる小学校に必要な電力を自給自足したい。東北復興ソリューション東松島市立宮戸小学校

東北復興の課題

不安な避難生活を経験し、学校の防災機能強化を痛感

東松島市立宮戸(みやと)小学校は、日本三景の一つ松島湾に浮かぶ宮戸島(広さ約7.4m²)で唯一の小学校です。住民の大半がこの学校を出ているため愛着心は強く、児童のいない家庭でも、PTAなどの学校活動に積極的に参加されるそうです。
児童も海の作業を手伝ったり、地引網の体験をしたりと、地域と小学校は固いきずなで結ばれています。
校舎は島のほぼ中央の高台にあることから、東日本大震災では住民の大半約1,000名がここに避難して、津波の難を逃れました。
しかし80mほどしか離れていない陸地と島を結ぶ唯一の橋が壊れ、停電で通信手段も失った宮戸島は孤立。避難した人たちは外部と連絡がつかない中、不安な夜を過ごされました。
それから約2〜4か月間、避難所生活は続きました。他地区の船や自衛隊のヘリコプターなどにより物資の支援は受けることができましたが、ライフラインの復旧は遅れ、島に電気が通じるまで3か月半近くかかりました。こうした経験から、島の人たちも学校関係の方々も、災害に備えた学校設備の必要性を改めて痛感していました。

外観

外観

校舎の屋上に設置された太陽光パネル。発電効率と立地条件の良さで、職員室の使用電量をほぼカバー

校舎の屋上に設置された太陽光パネル。発電効率と立地条件の良さで、職員室の使用電量をほぼカバー

取り組み

太陽光発電システム10kWと蓄電システム15kWhの創蓄連携システムを導入

その願いを実現したのが「コカ・コーラ復興支援基金」※です。この基金に東松島市が応募。宮戸小学校が対象の一つとして選ばれ、防災力強化のための助成を受けることとなりました。
基金の活用で宮戸小学校に設置されたのは、当社の太陽光発電システム「HIT233シリーズ」48枚(約10kW)と、「公共・産業用リチウムイオン蓄電システム」(蓄電容量15kWh)による、創蓄連携システムです。
完成は2012年7月。これにより通常時の省エネはもちろん、万一の停電でも昼間は太陽光発電で電力を確保。夜間や雨天など太陽光で発電できないときは、最低限の照明などに必要な電力を約6時間分、蓄電池から入手できるようになりました。
※被災地の復興支援のため、ザコカ・コーラカンパニーが設立した基金。
学校や公共施設の建設・整備に活用されている。

太陽光パネル裏にコンパクトに収められた機器類。右から気温計気象変換箱、接続箱など

太陽光パネル裏にコンパクトに収められた機器類。右から気温計気象変換箱、接続箱など

停電時、夜間でも電源を確保する「リチウムイオン蓄電システム」

停電時、夜間でも電源を確保する「リチウムイオン蓄電システム」

効果

職員室の照明やパソコンの電気を自給自足。環境教育の一環としても貢献

竣工セレモニーではモニターが点灯した瞬間に、詰めかけた島の人たちの間から歓声が沸き上がったそうです。
それから約半年。職員室で必要とされる照明やパソコン用などの電気はほぼ全量、創蓄連携システムでまかなっています。
生きた教材として、環境教育の発展にも貢献完成した創蓄連携システムは、教育にも活かされるものと期待されています。
今後は想像学習などの時間を使って太陽光発電の仕組みを学んだり、環境教育をさらに促進するための教材として、創蓄連携システムが活用される予定です。玄関の壁に設置された大型モニターには、太陽光発電のしくみや現在の発電量などがひと目でわかるように表示され、児童や地域の方々の環境意識の向上に役立っています。

太陽光発電の仕組みや発電量が表示される大型モニター

太陽光発電の仕組みや発電量が表示される大型モニター

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