東京のシンボルとなるタワーをオールLED照明で彩りたい。
2012年春、電波塔として世界一の高さ※1(634m)を誇る東京スカイツリー®が開業を迎えました。東京スカイツリー®の照明プランニングがスタートした当初はHID(高輝度放電灯)が想定されていましたが、省エネなどのニーズを受けて全てをLED照明でまかなうことが検討されました。しかし、当時はLEDは市場に投入されたばかりで店舗用の小さなスポットライト光源として利用されている程度で、140m以上先を照らす投光器など想像もできませんでした。また、標準のLEDでさえ熱を逃がすのに苦労しているのに、今までにない高出力になったら、熱をどう逃がせばよいかも未知数でした。
※1 自立電波塔として、2011年12月現在
「東京スカイツリー®概要」
事業主体 :東武鉄道株式会社
東武タワースカイツリー株式会社
設計・監理 :株式会社 日建設計
照明コンサルタント :有限会社 シリウスライティングオフィス
(デザイン・シミュレーション)
建築施工 :株式会社 大林組
ライティング機器施工 :電気興業株式会社
東京スカイツリー®画像提供 :東武鉄道(株)・東武タワースカイツリー(株)