計測値トラブル対応フロー

分岐回路がマイナス値になっている

1.分岐用CTの向き(負荷側・ブレーカ側)は正しいですか?

分岐CT(100A)の場合

「負荷または発電側」が負荷側(照明・コンセントなど)、また「ブレーカ側」はブレーカ側になっていますか?

分岐CT(30A)・増設用CTの場合

「負荷側」が負荷側(照明・コンセントなど)、また「ブレーカ側」はブレーカ側になっていますか?

2.分岐用CTを取り付ける電線は正しいですか?

100Vのブレーカの場合

「L」側にCTを取り付けていますか?

200Vのブレーカの場合

「L1」側にCTを取り付けていますか?

3.特定CTの電圧および電圧相は正しく設定されていますか?

電圧(100Vまたは200V)は計測ユニット中段のディップスイッチで設定します。

電圧相(L1またはL2)は計測ユニット下段のディップスイッチで設定します。

<例1> 特定5CTが200V負荷の場合
・中段の「5」のスイッチを『200V側(上側)』とし、下段の「5」のスイッチは『L2側(下側)』とする。

<例2> 特定6CTが100V負荷の場合
・中段の「6」のスイッチを『100V側(下側)』とし、下段の「6」のスイッチはL1相またはL2相に合わせて設定する。
(住宅分電盤を正面から見て上側(L1相)、下側(L2相)です)

計測ユニットへの電源接続(L1・L2)は正しいですか?

4.計測ユニットの電源端子が、正面から見て左からの並びで接続されていますか?

5.計測ユニットに電源供給しているブレーカの接続()に間違いはありませんか?

6.SHN型単三分岐ブレーカ(BSHN2202)をご利用の場合、上段(L1相)か下段(L2相)かの設置によって正面から見たときに色の並びが異なります。正しく接続されていますか?

 ●上段の場合→正面から見て左から

 ●下段の場合→正面から見て左から

<ご参考>テスターによる判断

計測ユニットの電源L1端子と主幹ブレーカのL1端子をテスターで電圧測定してください。『0Vと表示されたら接続は正しい』、200Vと表示されたら接続が誤っています。

7.増設用CTの場合

・「計測ユニットの分岐増設中継ケーブル接続コネクタ部(L1・L2)」と「分岐増設中継ケーブル」の接続は正しいですか?

・「分岐増設中継ケーブル(L1・L2)」と「分岐増設用CTケーブル(L1・L2)」の接続は正しいですか?(L1とL2が逆になっていませんか?)