東京スカイツリー×パナソニック

Technology

 

省エネ性

LED照明の採用により、使用する消費電力を大幅削減。

東京スカイツリー®をライティングするのは、すべてLED照明です。省エネ性に優れたLED照明を採用することで、大幅な電力削減を実現。従来の高輝度放電灯であるHIDと一部LEDで設計した演出パターンを比較すると、「粋」色においては約43%、「雅」色においては約38%の消費電力を削減することが可能となりました。

品質(耐久性・安全性)

3次元光学シミュレーションにより、配光・パワー・耐久性を解析。

パナソニックは、3次元光学シミュレーションにより、光の出力や量、耐久性をリアルに予測。 高層タワーのライトアップに必要な性能を持つ高出力LED器具を設計します。また、強度解析、放熱解析などにも、3次元解析技術を活用しています。

高所の環境に対応し、過酷な状況にも耐え得る高品質の器具を開発。

高所という今まで経験したことのない634mという特有の環境に設置されるため、過酷な状況にも耐え得る高い品質が求められました。特に直射日光などに対する「耐久性」や暴風・大雨を配慮した「安全性」の追求を行いました。耐久性においては、温度変化を計測し、放熱設計の基準を設定。 器具内温度の上昇を抑える設計の器具を開発しました。安全性においては、実際の照明器具を用いて暴風や振動、落雷に対する試験を実施し、その品質に問題がないことを実証しました。

LED照明演出システム

「粋」と「雅」のオペレーションと、1秒間に1周する時計光を制御する演出システム。

東京スカイツリー®では、1995台の照明器具をコントロールする高度なLED照明演出システムを採用。「粋」と「雅」のオペレーションを1日ごとに切り替える演出や、時を刻む時計光など、高層タワーの新しいライティングを実現します。

「光ファイバーによるデジタル制御方式」採用で、1995台のLED照明をコントロール。

1995台のLED照明器具を円滑にコントロールするために、高効率で長距離伝送に優れた「光ファイバーによるデジタル制御方式」を採用。光ネットワークと制御盤で一括コントロールし、信頼性の高い高精度な制御技術を開発しました。また、器具を1/30秒単位で制御させることにより、光の明るさや色の切替を滑らかに行うことが可能です。さらに、照明演出の確認には、パナソニック独自の照明演出モニタリングシステムを採用。演出の状況をリアルタイムにモニタで確認できるため、確認作業がスムーズに行えます。

高精度色再現技術

コンセプトカラーの「粋(水色)」と「雅(江戸紫)」を忠実に再現。

ライティングのコンセプトカラーである「粋」を表現する水色と、「雅」を表現する江戸紫は、照明デザイナー戸恒浩人氏のイメージを、忠実に再現するように進めています。 パナソニックのLED照明では、国際照明委員会CIEの色度座標などを用いて、コンセプトカラーを定量的に数値で把握し、独自の色再現技術で狙いの色を表現していきます。

雅色をコンセプト通りに高精度に再現する専用のLEDパッケージを開発。

隅田川の水をイメージさせる淡いブルーの光「粋」色は、RGBのLEDで表現。江戸紫を表現する「雅」色は、専用に開発されました。青色LEDと専用蛍光体で構成したLEDパッケージで、「雅」を再現。さらに集積型LEDを採用することで、高出力な光を実現しました。

配光設計技術

新反射板「パラボラ曲面反射板」で、難易度の高い超狭角配光を設計。

まずゲイン塔のライティングには高出力な光が求められる一方で、漏れ光を抑制する、より狭角な配光が必要とされました。今回、反射板を大型化し、LED灯数を削減する独自の設計で超狭角配光の器具を開発。140メートル先のライトアップを実現するとともに、漏れ光を抑制することが可能となりました。1/2ビーム角 2度の超狭角配光で、コンパクトな器具でありながら、高効率な光をつくり出すことに成功。ハイパワー化と省エネ性の両立を実現しました。

pagetop