2008年北海道洞爺湖サミットを彩る“LED”の光。環境に配慮した先進の灯りが、世界のVIPを迎え入れる。2008年7月、地球環境問題を主要テーマとする「北海道洞爺湖サミット」開催。「ザ・ウィンザーホテル洞爺リゾート&スパ」は、G8各国の首脳およびEUの委員長が一堂に会する首脳会議の会場である。そのアプローチとエントランスが、最高級ホテルにふさわしい風格と環境配慮へのこまやかな心遣いで一新された。次世代の灯り、環境に配慮した照明光源“LED”の煌きがサミットの舞台を照らし出す。ザ・ウィンザーホテル洞爺リゾート&スパRESORT&SPATHEWINDSOR 喧噪の日々を離れ、しばし贅沢なくつろぎの時に浸るために。リゾートホテルの入り口は、心を解き放つ非日常世界への扉でもある。透明な湖水に静かに降り注ぐ満天の星空のようなアプローチ、その向こうには、ひときわ煌びやかな輝きを放つエントランスが待ち受ける。「一人ひとりのお客様に、生涯忘れがたい時間」をもたらす、灯りによる気品ある空間演出。ザ・ウィンザーホテル洞爺リゾート&スパを訪れる人々を魅了し、最上質のホスピタリティを予感させる。輝きに満ちた最上質のホスピタリティへの予感、アプローチとエントランスの気品ある空間を演出する灯り。シーン演出は時間帯によりタイマーで自動運転する。ザ・ウィンザーホテル洞爺改修工事所在地:北海道虻田郡洞爺湖町清水施 主:セコム株式会社株式会社ザ・ウィンザー・ホテルズインターナショナル設 計:KAJIMADESIGN、イリア、フォーライツ建築工事:鹿島建設株式会社電気工事:東光電気工事株式会社竣 工:2008年6月担当部署:東京照明EC、東京ARCHILAB、北海道ECHOTELTOYA 次世代照明光源“LED”が可能にした環境への配慮と華やかな空間演出の両立。「ザ・ウィンザーホテル洞爺リゾート&スパ」は洞爺湖と内浦湾を見下ろす山上に位置する。周囲360度、北海道の大自然に囲まれる国内屈指の最上級リゾートホテルだ。●車寄せとなるアプローチは、車道部幅13M、全体幅約20M、奥行は約50Mにも及び、そのシンメトリーな景観は巨大神殿の回廊を思わせる。天井の高さは中央部の最も高いところで約8.7M、3段階の段差を持って外周部へ至る。最も目を引くのが、LEDが輝く天井の一番高い部分である。夜空の星を思わせる煌き感を演出し、さらに周囲の天井面及び間接照明の下部は四方ダークミラー(垂直面)で、深い濃紺の空が一面に広がるような映り込み効果を持たせている。●エントランスは華やかなシャンデリアが煌きを放つ。直径3.2Mのシャンデリアは、波型の模様入り2枚重ねのアンバーガラスで2層に区切られる。LEDの光は最高級クリスタル、スワロフスキーストラスビーズの屈折を得て、虹色に変化した光は更に珠玉の輝きを増し、天井面に放射状に反射する。エントランス両翼の柱には、トーチのようなブラケットが灯される。●左右の壁面と廊下、エントランス入口の天井、玄関ドア軒下天井はすべてSMARTARCHI。気象変化が激しいので、吹き込みに耐えられるよう防湿・防雨型器具を採用。各柱前に設置されたグレアレスダウンライトが、意匠的な列柱を強調する。また柱奥の壁面にはユニバーサルダウンライトを配し、白色の壁面を照射する事で空間に奥行きを持たせた。●長寿命で省エネ性に優れたLEDを採用することで、当社従来品※に比べ電力削減量で約11.7KW、年間CO2排出量約22.8Tの削減につながることになる。※当社製品LEDラインタイプとHF32形蛍光灯の比較、及びLEDダウンライトと白熱灯ダウンライト(ダイクール電球30形タイプ)との比較。年間点灯時間5,000時間。CO2削減量指数0.39KG-CO2/KWH 夜空の星をイメージしたLEDダウンライトの光天井の一番高い部分は205個に及ぶLEDの光が輝く。特注で開口径を10Φに加工した器具で、煌き感を演出している。LEDダウンライトが煌く、シンボリックなシャンデリア外周用ガラス(幅70MM)と内周用ガラス(幅80MM)で2層に区切られ、外側に36個、内側3列に36・20・18個、計110個のLEDダウンライトを使用。エントランスに風格をもたらすブラケット誘引効果のあるトーチのようなデザイン、正面側から見れば一際目立つ。 都市を変えるLEDの可能性グラントウキョウ ノースタワー・サウスタワー07ミント神戸09アートヴィレッジ大崎 セントラルタワー10勝尾寺11なんばパークス 2期13汐留ビルディング14天神コア15マリエカリヨン名古屋出雲殿カルティエ・クリスタル17ストリーム18WEST53RD 日本閣19エノテーカピンキオーリ名古屋21ベリテ 表参道店22松下電工 空間体感展示 IN ミラノ24LED照明のご紹介2723オリンパス株式会社JR立川駅徳島県 バリアフリー支援LED照明社会実験25スピードアップする時代の変化に呼応して空間照明もまた進化を加速する。さらに高機能に、繊細に、そして自由に斬新なアプローチやアイデアを顕在化させてゆく。LEDが都市デザインにもたらす可能性は計り知れない。この小さく多才な発光体が時代の魅力をも限りなく発光させてゆく。05ILLUMINATIONLANDSCAPECOLOREFFECTINTERIORSIGNBOARDPRESENTATIONBARRIERFREELEDTECHNOLOGYエンジニアリング綜合部のご紹介 06 所在地:東京都千代田区事業者:ノースタワー/東日本旅客鉄道株式会社、三井不動産株式会社サウスタワー/東日本旅客鉄道株式会社、鹿島八重洲開発株式会社、新日本石油株式会社設計:ノースタワー/日建設計・ジェイアール東日本建築設計事務所共同企業体デザインアーキテクト:マーフィー/ヤーン,INC.サウスタワー/ジェイアール東日本建築設計事務所デザインアーキテクト:マーフィー/ヤーン,INC.施工:ノースタワー/鹿島建設・清水建設・大林組・竹中工務店・大成建設・鉄建建設・三井住友建設共同企業体サウスタワー/鹿島建設・鉄建建設・清水建設・大成建設共同企業体電気工事:ノースタワー/株式会社関電工・三機工業株式会社・日本電設工業株式会社共同企業体サウスタワー/きんでん・住友電設共同企業体東光電気工事・弘電社共同企業体日本電設工業株式会社竣工:2007年10月担当部署:東京ARCHILAB、東京照明EC  照明コンセプト、デザイン資料提供:株式会社トミタ・ライティングデザイン・オフィス光に包まれるクリスタルの塔東京駅八重洲口に誕生したツインタワーを成す国際ビジネスセンター、グラントウキョウは、ターミナル駅とオフィス、商業施設、八重洲地下街や周辺地域とを融合させることにより、有機的に結合した街として形成された。デザインアーキテクトのヘルムート・ヤーンが立てたコンセプトは「光に包まれるクリスタルの塔」。ガラス建築の「透明美」に、都心のオフィスビルの「機能美」を調和させ、東京の玄関口に新たな光のランドマークを実現させた。ツインタワーが照明によって相互に呼応する二棟一体のライトアップを図り、コンセプトに即した美しくダイナミックな照明効果を狙った。外観照明が、ガラス建築の「透明性」を極めるために有効に働いている。建物頂部のLED照明と内壁投光照明の組合せによる新たな手法、また各フロアに連続するLEDの繋がりが、白色を基本とした透明感のある光で構成されている。PHOTONO.A71202G07ILLUMINATIONGRANTOKYONORTHTOWER・SOUTHTOWER  グラントウキョウ ノースタワー・サウスタワー 灯 具アルミダイカストYA52890加工外壁前面ガラス前面ガラスLEDユニットNNY21040(白色)パネル強化ガラス(T4)内面シルク印刷外部内部LEDユニットNND26031加工08ILLUMINATIONライティングプラン都市のランドマークの光GRANTOKYOを象徴する光建物の垂直性、重層するフロアの象徴建物際をひきしめる光低層部の賑わいの演出サウスタワーノースタワー1頂部内壁投光照明3バーティカルライト4低層外壁LED照明2頂部外壁LED照明:全点灯1頂部内壁投光照明:上下段点灯2頂部外壁LED照明:全点灯1頂部内壁投光照明:下段点灯2頂部外壁LED照明:上段点灯1頂部内壁投光照明:下段点灯2頂部外壁LED照明1頂部内壁投光照明(CDM投光器)3バーティカルライト(白色LED)4低層外壁LED照明2頂部外壁LED照明(フルカラーLED)クリスマス、正月、ゴールデンウィーク、開業記念日等様々なイベントに対応が可能なカラー変化プログラムを作成。内壁(乳白ガラス)と外壁(透明ガラス)のダブルスキンの二重性を活かし、投光器とLEDで光の二層構造を創っている。建物の垂直性を象徴するバーティカルライトは、連続した光で外観を特徴づける。モックアップにて、LEDの効果の確認実験を行う。ノースタワー低層部はLED(RGBPRO.ライン型)内照照明。内側からの見上げ写真日没∼21:0021:00∼23:0023:00∼24:00通常時の点灯パターンイベントによるカラー変化例12頂部は、年間点灯プログラムに応じて、専用コントローラーにより、季節やイベント毎にカラーが変わり、彩りとにぎわいの表情を演出する。POINT 照明アーティスト:筑波大学教授 逢坂卓郎氏平成18年照明普及賞優秀施設賞照明アーティストによるスケッチビルの頂部から縦方向に流れるLEDの青い光の強さで、地球に降り注ぐ宇宙線の量を表現。大自然の営みを視覚化した壮大なアートである。ライトアート・コラボ“SUPERNOVA”神戸の復興・再生のシンボルとして、三宮駅前の超高層複合ビルの外壁に創られた照明アート。照明アーティストと建築とのコラボレーションにより、ライトアート作品“SUPERNOVA”として実現した。宇宙から無数に降り注ぐ宇宙線をLEDにより視覚化したアート作品である。壁面のLED照明は、宇宙線を感知するセンサからの信号により、プログラムされた動きを呼び出す。信号に規則性はなく、選ばれるプログラム、タイミングはアトランダムで、常に変化のあるライトアップ演出となっている。最新の光技術で都心に宇宙の営みを融合させ、新たな景観を生み出した。MINTKOBEミント神戸PHOTONO.BBZ339ビルの壁面に設置されたLEDLED(特注品)の収まり検討図09ILLUMINATIONLEDの収まり断面所在地:兵庫県神戸市  事業者:株式会社神戸新聞会館  設計:株式会社竹中工務店  施工:株式会社竹中工務店  照明アート:逢坂卓郎  照明デザイン:有限会社スタイルマテック松本設計室電気工事:株式会社きんでん、松下電工エンジニアリング株式会社  竣工:2006年10月  担当部署:大阪ARCHILAB 床面にも青色のLEDを連続して配置(NNY21020加工他)。壁面に設置されたLED(特注品)と連続してつなげるライティングデザインは、建築や外構のデザインを繋ぐイメージを創り出している。本施設では、ファサード以外でもLEDを多数設置した(YYY76226等)。制御装置を導入し、最適な照明効果となるようにしている。鼓動する光の生命体本施設は、東京・大崎駅東口駅前再開発事業の一つとして建設されたオフィスビルである。照明はその街区、建築のファサード、庇をLEDや投光器等のアップライトによって、形状的なストラクチャーばかりでなく都市的ストラクチャーを浮き立たせようとした。用途、デザインも異なる中で、デッキ、階段等、鉛直面と水平面をつなぐよう連続した照明手法・イメージによって一体化させようとしている。ARTVILLAGEOSAKICENTRALTOWERアートヴィレッジ大崎セントラルタワーPHOTONO.BBT118PHOTO:エスエス東京所在地:東京都品川区  事業者:大崎駅東口第3地区市街地再開発組合  設計:株式会社大林組東京本社一級建築士事務所  監理:株式会社日本設計  施工:株式会社大林組  電気工事:住友電設株式会社株式会社関電工  竣工:2006年12月  担当部署:東京ARCHILAB、東京照明ECファサードLED演出シーン例ビル外壁4面の中央部の青いラインが光る。イルミネーションは青の42形特注LED。段落ちした外壁半分を構造的につなぐハンガー部材に組み込んだもので、外観の建築意匠にアクセントを与えている。鼓動するような調光演出等をタイムスケジュール管理で行っており、生命体を連想させる。外壁モックアップにてLEDの実験をし照明効果を確認。オフィスから漏れる光とのバランスをチェックし、仕様を決定した。平成18年照明普及賞優秀施設賞2007年北米照明学会国際照明デザイン賞(IIDA)佳作(メリット賞)10ILLUMINATION 所在地:大阪府箕面市施主:西国第二十三番札所 宗教法人 勝尾寺設計:株式会社荒木造園設計施工:谷垣建設株式会社電気工事:株式会社三興社、松下電工エンジニアリング株式会社竣工:2007年12月担当部署:大阪ARCHILAB仏世界へ誘う光明の道いざな大阪平野の真北、箕面国定公園の中心に位置する勝尾寺。8万坪の広大な境内には、山門、本堂等数十の歴史ある建築物と雄大な自然が美しい景観を創り出している。弁天池周囲の改修工事に伴い、池の演出照明を中心に、本堂、多宝塔等のライトアップ、それらを結ぶ参道の照明が新たに改修された。混在していた照明手法、色温度等の統一を図り、照明としての質を向上させながら、低位置照明とライトアップを中心に、境内全体の広大さや宗教施設としての厳かさ、自然の美しさを表現。また、「光・音・水等で、人間の持つ様々な感覚に訴え、訪れた人それぞれの仏世界を具現化させたい」というクライアントのコンセプトに沿って、幻想的な照明演出を行った。1300年もの歴史ある寺において、LEDをはじめとした最新の光技術を使用することで、新たな勝尾寺の魅力ある夜の景観が生まれた。KATSUOUJI   勝尾寺PHOTONO.A80102M11LANDSCAPE 勝尾寺の広大な境内に、鮮やかにライトアップされた本堂、多宝塔等が浮かび上がる。参拝者を境内奥へ導くような光のストーリーと強弱のバランスを重視して計画。参拝者が山門を通過すると、センサにより作動する噴水・霧と連動してLEDカラー演出を行い、霧が漂う池を美しい光で彩り、幻想的な空間を創出。(NND26250他)霧発生時霧のない時橋の両側には、LEDによる足元照明を連続的に配置し、橋と池との境界を明るく明確にすることで、安全性を高めている。(NNY21055C他)参道足元照明に、LEDを積極的に使用。小電力(3.8W∼5W)での点灯を可能にしている。また、長寿命4万時間で省メンテナンス、廃棄物削減を実現。(NNY20058C)従来のポール灯中心の照明から、LEDフットスタンド等の低位置照明を使用し、光の重心を低くして落ち着いた雰囲気を創出。昼間も器具が目立ちにくい。(特注品)弁天池に漂う霧は、その時々の風によって動き、カラー変化するLED照明と相まって、一瞬とも同じではない幻想的な光となる。また、霧が晴れ、水面が鏡のように静かな瞬間は、弁天島、樹木、多宝塔等の光が水面に映り込み、美しさを倍増させる。自然と光を組合せた五感に訴える照明計画である。ライトアップイメージPOINT12LANDSCAPE 平成19年照明普及賞優秀施設賞ライン型LEDを設置したベンチ(NNY21000他)丸型LEDを設置したスツール(NNY20056C)照明計画はオブジェやスツール、手摺等の計画と同時進行することで、よりランドスケープデザインと一体化させた。緑、照り映える賑わいの街大阪ミナミにある「なんばパークス」は、2003年の1期工事に続き、2期工事完成により2007年4月にグランドオープンした。1期より広がった屋上公園「パークスガーデン」、大阪市内最大級のシネマコンプレックス、約2倍の規模となった商業施設が誕生。「緑・水・光」の潤いに満ちた街づくりを1期から継承し、賑わいと楽しさにあふれた都市空間が完成した。パークスガーデンでは、ローポールライト、フットライト等の低位置照明を行い、隣接するタワーマンションに対し、光の影響を考慮している。NAMBAPARKS2なんばパークス2期PHOTONO.BBZ353所在地:大阪府大阪市  事業者:南海都市創造株式会社、株式会社高島屋  建築設計:株式会社大林組(デザイン協力:ジャーディ・パートナーシップ)  設備設計:株式会社大林組  造園コンサル:株式会社E-DESIGN  照明デザイン:AZU設計工房施工:大林組・南海辰村建設共同企業体  電気工事:株式会社きんでん、ダイダン株式会社、浅海電気株式会社、八千代電設工業株式会社  竣工:2007年4月  担当部署:大阪ARCHILAB13LANDSCAPE LED地中埋込型照明器具を、建物入口につながる動線、敷地内に配置。誘導効果を高め、動線を明確にしている。また、LEDライン型照明器具を建物廻りベンチ下に取付けている。(左上:NNY21300+ノンスリップ加工、右上:NNY21201C、左下:NNY21340+ノンスリップ加工、右下:NNY21055C)LEDカラー演出用照明器具を建物外壁に取付け、商業施設としての賑やかさを演出。(NND26021)都心のオアシスにリズミカルな光国内最大級の再開発プロジェクト「汐留シオサイト」。「汐留ビルディング」は、エリアの最南端「汐留I街区」の中核施設として完成した。外構照明は全てLEDで、ランダムに配置された異なる大きさの地中埋込型照明器具や階段部の蹴上げに内蔵されたフットライト、植栽に設置されたスポットライト、フットスタンドライト等全体にヒューマンスケールのあかりを意識し、低い位置での照明となっている。またビル外壁面にも、LEDカラー演出用照明器具を設置。時間帯や季節ごとに音楽やリズムに合わせた演出が行われ、都心に美しい夜景を創り出している。SHIODOMEBUILDING汐留ビルディングPHOTONO.A80101M所在地:東京都港区  事業者:東急不動産株式会社、三菱地所株式会社、三井物産株式会社、平和不動産株式会社  建築設計:株式会社三菱地所設計  設備設計:株式会社日建設計  施工:大成建設株式会社電気工事:株式会社きんでん  竣工:2007年12月  担当部署:東京照明EC、東京ARCHILAB14LANDSCAPE 所在地:福岡県福岡市事業者:西日本鉄道株式会社設計:株式会社日建設計施工:株式会社間組電気工事:西鉄電設工業株式会社竣工:2006年11月担当部署:九州EC季節の光華やぐ街福岡市の商業の中心、天神地区に位置するファッションビル天神コアは、30周年を機に外壁をリニューアル。従来の外観の問題点である、若々しさやボリューム感の乏しさ、電力量の多さをクリアするため、今回LEDの採用によって、中心ターゲットである10∼20代の若い女性が共感できる最先端の照明環境づくりと、省エネ・省メンテナンスを目ざした。前面の特徴的なシースルー階段にはLEDカラー演出用照明器具とライトコントローラにより、季節をイメージしたテーマカラーで四季を演出。またパラペット部には白色のLEDライン型照明器具による間接照明を設置し、スカイラインの強調によって広がりを出した。LED特有のリズミカルな色の変化や動きにより、駅前のランドマーク的存在にふさわしい華やかで、しかもボリューム感のある照明効果が生まれた。PHOTONO.BBK237TENJINCORE   天神コア平成18年照明普及賞優秀施設賞15COLOREFFECT パラペット・広がりとボリュームシースルー階段・光色の変化・動きのある演出シースルー階段部断面図シースルー階段のLEDによるカラー演出を妨げないよう天井面の光のノイズをカットするため、反射板輝度を抑制したグレアレスダウンライトを使用。(ダウンライト:NYY15513、LED:NND26021)POINT春夏冬クリスマス秋シースルー階段パラペットパラペット模型にて、白色LEDライン型照明器具の照明効果を確認。白色LEDライン型照明器具を上部に設置することで、雨や直射日光にさらされず耐久性を上げ、ホコリ・ゴミの蓄積による照度の劣化を軽減。(NNY21032)パラペットは、横方向への広がりを演出。スカイラインの強調により建物のボリューム感を出した。シースルー階段は、中心部の演出で、光色の変化や動きにより、期待感や季節感を表現した。メインとなるシースルー階段は、専用のライトコントローラにより器具複数台を調光し、季節をイメージしたテーマカラーをタイムスケジュールに従って演出。照明リニューアル前16COLOREFFECTパラペット部断面図 平成18年照明普及賞優秀施設賞心躍る光彩慶びのステージ演出照明であるバージンロードの光床が、祭壇面まで立ち上がった特徴的なデザイン。LEDライン型カラー演出用照明器具を用いた光床の多様な色変化により、晴れの日の華やかでドラマチックな雰囲気を盛り上げ、チャペルブライダルの新しい演出手法を示している。建築のディテールを設計者と協議し、最適な光効果となるようモデルを製作。シミュレーション実験により最終決定を行った。MARIEECARILLONNAGOYAIZUMODENCARTIERCRYSTALマリエカリヨン名古屋出雲殿 カルティエ・クリスタルPHOTONO.BBZ342所在地:愛知県名古屋市  事業者:マリエカリヨン名古屋出雲殿  設計:株式会社竹中工務店名古屋支店  施工:株式会社竹中工務店  電気工事:三浦電気株式会社  竣工:2006年12月担当部署:名古屋照明ECバージンロードの光床は祭壇面まで立ち上がっており、多様な色変化によりブライダルの演出効果を高めている。器具はLEDライン型カラー演出用照明器具(NND26031)。1台の器具長さ(300MM)単位で色変換するため、単色だけでなく動きのある演出が可能となっている。バージンロードの中心まで光が届くよう床面の角度、器具の照射角度等をシミュレーション実験により決定。 片側2列(13連結/1列)特徴的なR形状のガラスチャペル。照明は間接照明を主体に、ガラスを通した漏れ光により建築全体を美しく浮かびあがらせている。バージンロード断面図550760018004001200150017COLOREFFECT ライン照明は、幅1Mの凹部をフルカラーLEDラインユニットの間接照明で浮き上げることによって、輝度を抑え品格のある表情づくりを与えた。(特注品)季節が廻る煌めきのランドマークJR浦和駅東口駅前再開発にあたって、駅前交通広場、市民広場、駐車場と併せ、商業・コミュニティの振興を目的に当施設建築物が整備された。パルコ、シネマコンプレックス等の商業施設と、図書館等の公共施設を回遊性の高い動線で結び、さらに屋上庭園を設けて多様な交流スペースを作り出している。ファサードのLEDライン照明は、地域に根ざした情報発信機能を持ち、調光による色やグラフィックの変化で夜景に彩りを与えて親しみのある夜のランドマークとなっている。PHOTONO.S071215所在地:埼玉県さいたま市  施行者:さいたま市  特定建築者:三菱UFJ信託銀行株式会社  設計:株式会社大林組東京本社一級建築士事務所  施工:株式会社大林組  電気工事:株式会社きんでん株式会社関電工  竣工:2007年10月  担当部署:東京ARCHILAB、東京商業施設LAB外壁ライン照明は、メンテナンスが困難で設置スペースが狭い場所への設置が条件であるため、コンパクトで長寿命なフルカラーLED器具を選択。制限されたライン上で繊細な日本の自然と時の移ろいを表現した。動画や静止画のスキャニングを用いた制御技術で繊細なグラフィックパターンを再生。演出は時刻や季節、地域のイベント等にあわせた24パターンが用意され、年間タイムスケジュールに沿って運用している。器具の納まり、配置、特注器具の仕様を固めるために原寸模型、現場モックアップ実験等のなかでディテールを決定していった。木漏れ日水面のゆらぎ花火紅葉STREAMストリームJR浦和駅東口駅前地区第二種市街地再開発事業 特定施設建築物18COLOREFFECT 所在地:東京都中野区事業者:日本閣観光株式会社総合デザイン監修・マスタープラン:田中俊行+株式会社空環計画研究所設計監理:株式会社OAC設計施工:東急建設株式会社電気工事:日本電設工業株式会社竣工:2005年9月担当部署:東京ARCHILAB輝くCROSSに誓う夢東京・中野のウェディング施設「日本閣」がシンプル&アーティスティックに生まれ変わった。コンセプトは“MUSEUMOFMODERNHAPPINESS”現代人の「シアワセ」なウェディングを一つの作品として完成させていくことを表わしている。ネーミングも、MOMA等の美術館が立ち並ぶニューヨーク西53丁目にちなんでいる。建物の最上階は、自然光に満たされた美しいグラスチャペルで、和紙調ガラス繊維を挟み込んだガラスウォールから柔らかな透過光が神聖な時を包み込む。中央にはLEDで形作られた十字架が、ガラスウォールや床に映り込み、清冽なパフォーマンスステージにシンボリックな輝きを放っている。WEST53RDNIHONKAKU   WEST53RD日本閣PHOTONO.A50906C19INTERIOR ガラスカーテンウォールと和紙調ガラスウォールの間に設置されたクロスは、自然光から人工光へと移り変わるなか空間のシンボルとして光り輝き、空間内の色々な所にその姿を映し込む。緑樹溢れる外部空間から、緑に覆われたアトリウムを通じてOUTSIDEからINSIDEへと空間が融合される。アトリウムの光は、上部から降り注ぐミラーリフレクションの光と緑を柔らかく演出する光にて構成され、自然光と共に移り変わる。20INTERIORPOINT最上階のチャペルは、日中自然光に満ち溢れ、トワイライトタイムから光るキューブへと変貌を遂げる(写真上)。日中は、ダブルスキンを通した自然光の中、クロスはシルエットで浮かび上がる(写真左)。夜間は輝くLEDのクロスとダブルスキンに封じ込められた光が、チャペルを包み込む(写真前頁)。チャペルの参列者席に、LEDのクロスの光が印象的に映り込む。PHOTO:ナカサアンドパートナーズ提供:(株)空環計画研究所PHOTO:ナカサアンドパートナーズ提供:(株)空環計画研究所チャペル断面図アトリウム断面図チャペル展開図日中夜間 LEDスポットライトは1.2Wでハロゲンの20W程度に相当。発熱量が少なく、省エネルギーで40,000時間と長寿命なことから、メンテナンス面でのメリットも大きい。使用したLEDの器具の高さは、ショーケースの高さに合わせて150、300、450MMの3種類。(NNN24535加工品)クールな光で輝く上質感表参道という立地とクライアントの旗艦店にふさわしい“上質な光”をコンセプトにし、商品演出照明のみの白くクリアな光でのメリハリのある空間づくりをした。高さの低いショーケース内にはLEDスポットライトを設置。熱線・紫外線のほとんどないLEDは、光を近づけてもジュエリーなどの貴重品を傷めない。またシルバーやダイヤモンドなどは色温度が高い方が相性が良いので、白色タイプで5000Kのものを使用することで、クリアな色味による奇麗な演出に仕上げている。VERITEOMOTESANDO-TENベリテ表参道店PHOTONO.S080403所在地:東京都港区  施主:株式会社ベリテ  設計:シィエル・ルージュ・クレアシオン(C.R.C)、アンリ・ゲイダン、金子文子、川原崎唯史  施工:株式会社美留土  竣工:2007年9月  担当部署:東京商業施設LAB22INTERIOR ダブル配光で均一な光看板におけるLED使用は、高輝度、長寿命、省メンテナンス、省エネ、高い防水性等のトータルメリットが大きい。当施設正面の壁面には、当社独自のダブル配光型LED看板ユニットを使用。これは、直射光と反射光のダブル配光により、少ない粒数で看板面を均一に光らせることができるもので、前面パネルが使用しづらい2M以上の大型の光源露出型看板に対応できる。社名ロゴタイプのブルーを、くっきりと鮮やかに発光させながら、同時に省エネ化も計っている。OLYMPUSCORPORATIONオリンパス株式会社技術開発センター宇津木光る緑がアクセント駅舎改修工事に併せて、改札出口正面に内照式LEDサインを、外壁に「T」をイメージしたライン間接照明にLEDライン型照明器具を設置した。明るいサインではなく、見やすいサインを追求して適度な明るさにLEDの数量を設定。その際、パネル面の発光イメージや必要なユニット数量を、コンピュータ画像で簡単に確認できる当社独自のシミュレーションソフトを使用した。また、コーポレートカラーである緑の忠実な発色を、実験により検証した。JRTACHIKAWASTATIONJR立川駅PHOTONO.S080515所在地:東京都八王子市施主:オリンパス株式会社竣工:2008年3月担当部署:技術営業開発部所在地:東京都立川市施主:東日本旅客鉄道株式会社設備設計:東京電気システム開発工事事務所施工:日本電設工業株式会社電気工事:日本電設工業株式会社竣工:2007年10月担当部署:技術営業開発部PHOTONO.S080516ダブル配光型LED看板ユニット断面図コンピュータによるシミュレーション図直射光反射光23SIGNBOARD 光が生み出す新空間2008年4月、イタリアの「ミラノサローネ」期間中、松下電工はデザイナー深澤直人氏、パトリシア・ウルキオラ氏とのコラボレーションによる空間体感展示を出展。会場構成は、パトリシア・ウルキオラ氏と、スタジオウルキオラでパートナーとして活動をともにするマルティノ・ベルギンツ氏が担当。異文化の新鮮な視座から、新しい調和の可能性を示唆するコミュニケーションの場を設計した。壁面には当社LED商品「EVERLEDS」を使用。半透過する布を通して、ランダムに配置されたLED面型照明器具がミラーに映り込む斬新な手法で、幻想的な空間を生み出し話題を呼んだ。EXHIBITIONINMILANO松下電工空間体感展示24PRESENTATION【展示概要】ミラノサローネ開催期間:2008年4月16日∼21日  展示会場:ミラノ・ガリバルディ通り          会場スペース:約180M222MMという薄さを生かし、「光る建築部材」として自由度の高い空間設計を実現している。LED面型照明器具の光は、半透過する布を通し、空間に奥行きを演出。(NNY20310C)LEDユニバーサルダウンライトで、マッサージチェアをポイント照射。クールな雰囲気で、チェアのカラーを鮮やかに表現。(NNN21657) 実験期間:2007年12月4日(火)∼6日(木)午後6時∼8時  実験場所:JR徳島駅前の交差点、広場通路、歩道デッキの階段部分で実施参加者:ロービジョン者3名、一般市民および行政関係者22名、マスコミ関係者街あかりのスタンダードに高齢化社会における視力低下者の増加に伴い、夜間の安全な歩行を支援する取り組みが必要になっている。今回、徳島県の補助事業として県の全面的な協力を得ながら、当社がロービジョン(高齢者・弱視者等)の方々の夜間歩行を支援するために開発したLED照明器具を設置し、さまざまな方に体験していただく社会実験を実施。「LEDの光」が、事故防止や歩行支援のための新しい都市照明として認知されるきっかけとなることを目ざした。夜間の歩行の際、ポイントだけのサポートではなく、連続環境を形成することで初めて移動が可能となる。その環境を整えていくプロセスは、現在のバリアフリールートを中心に、現状の照明の改善と新規の支援照明を組み合わせながら進めていくことが重要である。そのためには地域と連携した社会実験を重ね、利用できる光、改善しなければならない光、新規にサポートする光を整理することで、本来求める街あかりの実現につながると考える。LEDBARRIERFREEPROJECTINTOKUSHIMAPREFECTURE平成19年度徳島県LEDモデル地域支援事業 バリアフリー支援LED照明社会実験25BARRIERFREE LED歩道境界表示灯LED階段ガイド灯疑似ゴーグル装着時階段の歩行状況(実験中)LED階段ガイド灯の点灯状態LEDガイドポール灯今回の3日間の実験は、ロービジョンの方、一般市民の方、マスコミ・行政と、関係者毎に日時を変えた。ゆとりのある実施を行うことで、ロービジョンの方は安心して体験でき、さらに具体的なLED照明の機能や設計的意見が出た。一般の方にも、ロービジョン者の立場を理解していただき、LED照明の効果を正確に伝えることができた。事前にメディアでの発信後、実際に体験していただくことは、バリアフリー支援LED照明の認知を高め、同時に質の高い評価につながった。マスコミ・行政関係者には、体験することで、より正しい理解と取り組みを発信していただくために、まず社会実験の主旨説明を行い、LED照明器具3種類についての目的や効果を説明。その後、疑似ゴーグルを装着し歩行していただいた。これらの実験において、それぞれのあかりの体験のアンケートを実施。その結果、ロービジョン者の方々からすぐにでも設置してほしい等、その高い評価と必要性を確認できた。一般に、メーカーが独自で社会的に実験を進める場合、実験を行う地域の許可を得るのに一苦労するが、今回は徳島県の支援事業であることから、実験の許認可や被験者の協力等をスピーディーに得ることができた。特に、ロービジョンの方々には、徳島県立障害者交流プラザ視聴覚障害者支援センターの協力を得て、参加いただいた。これは、今まで民間では難しかった社会的な創造的活動の行政支援としては評価されるべきものであった。POINT■社会実験の主な内容実験当日、徳島駅前に実験コースを設定し、当社がすでに開発した商品と、現在開発を進めているLED照明システム商品を連続環境の中で設置した。参加者の中でロービジョン者以外の方は、ロービジョン疑似ゴーグルを装着してコースを移動、その効果をアンケートにより評価していただいた。まちのユニバーサルデザイン現場での創造26BARRIERFREEJR徳島駅ホテル受付広場百貨店歩道デッキ実験エリアLED歩道境界表示灯LEDガイドポール灯LED階段ガイド灯階段の始まりや段差を、眩しさを抑えたLEDの光で認識させ、安全にガイドする照明器具の検証123実験目的:行政施主地元生活者メーカー光の専門家仕組み・整備利用者ソフトとハードの開発まぶしさを抑えたLEDの光を目線の高さに設置し、目的地までの歩行をガイドする照明器具の検証歩道面にLEDのライン照明を設置し、段差や境界を知らせる照明器具の検証 LEDは、白熱電球や蛍光灯のように、フィラメントや電極を持たない構造のため長寿命であるという特長があります。LEDの寿命低下の最大の原因は熱です。当社では放熱性を高め熱抵抗を下げる技術により、安定した寿命を実現しています。高所等のメンテナンスが困難な場所に建築部材と一体化させたい時等に温度管理がデリケートな商品のライティングに長寿命LEDチップLEDチップが発光高水準の優れた演色性半導体パッケージモジュールユニット/当社で製造照明器具多様なシーンで活躍、高性能LED照明器具近年、優れた特性がますます注目されるLED。その進化につれて、施設、屋外、商空間、住空間等さまざまな分野で需要が高まりつつあります。当社は、地球環境保護の観点からも次世代照明としてのLED性能をさらに高め、多様な空間に展開しています。当社は、さまざまな特性を備えたLEDを幅広い分野に普及させるため、パッケージ、ユニット、モジュール、照明器具の研究・開発を推進しています。27LEDTECHNOLOGYLED白熱電球【照射時の温度上昇比較】40.0℃38363432302826242220.0℃当社最新LED器具照射対象である携帯電話の温度は上昇していません。従来器具(白熱灯60形)非常に小さな発光体を持つLEDの特性を活かした照明器具の小型化により、設置場所の自由度を高めます。当社ではより薄型、コンパクトな照明器具の開発により、建築組み込み照明等幅広い状況に対応する品種を取り揃えています。コンパクト器具本体銅基板LEDチップで発生した熱を銅基板へ効率よく伝える銅基板の熱を効率よく器具本体へ伝える蛍光カップ絶縁接着シート青色LEDチップ低熱抵抗絶縁ベースLEDは発光原理的に熱線、紫外線をほとんど放出しないため、熱や紫外線を好まない宝飾品、美術品の展示照明等に向いています。当社では、展示ケース用の小型照明から、スポットライトまで幅広いLED照明器具を取り揃えています。熱線・紫外線が少ないフィラメントが発光当社独自のLED性能従来白色LED照明の「青色LED+黄色蛍光体」から「青色LED+赤・緑色蛍光体」に構成を変更。赤・青・緑の3原色で照らすことにより、色の見え方(特に赤色)を大幅に向上しています。当社最新LED照明器具「MFORCE-R」の演色性は、色の再現性を表す平均演色評価数(RA)で約90以上という高い数値。各種検査機関や美術館等、高い色再現性が求められる用途での使用にも適した「CIE推奨基準:1A」という最高基準をクリアしています。 当社オリジナルLED一般的に市販されているLED白色電球色RGBの調光・点滅で、さまざまな色を表現したい場所に小さい電力で省エネ、コストダウンを図りたい場合に高い視認性で、注意を喚起したい場所にLEDチップLEDチップの基本構造P型N型基板+­電流の流れP型電子の流れN型LEDチップの基本構造は、P型半導体(+:POSITIVE正孔が多い半導体)とN型半導体(-:NEGATIVE電子が多い半導体)が接合された「PN接合」で構成されます。LEDの発光原理LEDは電気を流すと発光する半導体の一種。LEDチップに順方向の電圧をかけると、LEDチップの中を電子と正孔が移動し電流が流れます。移動の途中で電子と正孔がぶつかると結合(この現象を再結合という)し、再結合された状態では、電子と正孔がもともと持っていたエネルギーよりも、小さなエネルギーになります。その時に生じた余分なエネルギーが光のエネルギーに変換され発光します。充填材当社新商品LED器具LEDガラス電源当社従来LED器具空気層LEDガラス電源結露高い防水性能と結露防止構造最新の地中埋込型照明器具は、器具内部に充填材を施すことにより、結露発生を抑え、同時に電源線接続部も充填材で保護し、防水性能をアップしました。色のバラツキを改善一般的な白色LEDパッケージは、黄色蛍光体を混ぜた極微量の樹脂で青色LEDチップを封止しているため、蛍光体の量や濃度の管理が難しく、色のバラツキが起こります。当社新商品LED照明器具は、蛍光体部分を別工程で製造、管理しているため、一般に市販されている他のLED照明器具に比べ白色・電球色タイプともに色のバラツキ範囲を約1/5に改善しました。28LEDTECHNOLOGY調光・点滅自在小電力高輝度青色LEDの発明により、光の3原色が揃いフルカラー表現が可能となりました。またLEDは瞬時点灯、調光が可能であることから、パターン等幅広い光の表現が可能です。当社では投光して面を照射する目的の器具やカラーの光源そのものを見せる器具等状況に応じたさまざまな機種を取り揃えています。LEDは小さい電力で発光させることが可能であり、省エネに貢献します。コストダウンを図ると同時に、CO2の排出量も大幅に削減。当社では17.5Wで白熱灯100形に相当する商品を開発しました(MFORCE-H)。近年信号機でも採用されているように、LEDは輝度が高いことが特徴です。視認性が必要な場所で、輝度で注意を喚起するような使い方もLEDの特徴を生かしています。当社では地中埋込型照明器具等誘導効果を高める目的の照明器具に採用しています。条件:●照明設置高さ:3M ●3.5M×3.5M水平面範囲内での照度分布MFORCE-Hダウンライト白熱灯100形器具(110V100形レフ電球)約30LX約30LX平均照度ほぼ同等約5,000時間約40,000時間寿命約8倍約80W約17.5W消費電力約1/4【白熱灯100形器具とMFORCE-Hとの比較】ウォーク:指定した最大8色で順次色替を実行ランダムフラッシュ:複数の器具間で、指定した開始色から指定した色順番で色替え実行変色フラッシュ:指定した最大7色で順次背景色との間で明暗実行ブロック:指定した任意の固定色が背景色の間を移動 点灯台数は指定可能【演出パターン例】器具1器具2器具3.9.0.1.2.3.4.5.6.7.8YX.0.1.2.3.4.5.6.7.8.0.1.2.3.4.5.6.7.8.9.0.1.2.3.4.5.6.7.8YXSOURCEAX-0.4476Y-0.4075SOURCEBX-0.3485Y-0.3517SOURCECX-0.3101Y-0.3163SOURCEDX-0.3127Y-0.3291SOURCEEX-0.3333Y-0.3333100015001900236628563600480065001000020000COLORTEMPERATUREINKELVINSWAVELENGTHMICRONSC.I.E.1931CHROMATICITYDIAGRAM.38.43.44.45.46.47.48.49.50.51.52.53.54.55.56.57.58.59.60.61.62.63.64.65.77XY色度図 ※内容によっては有償となる場合がございます。当社は、あかりのパートナーとしてプロジェクトをサポートします。EC(ENGINEERINGCENTER)技術的な観点により、最新のシミュレーションシステムや環境評価システムなど各種ツールを用いて効果予測し、用途に適した快適で効率的な照明設計をご提案します。意匠的な観点により、施設や建築設計のコンセプトに合った照明コンセプト立案からプランニング、特注照明器具デザインをご提案します。最新の店舗照明ノウハウをもとに、商業施設のマーチャンダイジング(MD)や内装デザインに適合した照明コンセプトや照明計画をご提案します。屋外LAB最新の照明ソフトと技術力で、交通・景観照明分野のソリューションを実現するための照明設計をご提案します。中央照明エンジニアリング綜合部照明設計のソフト技術基幹部門として、技術開発と学会活動などグローバルな情報提供を行います。また、VR(バーチャルリアリティ)による環境設計の最新のツールの提供やコンサルタント業務も行います。ARCHILAB(LIGHTINGADVISORYBUREAU)アーキラブ商業施設LABラブラブ29●オリエンテーション●対象空間の掌握●環境照明のコンセプト提案●照明計画の立案企画・基本設計●光のデザイン・配灯考案●標準品による光のコーディネート●特注品デザイン図製作●推定照度チェック●CGによる事前イメージ確認●LED等演出システム考案●スペック予算のチェック●実施設計図への落とし込み実施設計●器具サンプルによる照明効果の確認●特注品モデル製作●建築ディテールとの整合確認●納入前品質評価現場実験・事前評価●納入後確認●納入後照度等データ検証●写真撮影●メンテナンス会社とのタイアップ●情報発信納入後確認・記録・アフターケア※住所、電話番号など変更される場合があります。ご了承ください。(2008年8月現在) なんばパークス環境演出めぐろパーシモンホールふあふあクラゲ館/海遊館ぱるるプラザ千葉納入後の現場確認納入後のデータ採取・検証ノウハウの蓄積学会発表複数の器具による比較実験モックアップによる照明効果の確認LEDカラー演出の実験特注シャンデリアの立会実験レタッチ明るさ感指標FEUの検討(CGシミュレーション)特注照明器具のデザイン・制作LEDカラー演出プログラミングVR(バーチャルリアリティ)による環境計画支援VRルームによる体感シミュレーション密な打ち合わせによる共同推進スケッチ等によるイメージ提案近年のプロジェクト(2000年以降)●優秀賞2004年なんばパークス環境演出2003年めぐろパーシモンホール2000年ふあふあクラゲ館/海遊館●特別賞2001年ぱるるプラザ千葉●佳作2007年アートヴィレッジ大崎1街区2006年東京汐留ビルディングアートワーク「光の庭園」2005年トライベッカ2004年JRタワー30当社が参画したプロジェクトが、北米照明学会主催国際照明デザイン賞(     )において高く評価され表彰されています。