環境計画支援VR

TOEX展示会場企画

展示会ブースデザインの基本計画から環境計画支援VRを活用。早期のイメージ共有で、完成度の高いブースが実現
TOEX展示会場企画 VRイメージ・実際の写真

<プロジェクト概要>
毎年、東京ビッグサイトで行われる「エクステリア・エキジビジョン」を皮切りに、名古屋、大阪で開催されるエクステリア展を巡回。
展示会は全国のお客様との重要なコンタクトポイントであり、ブースの企画・デザインには全国の支店の担当者など、多くの関係者で取り組んでいる。

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サイバードームとの併用で、来場者目線での確認や、関係者による事前のシミュレーションも可能に

佐藤様

同様の問題をVRで解決した事例を知り、採用を検討
展示会場でのブース設営期間は2日間。でき上がったブースに当日現場で、修正指示が入ることも多く、
時間がない中での対応に加え、修正作業で発生する追加費用も問題でした。
別の案件でVRを知り、フードコードのサンプルVRを見せてもらった際、
「看板が見えないことがわかって位置を変更した」という、
VRを活用した実際の事例を耳にしました。
展示会でもまさに同じことが起こっていたので、これは活かせると思い、採用しました。

サイバードームで社内プレゼン。お客様目線で細部も確認
これまでは、図面やパースで事前に関係者に了承を得た後、仮組で一部を確認してもらうという流れでした。
そのやり方ではなかなか理解してもらえなかったのが、VRで見せるようになってからは、「これならOK」と、
一回で了承を得られるようになりました。
サインの見せ方など、実際に会場で設営してみなければ検証できなかったことも、
VRなら実際に歩く視線で事前検証が可能です。
VR導入2年目からは、サイバードームで社内プレゼンしています。
実際に参加者自身がブースに立ってお客様に説明するシミュレーションをしながら
位置確認ができ、具体的な意見が出ると展示物や壁柱の位置をずらして検証し、
瞬時にイメージを共有することで、コンセンサスが図れます。
デザイナーとのやりとりにもVRを使うことで、パースだけで確認していた頃のようなイメージの相違もなくなり、
進行がスムーズになりました。

VRのデータを元にDVDを制作。展示の見所の事前説明に
VRのデータを元に、DVD制作も行っています。VR内で作成した動画データにナレーションを加えて、
展示ブースの推奨ルートと各コーナーの見所を説明したものです。
展示会場への送迎バスの中や、営業マンが事前に得意先を回って展示会のご案内をする際に、
このDVDをご覧いただいています。このDVDのおかげで、事前にお客様に当社の展示内容やレイアウトを
把握していただいてから、お越しいただけるようになりました。
展示の中には「ここはぜひ見ていただきたい」というポイントがありますが、VRで事前に見ていただくことで、
お客様がそういったポイントを見逃すのを防止することにもつながると考えています。

完成度の高いブースが実現。修正の時間とコストも減少
図面やパースでは各人のイメージに食い違いが生じますが、VRにはそれがありません。
実物を作る前に実物と変わらないものを事前に確認できるので、VRに対して修正指示がもらえれば、
実物を修正するより、VR作成費用の方がはるかに安くすみます。
展示会で重要なのは、みんなが意見を出して制作に参加し、満足感や達成感を醸成すること。
VRは関係者が意見を出しやすく、修正しやすいので、その場で全員の合意が形成でき、
本番に挑む一体感が生まれました。
展示会は開催当日に完璧に完成していないと駄目です。
私もデザイナーも各支店の担当者も確認できる。VRは一石三鳥。
展示会で使わないほうが、不思議なくらいです。

サイバードームでのプレゼンイメージ

サイバードームでのプレゼンイメージ
実際の展示会と同じサイズでVRを映し、お客様の目線と説明員の目線で
動線を確認しながら、パネルの位置などを検証しました。
(イメージです。実際のプレゼンシーンではありません)

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展示ブースのデザインを環境計画支援VRで事前検証

看板の位置をVR化し、歩く目線で確認すると、遠くからはお客様の視界に入らないことがわかり、位置を修正。

修正前

修正前:サインが見えない

修正後

修正後:サインが見えるように修正

パネルがお客様や説明員の目線から見やすい位置や高さにあるかと、動線を確認しながら、さまざまな角度から検討。

角度から検討1
角度から検討2
角度から検討3
角度から検討4

鳥瞰視点で全体を把握したり、見上げ視点で天井裏や照明器具の見え方を確認。

鳥瞰視点で確認1
鳥瞰視点で確認2