産学連携によるCLT推進プロジェクト

CLTによる快適・エコの実現を支援東北復興ソリューション産学連携によるCLT推進プロジェクト

お客様の課題

CLTの実用化に向けて、
快適・省エネと設計・施工の検証が求められている

板材を互いに組み合わせて集成した新構造材CLT(Cross-Laminated-Timber)が、その優れた特性から、海外の一般住宅や中高層建築で、建築資材として普及が進んでいます。森林資源の豊富な東北では、店舗「アドリア北出丸カフェ」の床や屋根にCLTが採用されるなど、いち早くCLTが注目されてきました。国産のスギなどを使った新たな建築資材の普及に向けて、CLTが新成長戦略に盛り込まれるなど期待が高まる中、東北の産業創出と新たな街づくりを目指して、CLT実証事業がスタート。実用化に向けて、快適・省エネ性の検証と、実際の建築による設計・施工の検証が課題でした。

取り組み

実証試験によりCLTの省エネ・快適性を検証

CLTの快適・省エネ性の検証に向けて、パナソニックを含む9社と芝浦工業大学産学連携による実証実験を開始。芝浦工業大学のシミュレーション結果により、一般的な在来木造住宅に比べて、1日の温度変化幅は50%程度小さくなり、年間冷暖房負荷も25%削減できることが判明しました。そこで実証実験棟を用いて、年間を通じた屋内外の温度差やエネルギー消費量を計測。CLTが持つ蓄熱・断熱性能により、年間の温度変化が少なく、涼しくて暖かい優れた室内環境に、エアコンを組み合わせることで、1年中安定して過ごせることを検証しました。
「熱容量の大きなCLTという材料を使って仕上げており、エアコンを使って、室内温熱環境が快適なものになっています」と語る芝浦工業大学の秋元教授です。

湯川村CLT共同住宅

湯川村CLT共同住宅

共同住宅の建設によりCLTの設計・施工性を検証

福島県CLT推進協議会により、福島県湯川村に、2階建て2棟、延床面積 387.15平方メートルのCLT共同住宅が建設。CLTは県産材を活用して作られています。定住促進事業の一環として湯川村より土地が提供され、4世帯が入居します。
設計・施工では、建物の3Dモデルに建築プロセスの情報を加えたデータを活用するBIM(Building Information Modeling)を採用し、設計・施工の標準化を行うとともに、普及に向けた標準化マニュアルを作成。
環境配慮商品やエコマネシステムを導入し、快適・省エネ性を高めるともに、生活スタイルにマッチした住宅設備でデザイン性の向上を図るとともに、CLT工法による建築に配慮した施工方法が検討、採用されました。

BMIにより設計・施工を標準化<br>作成:芝浦工業大学工学部建築工学科志手研究室

BMIにより設計・施工を標準化
作成:芝浦工業大学工学部建築工学科志手研究室

共同住宅に採用された<br>エコマネシステム

共同住宅に採用された
エコマネシステム

住宅設備・建材のトータルソリューションで
省エネ住宅の実現を支援

「東北で、エアコンだけで住宅の暖房ができるのはすごいことです。パネルを細かくするなど在来工法との組合せもできるようにして、次につなげていきたいと思います」と語る会津土建、現場代理人の小山さん。
エアコンや環境配慮商品、エコマネシステムをはじめとする住宅設備・建材のトータルソリューションで、CLTによる省エネ住宅の実現を支援しています。

在来木造工法とCLT工法による建物内部の温度変化

在来木造工法とCLT工法による建物内部の温度変化

会津土建株式会社 小山 理絵 氏

会津土建株式会社
小山 理絵 氏

実証実験の結果を生かしながら、在来工法との組合せも考慮して、一般住宅でも使えるようにできれば、CLTがどんどん広がっていくのではないかと思います。

芝浦工業大学 工学部建築工学科教授 秋元 孝之 氏

芝浦工業大学
工学部建築工学科教授 秋元 孝之 氏

CLTは間伐材を組み合わせて強度の高い建材をつくるという新しい工法、材料で大変注目されています。東北の多くの間伐材を使うことによって、東北をさらに盛り上げていくことができるのではないかと期待しています。

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