農業生産法人 株式会社GRA

うどんこ病を病害防除光で克服し付加価値の高いイチゴで産地を活気づけたい。東北復興ソリューション農業生産法人 株式会社GRA

東北復興の課題

イチゴ生産地の復興を妨げる薬の効きにくい「うどんこ病」

宮城県山元町はイチゴの生産地として全国に知られていました。しかし、東日本大震災の津波によって町内に129件あった農家のほとんどが流されました。「当時東京でIT企業を経営していた岩佐大輝(株式会社GRA代表取締役CEO)は、山元町の安否確認サイトを立ち上げ、その後地元の雇用を創造するためにNPO法人を設立。現在はGRAグループとして、山元町の農業におけるマーケティングとブランディングに力を入れ、農業技術の研究・革新を通して収益環境を整えようとしています」と語るのは、農業生産法人 株式会社GRA IPM担当 研究員 菅野 亘 氏。ここで開発された農業生産技術を標準化し皆で共有することによって、地域全体の農営を支援しようとされています。
しかし、薬剤抵抗性の発達が著しい「うどんこ病」が、イチゴ生産農家を悩ましていました。

大規模ハウス群で構成された研究施設

大規模ハウス群で構成された研究施設

取り組み

病害防除システム「タフナレイ」による、うどんこ病予防でイチゴ農園の復興を支援

復興庁と農林水産省は、被災地での早期生産開始を支援し、最先端の園芸施設が集積する新しい食料生産モデル基地として発展するために「食料生産地域再生のための先端技術展開事業」を実施。その一つとして宮城県山元町に建設されたのが大規模施設園芸実証研究施設(太陽光利用型植物工場)で、イチゴとトマトの先進的大規模生産技術の体系化と実証が行われています。
ここでは、コンソーシアムの一員である株式会社GRAが、栽培管理や生産物管理などを担当し、合理化による高収益経営をめざしています。 農水省は、化学農薬を主とした防除体系ではなく、多様な手段を総合的に用いて病害虫の発生を抑えるとともに、人や環境への負荷を最小限にとどめる病害対策、総合的病害虫管理(IPM)を推進しています。
この施設ではIPMの一環として、うどんこ病を予防するために病害防除システム「タフナレイ」を導入しました。イチゴ育苗室に15台、イチゴ本圃に9台設置し、夜間に3時間照射したところ、うどんこ病の発病株数平均がタフナレイ照射区で1%、無照射区では30%と、うどんこ病を防除するデータが得られました。
これにより、イチゴ農家の悩みであった、うどんこ病による出荷減が大幅に削減できる可能性が実証されました。
この「タフナレイ」は、農水省の農業新技術2010にも選定されています。

「タフナレイ」が発する特殊な波長の光がイチゴの免疫力を高める

「タフナレイ」が発する特殊な波長の光がイチゴの免疫力を高める

農水省の農業新技術に選定された「タフナレイ」

農水省の農業新技術に選定された「タフナレイ」

スケジュール制御盤

スケジュール制御盤

タフナレイのうどんこ病予防効果

タフナレイのうどんこ病予防効果

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