東京国際空港国際線旅客ターミナル

空港ターミナルの大空間で快適性を高めながら環境負荷をどれだけ削減できるか。空港ターミナルのエネルギーソリューション東京国際空港国際線旅客ターミナル

お客様の課題

24時間人が絶えない空間の環境への負荷削減と快適性を追求。

2010年10月、新しく羽田空港国際線旅客ターミナルが開業し、国際線定期便が就航しました。新しい旅客ターミナルは東京都心から約15kmの距離に位置し、そのアクセス性の良さから海外へのゲートとして注目を集めています。ターミナルビルの特徴は、すじ雲をイメージした幅約100m、全長約180mにわたる大屋根と、四方をガラスカーテンウォールに覆われた大空間。柱間隔を18mとすることで全体が見渡せ、旅行客は位置関係を一目で理解できるように計画されました。
設計にあたっては、Low-Eダブルガラスや局所空調の採用をはじめ、雨水利用や太陽光パネルによる発電など、環境への負荷を削減するとともに、快適性が追求されました。
3階チェックインロビーでは、巨大空間の照明エネルギー削減が課題となっていました。

チェックインカウンター上部に照度計を設置してダウンライトを照明制御。

チェックインカウンター上部に照度計を設置してダウンライトを照明制御。

取り組み

高効率照度センサできめ細かな照明制御。

3階チェックインロビーでは、自然光を有効利用するためにチェックインカウンター上部に照度計を設置し、照度に応じてダウンライトの点灯と消灯を行う照明制御を実施。トップライトの周囲に、高効率のセラメタプレミアS 100Wダウンライトと温白色Wエコ基準対応 環境配慮型照明器具をライン状に配置し、夜間には平均照度300 lxを確保して安全で安心な空間を実現。柱上部のセラメタSPD 300W投光器によって大屋根を照射することで、大空間が浮かび上がっています。
また、到着コンコースでも外光を有効に活用するとともに、夜間の安全を確保するためにライン状に足下灯を配置しています。
さらに、夜にはガラスカーテンウォールから漏れる光がターミナルビルをランドマークとして際立たせています。

到着コンコースでは蛍光灯足下灯ライン状に配置して安全を確保。

到着コンコースでは蛍光灯足下灯ライン状に配置して安全を確保。

夜にはガラスカーテンウォールから漏れる光がライトアップとなる。

夜にはガラスカーテンウォールから漏れる光がライトアップとなる。

効果

高効率照明の制御と自然外光の利用で年間消費電力を約21%削減※。

高効率照明器具を制御して外光を有効に利用することで、日中は屋内に居ながら屋外を感じることができる自然な空間を実現。また、夜間は適切な照度と色温度の空間を保つことにより、快適で安全な空間を実現しました。なお、この照明プランの導入により、年間消費電力量を約21%削減※することが可能となり、快適で安全な空港の実現とともに環境への負荷低減にも貢献しています。
※省エネ照明(制御)不採用の場合の年間電力使用量との比較

トップライトの周囲に色温度3,500Kの高効率ダウンライトと高効率蛍光灯がライン状に配置されている3階チェックインロビー。

トップライトの周囲に色温度3,500Kの高効率ダウンライトと高効率蛍光灯がライン状に配置されている3階チェックインロビー。

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