那須南エコファーム太陽光発電所

大規模太陽光発電所の稼働を遠隔監視し安定して発電できるように運用したい。エネルギー管理ソリューション 那須南エコファーム太陽光発電所

お客様の課題

ゴルフ場跡地を利用した16MW大規模太陽光発電所を安定運用したい。

酪農・肉牛肥育など、日本でも有数の大規模牧場を経営する農業生産法人株式会社ジェイイーティファームの関連会社、株式会社那須南エコファームは、利用者の減少などにより閉鎖された、旧ゴルフ場の敷地を購入。その跡地に16MWの大規模太陽光発電所の建設を計画されました。
発電量はすべて、固定価格買い取り制度により電力会社に売電し、収益を確保する事業計画が立てられました。
太陽光発電で重要なのは安定的な発電。太陽光発電システムでは、パワーコンディショナー本体の故障、太陽光直列系統の不具合、太陽光モジュール単体の故障など、さまざまなトラブルが想定されます。発電量が巨大なメガソーラーの場合、この故障を見逃す時間が長くなると損失も膨大になります。遠隔地に設置した太陽光発電システムがトラブルなく発電できているか、これを常時監視し、万一支障があれば現地の保守チームと連携できる体制が必要になります。

63,000枚の太陽電池モジュールで16MWを発電する太陽光発電所

63,000枚の太陽電池モジュールで16MWを発電する太陽光発電所

太陽電池モジュール配置図<br />※画像をクリックすると拡大画像を表示できます

太陽電池モジュール配置図
※画像をクリックすると拡大画像を表示できます

取り組み

メガソーラーを遠隔監視するパナソニックの
エネルギー管理サービスを締結。

那須南エコファーム太陽光発電所は、ゴルフコース(約38ha)の地形を生かし、樹木の陰にならないように配慮して多結晶シリコン太陽電池パネル255Wを63,000枚配置し、16MWを発電しています。年間発電量は1,750万kWhで、一般家庭約5,160世帯分に相当。年間CO2排出削減量は8,830tにのぼります。
太陽電池モジュールの基礎にはスパイラル杭を用いて省施工と環境性に配慮、発電効率を考えて設置角度は10度が採用されています。18枚のパネルを直列につないだ3,500回路を並列に接続し、出力250kWのパワーコンディショナー57台で直流電気を交流に変換。トランスにより交流電圧6,600Vを66,000Vまで上げて東京電力の送電線と接続しています。

この太陽光発電所の発電状況を遠隔監視しているのは、パナソニックの太陽光発電監視システム。発電状況を遠隔監視すると同時に、各接点の異常やパワーコンディショナーの状態監視も可能なので、より確実な運用が可能になります。これらのデータはWeb上のどこからでも、アクセスでき、遠隔地からの多拠点監視を実現しています。また、万一トラブルが発生した場合、駆け付け修理を行う保守契約も締結しています。
また、この発電データは敷地内に設けた研修室でも見ることができ、校外学習などの環境教育にも活用することで、地域貢献できるように配慮されています。

さらに、発電所各地にネットワークカメラ監視システムを配置することで、セキュリティ面でも万全の体制が敷かれています。

省施工と環境に配慮したスパイラル杭による基礎

省施工と環境に配慮したスパイラル杭による基礎

トランス(左)とパワーコンディショナー(右)

トランス(左)とパワーコンディショナー(右)

特別高圧送電設備

特別高圧送電設備

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