遮光面では、机やパーテーション、柱などの造作物が設定できます。

例えば、パーテーションなどの光を遮光する造作が作成できるので、1つの部屋が複数のブースに分かれている場合などの平均照度が算出できます。

反射率も設定できるので、反射を考慮した計算が可能です。


※以下の例はあらかじめDXF 図面を読み込んでいます。

  1. ツリーより「部屋」-「遮光面」-「図面から拾う」をクリックします。

その他の作成方法については、【4.3 計算エリアの設定】をご参照ください。

  1. カーソルで遮光面を作成するラインを選択し、「完了」ボタンを押します。


遮光面生成

遮光面生成画面が表示されますので、各項目を設定後「OK」ボタンで作成できます。



作成方法

平面

:面を作成します 

立体

:立体を作成します。

平面の高さ

:平面を作成する高さを入力します。

始点の高さ

:立体を作成する際の底面の位置を入力します。

立ち上げの高さ

:立体を作成する際の底面の位置を入力します。

拡散反射率

:反射率を入力します。

拡散透過率

:透過率を入力します。

側面を作成する

:チェックを入れた場合、側面を作成します。

上面を作成する

:チェックを入れた場合、上面を作成します。

底面を作成する

:チェックを入れた場合、底面を作成します。

くり抜きエリアを作成する

:チェックを入れた場合、遮光面と同時にくり抜きエリアを作成します。

 ※くり抜きエリアは「計算エリア」の「くり抜き領域」と同様の機能です。 

フォルダ名

:フォルダを作成している場合、遮光面の保存先フォルダを指定できます。


プロパティ

ツリーの「部屋」-「遮光面」を選択することでプロパティを表示します。

遮光面名

:遮光面名を変更できます。

 「例:柱1」などのように名前を付けるとわかりやすいです。

拡散反射率

:設定値については、下記URLをご参考ください。

 材料反射率表:https://www2.panasonic.biz/jp/lighting/plam/knowledge/document/0412.html

拡散透過率

:乳白パネルや和紙などの計算に利用できます。

 「拡散反射率」と合わせて、100%を超えないように設定します。

ライン色

:遮光面を表示する線色を選択できます。


遮光面の編集(平面作成時のみ)

設定値を変更

チェックを入れることで変更できます。

立体となる遮光面を作成

平面で作成した遮光面を立体で再作成できます。


遮光面フォルダの作成

作成した遮光面を任意のフォルダ名で管理できます。フォルダが複数ある場合は、別フォルダに移動も可能です。

  1. 遮光面を選択し、「新規フォルダ作成」を選択します。作成したフォルダは、プロパティから名称変更できます。


  1. Ctrlキーで複数選択し、作成したフォルダにドロップすることでフォルダに格納できます。


■照度計算方法について

 遮光面を挿入すると自動的に照度計算方法がラジオシティ法になります。

 計算方法は部屋のプロパティで確認できます。