非常用照明器具は不特定多数の人が集まる場所で、火災その他の不慮の事故で停電した場合に、

居合わせた人々を速やかに安全に避難できるように、室内や通路を照らす照明器具です。

非常用照明器具は、非常時において30分間(長時間型は60分間)非常点灯した後で、

床面の水平面照度が必要照度1Lx以上(LED・蛍光灯2Lx以上)を確保することが法律で定められています。


本システムの非常照明機能では、任意に照明器具を配置して求める方法(単体配置)と

部屋の形状から最小照度を満足する非常用照明器具の台数と配置を求める方法 の2つの方法で非常用照明器具の配置の設計を行うことが可能です。


反射を考慮しない直射照度計算です。


■必要照度

白熱灯 1Lx以上、LED・蛍光灯 2Lx以上


  1. ツリーより部屋/スペース(例:応接室)「…」→「非常照明」を選択します。


  1. 照明器具検索ダイアログより照明器具を検索後、品番を選択し「OK」をクリックします。

非常照明のみ選択できます。

照明器具を選択

弊社サイト掲載の非常照明の設置基準を確認できます。

https://www2.panasonic.biz/jp/cec/lp/emergency_light_installation_standard.pdf


  1. 照明器具の情報を確認します。

非常照明 電源別置器具の場合、非常時に供給される電源の能力による換算係数を設定する必要があります。


非常用照明 電源別置型の場合

①[照明器具]タブの「OK」がクリックできません。[灯具詳細]タブをクリックします。


② [灯具詳細]タブにはランプや光束が表示されます。

■注意

非常時の電源能力、低温時の補正によるランプ光束の低下を考慮する必要がある器具の場合、

[光束掛率]の入力が必要になります。「光束掛率」に非常電源による光束換算係数を設定し、

「OK」をクリックします。

(例:白熱灯非常用照明器具・電源能力100V90%電圧・光束換算係数0.7)


  1. 照明器具配置方法を選択し、配置を行っていきます。

各配置方法については、各説明ページをご参考ください。

単体配置

非常用自動配置

非常時照度範囲

非常用置換配置

図面から拾う