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作業のために必要な明るさは、作業面の照度で検討します。
必要照度を設定し、それを確保できるような器具の配置を設計する方法とポイントを説明します。
※照明率とは
光束の何%が作業面に達するかを示す割合が照明率です。
※保守率とは
点灯時間に応じて、光束低下、照明器具や内装の汚れなどにより、室内の照度は下がります。
そのため、初期状態の明るさに対する、器具清掃前かつ寿命末期の状態での明るさを示したのが保守率です。
明るさ、照明効率を優先させると、演色性や色温度などが用途に適さない場合があります。
「器具選択の5つのポイント」を参考に、用途に適した器具を選定しているか、改めて確認しましょう。
作業空間では、明るさのムラが少なく、照度が均一な空間の方が快適です。
同じパワーの器具でも、配光の広がりによって、所要台数が変わります。
LEDは配光が広がりにくい特徴があるので、平均照度は確保できていても、光がムラになっている場合があります。
照度分布図を作成し、光のムラがないかを確認しましょう。
一方で、配光が広い器具は遮光角が浅くなりやすいので、遮光角にも配慮して検討しましょう。