ブレーカー・分電盤:ブレーカーに関するQ&A

主幹ブレーカー

Q.1 住宅分電盤の主幹最大容量は?

A.1

住宅分電盤では最大100Aです。鋼板製(アロー盤)であればそれ以上も可能です。

Q.2 リミッター付で主幹容量を100Aにできますか?

A.2

主幹容量を100Aにすることは可能ですが、リミッターは60A(22mm2)までしか存在していませんので、75Aまでとしています。仕様の確認が必要です。

Q.3 主幹漏電ブレーカーを3P2Eから3P3Eへ交換できますか?

A.3

漏電ブレーカーABF型であればブレーカーのみの交換が可能です。

Q.4 住宅盤の主幹ブレーカー・分岐ブレーカーの引き外し方式は?

A.4

漏電ブレーカーABF型、コンパクトブレーカーSH型はともに熱動電磁式です。

Q.5 主幹ブレーカーがトリップしてしまう理由は何が考えられますか?

A.5

短絡、過電流、漏電、過電圧が考えられます。
漏電ブレーカーABF型であれば漏電、過電圧時に「異常」の表示が出ます。

Q.6 住宅分電盤で主幹ブレーカーをMCBに交換した場合の問題は?

A.6

内線規程上「住宅に施設する低圧の電気機械器具に電気を供給する電路には漏電遮断器を施設すること。」となっていますので、主幹ブレーカーをMCBにした際は、分岐ブレーカーを全てELBに交換してください。

Q.7 主幹ブレーカーがO.C.(過電流保護)付に換わったのは、何年からですか?

A.7

内線規程より、1995年:望ましい(推奨)、2000年:とすること(義務)となっています。

Q.8 主幹ブレーカーが欠相保護機能付に換わったのは、何年からですか?

A.8

内線規程より、1990年:望ましい(推奨)、1992年:原則とする(義務)、2005年:とすること(義務)となっています。

Q.9 主幹ブレーカーとリミッターの違いは何ですか?

A.9

主幹ブレーカー:引込幹線を保護するのが目的です。片相の総和が定格を超えると動作します。

リミッター:家庭の電気使用量を制限するのが目的で、家電製品を最大で同時に使った時のことを考え、容量を決定します。両相の総和が定格を超えると動作します。

分岐ブレーカー

Q.1 「IHを使う場合ブレーカーはELBを使ってください。」とIH専門カタログに記載しているが、住宅盤に内蔵されているブレーカーはMCBになっているのは何故?

A.1

住宅分電盤は主幹ブレーカーにELBを搭載しているため、分岐ブレーカーがMCBでも問題ありません。

Q.2 住宅分電盤の絶縁測定はどのようにすればいいのか?

A.2

住宅分電盤コンパクト21総合カタログに絶縁抵抗測定における注意というページがあるのでそちらを参考にしてください。

Q.3 分岐ブレーカーの100Vから200Vへの切替はどうすればよいのですか?

A.3

住宅分電盤コンパクト21総合カタログに掲載していますので、そちらを参考にしてください。

Q.4 分岐ブレーカーの電圧測定の仕方を教えてください。

A.4

住宅分電盤コンパクト21総合カタログに掲載していますので、そちらを参考にしてください。

Q.5 分岐に40A・50AのSH/SHE型は、取付けできますか?

A.5

ヨコ1列(BQWB品番)を除き、ご使用できます。

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