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提案サクセスストーリー Step1:オリエンテーション

下記コンテンツは2011年以前に公開したものです。
パナソニック電工株式会社は現在、パナソニック株式会社ライフソリューションズ社となっております。

本当のLED革命は、たとえばファミリーレストランからはじまる。

グリル&サラダバーシズラー 外観

グリル&サラダバーシズラー 店内

グリル&サラダバーシズラー
グリル&サラダバーシズラーは、カリフォルニアスタイルのカジュアルレストラン。来店者の 8割が女性。まだ日本に馴染みがなかったビッフェスタイルを定着させた。
今回の新宿三井ビル店はシズラーの旗艦店である。
Sizzler新宿三井ビル店納入事例レポート

Step1:オリエンテーション―情報収集―

そもそもオリエンテーションの目的ってなんだろう?

海外に本部を持つシズラーは、R&Kフードサービス株式会社が日本での権利を持っている。ピザでおなじみのシェーキーズも同社の傘下にある。吉岡氏は以前、シェーキーズの照明をLED化する仕事を手がけた経験があり、その流れもあって依頼が舞い込んだ。もちろん、依頼が来る以前にもプライベートで何度も利用していて、「ちょっと一人では入りにくいけど、カップルだとか友達グループで立ち寄るのにとてもいい感じ」という好印象を抱いていた。
オリエンテーションは2009年12月1日。当時はトレーニングマネージャー(現在はエリアマネージャーとして数店舗を統括する)の植田氏と初めての顔合わせとなる。「まじめで熱心な方、という印象を持ちました。」という。

吉岡氏

「オリエンで大事なのは、前もってしっかりとイメージを描いておくこと。図面を見ておくと、その店がどんな感じなのかは把握できますよね。今回の場合だと、奥の方のテーブルがちょっと薄暗い、というのはある程度想像できるし。その上で、クライアントの方の問題点を生の声としてお聞きしながら、では、どうすればよいか、整理していく、という方法がよいかと思っています。
そうすることで、クライアントのお困りの点を自分の問題のようにイメージできるし、解決の糸口もオリエンの時にある程度得ることができますから」

図面

ヒアリングの上で、課題を的確に整理する

今回、オリエンで明らかにされた課題点は、以下の通りである。

オリエンポイントの整理

なによりの課題は、夜は雰囲気があって良いのだが、昼間、窓際のテーブル以外だとやや薄暗い印象で「お客様の表情が、暗く感じてしまう」ことであった。
これは、そもそも5年前に白熱灯を省エネのために台湾製の電球形蛍光灯に変更してからだという。確かに省エネにはなったが、お客様の表情も、テーブルに並べられた料理もなんとなくビビッドな感じに欠ける印象を受けるのは、レストランとしてかなり問題である。厨房から見てもお客様の表情が「美味しそうに見えない」とスタッフの間でもよく話題になっていたらしい。
ほかに、サラダバーの演出、エントランス周りのなんとなく入りにくい地味な感じも課題に。3点の課題を通して、全体に沈んだ感じがあるのを、よりイキイキしたワクワク感を持たせることがテーマ。
「電球形蛍光灯へのスイッチが原因」と、問題点は明らかだが、省エネ効果は認められていることから、いまさら白熱灯には戻れない。[注1][注2]
まさにLEDの腕の見せ所、といったケースであった。

こうして、いつものファミリーレストランの照明が、いつの間にかLEDに変わっていくのだろう。世の中の照明が、静かに少しずつ、しかし、足もとから着実に変わっていく――この不可逆的な流れこそが、 「 LEDの本当の革命」なのだ。

達人ならでは! ―極私的オリエンテーション・ヒヤリング術 施工事例の画像をiphoneに入れて、クライアントとのイメージ共有に活用

吉岡氏ここで、吉岡流のオリエンテーション術を伝授していただこう。
基本は、前述のように「あらかじめ自分なりのイメージを持っておくこと」。
さらに、ヒアリングで相手のホンネを引き出しながら、用意しておいたイメージがひとりよがりなものでなかったか、チェック&フィードバックしていくのだ。

iPhoneオリエン時点では、あまり流行のガジェットやツールに頼らない。むしろ、「しっかりクライアントの方のお話しを聞く」という基本に徹することが大事だという。
ただ、最近よくやるのはiPhoneに施工事例などのイメージ画像をスクラップしておいて、打ち合わせの際に、「こんな感じですか?」などと確認すること。
百聞は一見にしかず。もちろん、必要に応じてカタログ集や事例集を用意していくのはいうまでもない。

あと、プロとして仕事をしている以上、なにより肝心なのは「おおよその予算イメージ」をしっかり押さえておくことである。アーチスト志向の高い建築デザイナー、設計者の中にはお金の話を嫌う方もいるが、照明設計ではまず「予算ありき」をモットーにした方がいい。
「今回は以前の仕事の経験から社長様とも面識があり、「投資対効果」を厳しく問われ、そこが選定の基準になることを知っていたので特に留意したが、どんな仕事でも一般的なポイントであると思う」と吉岡氏は言う。特に、経営陣に近づくほど費用対効果で意思決定する比率が上がることは念頭に置いておくことだ。

注1] 第四のあかりLED 
1996年、白色LEDの誕生により、ガス灯・白熱灯・蛍光灯と続いたあかりの歴史は、さらに進化を加速させています。
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注2] 蛍光灯 / 白熱灯 / LEDのちがい
3光源ともそれぞれ特性があります。光源寿命、省エネ性などの点でLEDは優れています。
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Step1「オリエンテーション」時にポイントを掴むために予習しておこう
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