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提案サクセスストーリー Step2:コンセプトメイキング

下記コンテンツは2011年以前に公開したものです。
パナソニック電工株式会社は現在、パナソニック株式会社ライフソリューションズ社となっております。

「アイデアは自分の中に蓄積された  ナレッジから生まれる」

グリル&サラダバーシズラー 外観

グリル&サラダバーシズラー 店内

グリル&サラダバーシズラー
グリル&サラダバーシズラーは、カリフォルニアスタイルのカジュアルレストラン。来店者の 8割が女性。まだ日本に馴染みがなかったビッフェスタイルを定着させた。
今回の新宿三井ビル店はシズラーの旗艦店である。
Sizzler新宿三井ビル店納入事例レポート
オリエンテーションを通じて課せられたテーマは、まさに「LEDの特長をいかに活かすか」といった内容だと言っても過言ではなかった。このテーマの解決に向けて、いかに取り組むか。吉岡氏ならではの発想術とあわせてご覧いただこう。

Step2:コンセプトメイキング―企画立案―

設計コンセプトづくりも現場主義!

吉岡氏

前ページで述べたように、吉岡氏の座右の銘は「現場主義」。人気映画の決めセリフで「事件は会議室で起きてるんじゃない!現場で起きてるんだ!」というのがあったが、さしずめ「コンセプトの基本は机の上で生まれるんじゃない、現場から発想するんだ」といったところだろうか。
図面はあくまで、ツールに過ぎない。前提となる条件や制約をしっかりと把握した上で、CAD画面を通したその向こうに、現場(=実際のシズラーの空間)をしっかりと見すえることが大切だ。

達人ならでは! ―徹底現状把握

吉岡氏今回もオリエンの1週間後に現地調査を実施して、窓、ダウンライトの内側、ダイクロハロゲン、古い器具がそのまま残っていることなどを時間をかけてチェックした。 ここで、現在使われている口径が一般規格と異なる特殊なサイズで、別注アタッチメントが必要なことが判明している。

ときには、街へ出て、時代の空気を吸ってみる

設計作業はもちろん、自分のデスクでパソコンに向かってコツコツとやるほかない。特に、機種選定などは、カタログと図面と予算をにらみながら地道で緻密な作業となる。

一方で、クリエイティブな作業にはインスパイアが不可欠だ。「アイデアは自分の中に蓄積されたナレッジから生まれる」と考える吉岡氏は、おしゃれなカフェや商業施設のライティングを眺めることがいい刺激になると語る。どこへ行ってもまず天井を必ず眺めるのがクセになっているとか。ただ、国内のお店に関しては設計者やデザイナーの関わりなどの裏事情が、ほぼネタバレするようになったので、海外のデザイナーが手がけた演出を見るのが楽しい。たまに早く帰宅できるときなど、最寄りの新橋駅から乗らずに、中央通りを歩いて銀座から乗車することがよくある。
「でも、自宅ではあまり仕事のことは考えないですね。それほど家の照明に凝っているわけではないし。奥さんに言われて球を交換する程度、ですかね(笑)」

デスク

「演出性×省エネ」を追求した理想案と、そのコストダウン案を用意

オリエンテーションの課題として、3つの演出ポイントが浮き彫りになった。現場をしっかり把握したことで、クライアントが求めることを体感したが、それぞれの課題に対し、改善の方向性つまりコンセプトをまとめてみよう。

(1)昼と顔と夜の顔を作りたい
→「昼は外光利用で開放感を!夜は明暗つけくつろぎ感を!」
(2)サラダバーをメインステージのように
→「シンボルとしてどこよりも明るく」
(3)エントランスにもっとトキメキ感を
→「壁・床面照度アップで誘引効果アップ」

LED照明にするかどうかはコストの問題ではあったが、(1)(2)(3)のすべての実現を考えるとLED照明の採用は外せない。「省エネ」への期待を裏切るわけにはいかないし、課題の演出性の面からも、迷わずGO!と考えた。

LED照明の採用をベースに、3〜5年で減価償却できる機器を選定することにした。(1)を満たすためには、調光可能型が前提となるが、そうなるとイニシャルコストがアップしてしまう。しかも、今回は既存器具をそのまま取り替えることが条件となっているため、選定する範囲が絞られてくる。
そこで吉岡は、(1)(2)(3)で上げた演出コンセプトを実現し、かつ省エネ性の高い理想追求したプランと、現実の予算を考慮してイニシャルコストを抑えたプランの2案を用意することにした。
実は、イニシャルコスト削減案をここで模索しておいた意味が後になって効いてくるのだが、それについては後述しよう。

デスク

EVERLEDSならでは! ーコンパクト&ハイパワーなLEDスポットライト 

サラダバーをメインステージのように際立たせるには、器具の存在を抑え、演色性の高いハイパワーな光の照明器具が求められる。2010年EVERLEDS新商品のLEDスポットライト JR12V50形器具相当は、従来器具に比べて、灯具長さ約25%減でコンパクト。さらに、 明るさ約25%アップのハイパワーな光を放ち、指向性の高いスポット光でRa92[注]を実現。メリハリのある鮮やかな演出におすすめのスポットライトだ。

※ハロゲン12V50Wクラスにおいて、現在日本国内で発売されている製品と比較して。2010年5月10日現在、当社調べ。

注] Ra(アールエー)
平均演色評価数。光源の色の見え方を表す代表的な指数。100に近いほど、つまり数値が大きいほど演色性が高いことを示す。パナソニックでは、高演色Ra92のダウンライト、ユニバーサルダウンライト、スポットライトをラインアップ。
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