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提案サクセスストーリー Step4:スペックイン

下記コンテンツは2011年以前に公開したものです。
パナソニック電工株式会社は現在、パナソニック株式会社ライフソリューションズ社となっております。

プレゼンテーションが終わってから本当の勝負がはじまる

グリル&サラダバーシズラー 外観

グリル&サラダバーシズラー 店内

グリル&サラダバーシズラー
グリル&サラダバーシズラーは、カリフォルニアスタイルのカジュアルレストラン。来店者の 8割が女性。まだ日本に馴染みがなかったビッフェスタイルを定着させた。
今回の新宿三井ビル店はシズラーの旗艦店である。
Sizzler新宿三井ビル店納入事例レポート
プレゼンテーションの結果を待ちわびていた吉岡氏の元に、一通のメールが届く。予算削減のリクエストである。工事期間も迫りつつある中で、この事態をいかに切り抜けるか。

Step4:スペックイン ―受注決定―

減額リクエストが――「緊急事態?いいえ、じつは想定の範囲内でした」

プレゼンテーションから約2ヶ月。
担当の植田氏より一通のメールが届く。内容は減額のリクエストで、メール文中に「無理を言って誠に申し訳ございません」とある通り、提示された予算はかなりシビアなものであった。さぞや、動揺したかと思いきや、ある程度は想定していたことであった、とのこと。
ここで「Step1」で述べた、「予算感をしっかり押さえておくこと」という心得と、「Step2」で予算減額プランの方向を示したB案の存在が生きてくる。減額幅はB案の想定をやや予想を上回るものであったが、ある程度の事態は想定していたこと。方向性はすでに模索してあったことによって、パニックにならずにすんだ。

減額プランの提示では、そのデメリットもきちんと伝えておこう

調光不可の範囲を増やすことで、省エネ効果がやや低下するが、単価の低い調光不可の器具の台数を増やして、減額プランを練り上げる。先にコストを抑えることを優先して提案したB案の方向性をベースに、さらにコストパフォーマンスを追究していけばいい。
とはいえ、器具の見直しだけで達成できるわけもなく、あとは工事のコストパフォーマンスをいかに高めるかを関係者と折衝を重ねた。

図面

コストダウンを実現するために、まず、調光可能エリアの絞り込みを行った。
具体的には、 ・エントランス(1F・2F) ・窓側個室、テーブル席 ・通路部——を調光不可とした(図参照)。
さらに、前回提案の「省エネ効果重視」のダウンライトを25台「価格重視」のタイプに差し替えてイニシャルコストの低減を図った。

こうして、わずか2週間足らずで再提案にこぎつける。
説明の時は、価格重視商品を採用したことで、省エネ効果がやや低下することを充分に説明し、ご納得いただいた。

もうひとつ吉岡氏が心配だったのは、納期のこと。
予定工事期間は予備の1日を見ても3日間しかとれない。しかも営業しながら、の工事が前提だったので、23時閉店の後、0時〜翌朝9時迄の工事となった。さらに、工事を始めると、築が古いためにケーブルが劣化しており電圧が落ちる問題が発覚。やり変え工事が必要となったが、これは想定していなかった。

急遽、必要な部品を調達し、工事関係者に尽力いただいてなんとか納期をクリア。いくら準備を重ねたつもりでも、どうしても意外な事態が発生するのも現実ではある。

エピソード ―プロジェクトを無事終えて

吉岡氏

こうして、想定内、想定外の苦労やアクシデントを経て2010年7月上旬に無事工事完成。
点灯すると、ほぼ、イメージしていたとおりの空間が現れた。サラダバーの天井ガラスへの映り込みが強いので角度を微調整する程度であった。引き渡しのとき、店のスタッフの皆様に「明るくなった!」と感激していただき、これまでの苦労が吹き飛ぶのを感じた。設計者冥利に尽きる至福の時である。

お客様のご感想

お客様のご感想/R&Kフードサービス株式会社 シズラー部 植田様そもそものリクエストでありました「昼と夜の顔づくり」は調光可能型LEDダウンライトでほとんど理想的に実現していただきました。今後、より季節感のあるシズラーの演出――春先には目の前に美しく桜が咲くのですが、そうした風景に合わせた演出なども考えていきたいと思っています。
また、調光することで一部だけをとても暗くすることができるのですが、当店のバースデーサービスとして実施しているローソクだけのキャンドル演出で、一生に一度の思い出をつくっていただく、などといったことも可能になりました。

サラダバーの演出についても、ハロゲンランプから熱を感じさせないLEDに取り替えて、より明るく、より華やかな雰囲気が実現できました。おかげさまでお客様にも大変ご好評をいただいております。(注)

こうした結果を踏まえて、2011年春 シズラー桜新町店の全面改修にむけての検討を開始された。
まさに、LED照明導入によって、施主側、設計者側ともに「サクセス・ストーリー」が実現したといえるだろう。

店内の様子

EVERLEDSならでは! ー省エネ効果の見える化

改修前にもあらかじめ「エネルギーモニタ」を使って電力測定を行っていたが、完成後も同様にデータを測定し、約61%ダウンの結果を得た。想定の約55%を上回る省エネ効果である。

エネルギーモニタ別ウィンドウで開きます。

カタログスペックだけでなく、実際の使用状況でのエネルギー消費量を見える化して把握したいときに役立つのが、エネルギーモニタ。照明や空調などの時間ごとのムダ・ムラが容易に把握できます。

ロイヤルHD内へ水平展開するためにバックデータも準備

――最後に、これからの設計者としての目標は?
「プロフェッショナルとして仕事している以上、制約はあって当たり前。
その中で最大限の答えを出すのはもちろん、制約を制約とせず、それをメリットに変えるような設計士を目ざしたいですね」

吉岡氏

注] LED 光や熱でモノを傷めず、ライトアップ 
熱線・紫外線を放出しないのもLEDの優れた特長のひとつ。鮮度が売りのサラダを光や熱で傷める心配がなく、メリハリのある鮮やかなライトアップが可能になります。
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