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P.L.A.M. PLAM プラム | 照明設計サポート設計知識とツール 照明設計資料

照明設計資料

防災照明(誘導灯)

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(1) 屋内から直接地上へ通ずる出入口(附室が設けられている場合にあっては、当該附室の出入口)、
(2) 直通階段の出入口(附室が設けられている場合にあっては、当該附室の出入口)、
(3) 避難階の廊下及び通路((1)の避難口に通ずるものに限る。)、
(4) 直通階段、
(5) 乗降場(地下にあるものに限る)、
(6)(5)に通ずる階段、傾斜路及び通路。なお、(3)については、(1)(4)を接続する部分としてさしつかえないこと。

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消防法の改正(消防法)

消防法の改正により、立入検査や罰則が強化されました。

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消防用設備等の点検要領の全部改正 (消防予第172号)平成14年6月11日改正施行


誘導灯表示板表面の緑色が青色に、白色が茶色等に変色している場合は、速やかにパネルを交換する事が明記されました。

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誘導灯の定格時間(20分長時間定格は60分)非常点灯するか確認する事が明記されました。

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1.誘導灯の区分(消防法施行規則第28条の3、消防予第245号(平成11年9月21日))


誘導灯は消防法施行規則第28条の3及び消防予第245号(平成11年9月21日)に基づき、A級〜C級に区別されています。

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2.誘導灯の設置基準(消防法施行令第26条、消防法施行規則第28条の3、消防予第408号(平成21年9月30日))

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避難口誘導灯及び通路誘導灯の有効範囲は、原則として、当該誘導灯までの歩行距離が次の(ア)又は(イ)に定める距離のうちいずれかの距離以下となる範囲とされていること。この場合において、いずれの方法によるかは、設置者の選択によるものであること。ただし当該誘導灯を容易に見とおすことができない場合又は識別することができない場合にあっては、当該誘導灯までの歩行距離が10m以下となる範囲とする。

(ア)下の表の左欄に掲げる区分に応じ、同表の右欄に掲げる距離

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(イ)次の式に定めるところにより算出した距離
   D=kh
   Dは、歩行距離(単位:m)
   hは、避難口誘導灯又は通路誘導灯の表示面の縦寸法(単位:m)
   kは、右の表の左欄に掲げる区分に応じ、それぞれ同表の右欄に掲げる値

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3.誘導灯・誘導標識の取り付けが免除される建物(消防法施行規則第28条の2、平成11年消防庁告示第2号消防予第245号(平成11年9月21日))

1)誘導灯及び誘導標識を設置することを要しない防火対象物又はその部分(消防法施行規則第28条の2)

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■避難口誘導灯の設置が除外される場合
居室の各部分から主要な避難口を容易に見通し、かつ、識別できる階で、当該避難口に至る歩行距離が避難階にあっては20m以下、避難階以外の階にあっては10m以下であるものとする。

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■通路誘導灯の設置が除外される場合
?@居室の各部分から主要な避難口又はこれに設ける避難口誘導灯を容易に見通し、かつ、識別できる階で、当該避難口に至る歩行距離が避難階にあっては40m以下、避難階以外の階にあっては30m以下であるもの

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?A階段又は傾斜路のうち、「非常用の照明装置」により、避難上必要な照度が確保されるとともに、避難の方向の確認(当該階の表示等)ができる場合

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2)避難口誘導灯の設置を要しない居室の要件
 (平成11年3月17日消防庁告示第2号、消防予第245号(平成11年9月21日))
規則第28条の3第3項第1号ハの出口(右図参照)において室内の各部分から当該居室の出入口を容易に見とおし、かつ、識別することができるもので、床面積が100?u(主として防火対象物の関係者及び関係者に雇用されているものにあっては、400?u)以下であるものとする。

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■常時開放式防火扉
自動火災報知設備の感知器の作動と連動して閉鎖する防火戸に誘導標識が設けられ、かつ、当誘導標識を識別することができる照度が確保されるように非常用の照明装置が設けられている場合

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■誘導標識
居室の各部分から主要な避難口を容易に見通し、かつ、識別できる階で、当該避難口に至る歩行距離が30m以下であるものとする。

3)設置免除の例

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4.避難口誘導灯の設置 (消防法施行規則第28条の3)

避難口誘導灯は、次の(イ)から(ニ)までに掲げる避難口の上部又はその直近の避難上有効な箇所に設けること

(イ)屋内から直接地上へ通じる出入口(附室が設けられている場合にあっては当該附室の出入口)

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(ロ)直通階段の出入口(附室が設けられている場合にあっては、当該附室の出入口)

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(ハ)(イ)、又は(ロ)に掲げる出入口に通じる廊下、又は通路に通じる出入口

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(ニ)(イ)、又は(ロ)に掲げる出入口に通じる廊下、又は通路に設ける防火戸で直接手で開くことができるもの(くぐり戸付きの防火シャッターを含む)がある場所。

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5.通路誘導灯の設置(消防法施行規則第28条の3、消防予第245号(平成11年9月21日))

通路誘導灯は、廊下又は通路のうち次の1)から3)までに掲げる箇所に設けること


1)曲がり角

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2)下図(イ)及び(ロ)に掲げる避難口に設置される避難口誘導灯の有効範囲の箇所

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3)(イ)及び(ロ)のほか、廊下又は通路の各部分(避難口誘導灯の有効範囲内の部分を除く)を通路誘導灯の範囲内に包括するために必要な箇所

?@下図の(ハ)及び(二)の避難口への通路誘導灯の配置

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?A通路誘導灯間の配置

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6.誘導灯の消灯(消防法施行規則第28条の3、消防予第245号(平成11年9月21日))

次の 1)から 4)まで挙げる場所に設置する場合であって、自動火災報知設備の作動と連動して誘導灯が点灯し、かつ、当該場所の利用形態に応じて誘導灯が点灯するように措置されているときは消灯可能となりました。

1)防火対象物が無人である場合
a. ここでいう「無人」とは、当該防火対象物全体について、休業、休日、夜間などにおいて定期的に人が存在しない状態が繰り返し継続されることをいうこと。この場合において、防災センター要員、警備員などによって管理を行っている場合も「無人」とみなすこと。
b.し たがって、無人でない状態では、消灯対象とはならないこと。

2)外光により避難口又は避難の方向が識別できる場所に設置する場合
a. ここでいう「外光」とは、自然光のことであり、当該場所には採光のための十分な開口部が存する必要があること。
b. また、消灯対象となるのは外光により避難口等を識別できる間に限られること。

3)利用形態により特に暗さが必要である場所に設置する場合
通常予想される使用状態において、映像などによる視覚効果、演出効果上、特に暗さが必要な右表の左欄に掲げる用途に供される場所であり、消灯対象となるのは右表の右欄に掲げる使用状態にある場合であること。

4)主として当該防火対象物の関係者及び関係者に雇用されている者の使用に供する場所に設置する場合
a. ここでいう「当該防火対象物の関係者及び関係者に雇用されている者」とは、当該防火対象物(特に避難経路)について熟知している者であり、通常出入りしていないなどの内部の状態に疎い者は含まれないこと。
b. また、当該規定においては、令別表第1(5)項口(7)項、(8)項、(9)項口、及び(10)項〜(15)項までに掲げる防火対象物の用途に供される部分に限るものであること。

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●消灯の方法には手動による方法のほか、自動点滅器・施錠連動・照明連動による方法があります。※詳しくは誘導灯用信号装置の欄をご覧ください。

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7.点滅・音声付誘導灯の設置(消防法施行規則第28条の3、消防予第245号(平成11年9月21日))

点滅機能又は音声誘導機能の付加は任意(点滅機能にあっては、規則第28条の3第4項第3号の規定に適合するための要件となっている場合を除く。)であるが、次に掲げる防火対象物又はその部分には、これらの機能を有する誘導灯を設置することが望ましい。

(ア)令別表第一(6)項ロ及びハに掲げる防火対象物のうち視力又は聴力の弱い者が出入りするものでこれらの者の避難経路となる部分
(イ)百貨店、旅館、病院、地下街その他不特定多数の者が出入りする防火対象物で雑踏、照明・看板等により誘導灯の視認性が低下するおそれのある部分
(ウ)その他これらの機能により積極的に避難誘導する必要性が高いと認められる部分

誘導灯に設ける点滅機能又は音声誘導機能は、次の1から4までに定めるところによること

1)下図(イ)又は(ロ)に掲げる避難口に設置する避難口誘導灯以外の誘導灯に設けてはならないこと

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2)自動火災報知設備の感知器の作動と連動して起動すること

3)避難口から避難する方向に設けられている自動火災報知設備の感知器が作動したときは、当該避難口に設けられた誘導灯の点滅及び音声誘導が停止すること

4)音声警報機能付の非常放送設備と併せて使用する際の誘導音装置付誘導灯の音圧レベルは、当該装置の中心から1m離れた位置で70dBに調整されていること(通達消防予第302号平成6年11月30日より)

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8.長時間(60分間)定格型誘導灯の設置(消防法施行規則第28条の3、平成11年消防庁告示第2号、消防予第408号(平成21年9月30日))

(1) 屋内から直接地上へ通ずる出入口(附室が設けられている場合にあっては、当該附室の出入口)、
(2) 直通階段の出入口(附室が設けられている場合にあっては、当該附室の出入口)、
(3) 避難階の廊下及び通路((1)の避難口に通ずるものに限る。)、
(4) 直通階段、
(5) 乗降場(地下にあるものに限る)、
(6)(5)に通ずる階段、傾斜路及び通路。
なお、(3)については、(1)(4)を接続する部分としてさしつかえないこと。

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9.客席誘導灯の設置 (消防法施行令第26条)

■照度基準
客席誘導灯は客席に自治省令で定めるところにより計った客席の照度が0.2ルクス(水平面照度)以上となるように設けること。
■大阪市消防局管内
劇場、映画館、演芸場、観覧場、公会堂、集会場等(2.誘導灯の設置基準の表中(1)項)の防火対象物並びに、地下街(2.誘導灯の設置基準の表中(16の2)項)の部分で、2.誘導灯の設置基準の表中(1)項に掲げる用途に使用される防火対象物の客席部分に設置する客席誘導灯は次により設置します。

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1. 客席内通路が階段状になっている部分にあっては、客席内通路の中心線上において、当該通路部分の全長にわたり照明できるものとし、かつ、その照度は、当該通路の中心線上で測定し、水平面照度で0.2ルクス以上とすること。

2. 客席内通路が傾斜路または水平路となっている部分にあっては、左図中の式により算出した設置個数を、おおむね等間隔となるように設置し、かつ、その照度は、誘導灯に最も近い通路の中心線上で測定し水平面照度で0.2ルクス以上とること。

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10.誘導標識の設置 (消防法施行規則第28条の3)

1)避難口又は階段に設けるものを除き、各階ごとに、その廊下及び通路の各部分から一の誘導標識までの歩行距離が7.5m以下になる箇所及び曲り角に設けること。
2)多数の目に触れやすく、かつ、採光が識別上十分である箇所に設けること。
3)誘導標識の周囲には、誘導標識とまぎらわしいまたはこれをさえぎる広告物、掲示物等を設けないこと。

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◆避難口誘導灯及び通路誘導灯を設置する場合の手順 (消防予第245号(平成11年9月21日)より抜粋)

1)規則第28条の3第3項第1号イからニまでに掲げる避難口に、避難口誘導灯を設ける(A)。
2)曲り角に通路誘導灯を設ける(B)。
3)主要な避難口(規則第28条の3第3項第1号イ及びロに掲げる避難口)に設置される避難口誘導灯の有効範囲内の箇所に通路誘導灯を設ける(C)。
4)廊下又は通路の各部分について、(A)〜(C) の誘導灯の有効範囲外となる部分がある場合、当該部分をその有効範囲内に包含することができるよう通路誘導灯を設ける(D)。
5)以上のほか、防火対象物又はその部分の位置、構造及び設備の状況並びに使用状況から判断して、避難上の有効性や建築構造・日常の利用形態との調和を更に図るべく、設置位置、使用機器等を調整する。

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◆誘導灯・誘導標識の具体的な設置例 (消防予第245号(平成11年9月21日)より抜粋)

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11.通路誘導灯の床面照度(消防予第245号)

階段又は傾斜路に設ける通路誘導灯にあっては、踏面又は踊場の中心線の照度が1ルクス以上となるように設けること。

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12.誘導灯の届出 (消防法施行規則第31条の3)

誘導灯及び誘導標識は、工事完了後4日以内に、その建物の関係者(所有者・管理者・占有者)が所轄の消防長又は消防署長に図1の消防用設置届出書を提出することが義務付けられています。その時には図2の試験結果報告書も添付しなければなりません。

13.誘導灯の配線

当社誘導灯〈電池内蔵型〉の電源線(白・黒・赤線)は次のようにご使用ください。

■一般的な配線(2線引き)
誘導灯は原則としてこの配線方式で結線してください。
誘導灯は必ず分電盤から専用回路とし、分電盤と器具の間には消灯スイッチを設けないでください。この場合、黒赤のリード線を束ねて電源線の1線と接続し、白を電源線の他の一線と接続してください。

■消灯する場合の配線
6.誘導灯の消灯」に適合する場合には誘導灯と誘導灯用信号装置との組み合わせにより、通常時誘導灯を消灯することができます。
誘導灯を消灯しても継続して蓄電池は充電しておりますので、非常時(停電時)には自動的に蓄電池で非常点灯します。

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14.誘導灯ご使用上の注意点

1.誘導灯は、停電時に確実に非常点灯するかどうかを3ヵ月に1回は点検して、常に事故に際して備えを保つことが必要です。又、誘導灯に内蔵しております電池は、蓄電池ですので寿命に限りがあり、その取り替え寿命は、一般的に4〜6年ですが、電源の状態や使用温度によって大きな影響を受けますのでご使用中に適宜交換して頂くことが必要になります。
消防法では、20分間(長時間定格は60分間)以上非常点灯しなければならないよう規定されていますので、もし非常点灯時間が20分間(長時間定格は60分間)未満になった場合には、定格に合った交換用蓄電池をご用命の上、すみやかに交換してください。

2.「資源の有効な利用の促進に関する法律」により、2001年4月1日より誘導灯の非常電源として用いられるニカド蓄電池等の回収、再資源化が義務付けられました。使用済みニカド蓄電池のリサイクルにご協力ください。

3.蓄電池の特性上、使用周囲温度により影響を受けますから、常温でご使用ください。

4.蓄電池回路にヒューズが入っていますので、接続時の短絡事故などで、ヒューズが溶断した場合は、必ず規定容量のヒューズと交換してください。

5.大型ビルなどで、誘導灯設置後、受電まで長時間かかる場合は、内蔵蓄電池のコネクタを外しておいてください。コネクタをつないだままですと、内蔵蓄電池が過放電状態になり、寿命に影響します。

6.24時間以上充電してから非常点灯するかどうか確認してください。

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