床に建設現場の足場板を再利用した120㎡のコミュニケーションゾーン。可動什器により、さまざまなスタイルの集まりや交流が活性化される

持続可能な社会実現のためのSDGsビジネスへの挑戦の場

大手町・丸の内・有楽町の3地区では、これまで一体となったまちづくりが進められてきた。この頭文字をとった大丸有では、いくつかのまちづくり団体が設立されてきたが、2007年に地球規模の環境問題に都市として対応するため、大丸有環境共生型まちづくり推進協会(通称:エコッツェリア協会)が誕生した。「社会課題を解決するビジネスを創出することにより、社会と企業の双方に価値を生み出すことを念頭に設立。大丸有エリア内外の企業やビジネスパーソンと連携して、持続的に発展するビジネスを創り出してきた。2014年より、建替え前のビルで2回、トライアルとして期間限定の『3×3 Labo』を開設。創造性の高いコミュニティ創出を目指して、年に400回以上のイベントを実施するなど効果検証を行った」とエコッツェリア協会 事務局次長の田口真司氏。「その後2016年3月に、国内外の企業や人材が多様なテーマで幅広く交流し、ビジネスを創発する場として、ここに常設の『3×3 Lab Future』を開設した。資源を消費して利益に換える動脈産業では持続可能な社会は実現できない。作ったものを再資源化する静脈をつくることが大切。それには、経済合理性だけでは不可能で、哲学や倫理などが必要。このような思想面も皆で考えながら、SDGsビジネスとも呼べる活動を広げていきたい」と語る。

  • SDGsビジネス
    SDGsに掲げられた社会問題の解決をめざすビジネスの創出によって、社会と企業の双方に価値を生み出そうとする考え方

建築設計Report vol.30/2019年8月発行

広葉樹と針葉樹の光合成をLEDの光がサポート屋内植栽のエントランスを抜けレセプションルームへ

120名収容可能なサロンは災害時に帰宅困難者の収容を想定し、サイザル麻の床や備蓄庫を備える

展示エリア「すてきな廊下」に配置された人を感知する画像センサとLEDベースライト

天井にLEDを組み込んだ照明ボックスを配置したセミクローズなフューチャーカフェ

太陽電池の電気で給電するクリエイティブ屋台

展示エリアブースを照らすLEDスポットライト

SDGsビジネス創発プラットフォーム


3×3 Lab Future(さんさんラボ フューチャー)

所在地/東京都千代田区大手町一丁目1番2号
大手門タワー・ JX ビル1階
事業主/三菱地所株式会社
運営/一般社団法人大丸有環境共生型まちづくり推進協会
オープン/2016年3月

主な設備

● LEDスポットライト ● LEDベースライト iDシリーズ ● 画像センサ セパレートiセルコン ● ライトマネージャー