カフェとライブラリーが設けられたエントランス。
フロア全体はスケルトン天井に配線ダクト照明が設置されている

広大なフロアを仕切らずレイアウトするエンターテインメント発信オフィス

出版や映像・アニメを手がけるKADOKAWAが世界に発信する文化複合施設として創り出した、ミュージアムやイベントホールに工場や物流倉庫までを備える「ところざわサクラタウン」。
ここには「KADOKAWA 所沢キャンパス」と呼ばれる1,000人規模のオフィスも設けられ、東京・所沢・在宅など、どこでも働ける環境が整備された。「ところざわサクラタウンが多様な人たちに訪れてもらいたい施設を目指していることもあり、 そこに共存するオフィスの在り方として、物理的に閉ざすことなく、約9,000m²の広大なスペースには極力壁を設けず、ガラスを多用した透明性のあるオープンなワークプレイスを目指した」と、グループ戦略総務局 総務企画部 ファシリティ担当部長の荒木 俊一氏。
「広大なオフィスの天井高が約6mあるので、4カ所に階段を上がる一般執務室のような場所『MORI』を設けて編集などの業務に対応した。この場所には天井を設けて、ダウンライトはサーカディアン照明にしている。 これは、オフィスに居ても自然や時間の移ろいを感じられるようにという考えに基づいてのこと。このように閉ざされた空間を造らず、高低差やコンテンツによってディスタンスを確保することは、ニューノーマル時代における一つの解答ではないか」と語る。

建築設計Report vol.38/2021年8月発行
※会社名、役職名などは掲載時のものです。

各部署には階段を上がる「MORI」と呼ばれる執務エリアが4カ所設けられ、天井が設けられている各部署には階段を上がる「MORI」と呼ばれる執務エリアが4カ所配置され、そこに天井が設けられている

開放的なコワーキングスペース開放的なコワーキングスペース

屋上に繋がる階段が設けられた中庭屋上に繋がる階段が設けられた中庭

アンビエントの照度・色温度が変化するコワーキングスペース『MORI』(左3000K/右5000K)アンビエントの照度・色温度が変化するコワーキングスペース「MORI」(左3000K/右5000K)

アンビエントの照度・色温度が変化するコワーキングスペース『MORI』(上3000K/下5000K)アンビエントの照度・色温度が変化する
コワーキングスペース「MORI」(上3000K/下5000K)

ところざわサクラタウンエリアマップ

図

» 「ところざわサクラタウン」はこちら

KADOKAWA 所沢キャンパス

所在地/埼玉県所沢市東所沢和田
建築主/株式会社KADOKAWA
設計/株式会社FLOOAT、株式会社オカムラ
デザイン企画/SUPPOSE DESIGN OFFICE株式会社
プロジェクトマネジメント/株式会社ディー・サイン
施工/鹿島建設株式会社、株式会社J.フロント建装、株式会社関電工
オープン/2020年8月

主な設備

● LED調光スポットライト ● LED調光調色ダウンライト ● LED建築部材照明器具