荷捌場の沖合・近海小型底曳きゾーンに設置された、Ra85、5000K、防湿型で重耐塩仕様、調光可能型の特注LEDダウンライト

高度衛生管理型の魚市場に高効率LED照明器具を導入

東日本大震災で崩壊した、東洋一といわれた水揚棟(654m)に代わり、被災前の約1.4倍、全長880mの閉鎖式水揚棟が完成した。漁業種別に分けられたゾーンを岸壁側の「水揚げエリア」、場内の「選別エリア」「陳列エリア」「出荷エリア」に分割して管理。水産庁が定める高度衛生管理基準のレベル3に対応する施設として、「荷捌場」を中心に、陸側に管理部門を集約し、衛生・情報・エネルギーの一元管理が図られている。ここでは、自動選別機、海水浄化設備、入退室管理などの先進の設備が導入され、照明設備も、すべてのエリアに省エネ性能に優れたLED照明器具が導入されている。
また、一般の人に魚に親しんでもらうため、管理棟の2階に全長90mのガラス張り見学通路を設置。ここから選別・陳列販売エリアのセリを見渡すことができる。卸売りを担う石巻魚市場株式会社 社長 須能 邦雄氏は「国民の不安を解消するために、水揚げ販売の実態や、放射能の検査体制を見て欲しいと思った。そのために、照明は重要な役割を果たしている。自然光に近いLED照明を導入したので、仕事がやりやすく自然に見える点を評価している。三陸の魚は安全なので、安心して食べていただきたい」と語る。

建築設計Report vol.20/2017年2月発行
※会社名、役職名などは掲載時のものです。

2階の見学者通路の下にもLEDダウンライトが設置されている

荷受場のLEDダウンライト

放射線測定室の直管LED照明器具

管理棟エントランスに設けられた見学展示コーナー

管理棟見学通路に設置されたLEDダウンライト


漁業関係者が利用する見学研修室

石巻市水産物地方卸売市場

所在地/宮城県石巻市魚町
事業主/石巻市
設計/一般財団法人漁港漁場漁村総合研究所(基本計画)
  株式会社横河建築設計事務所(実施設計)
施工/鹿島建設株式会社
電気工事/株式会社ユアテック
竣工/2015年8月

主な設備

● LEDダウンライト ● LED投光器 ● 直管LED照明器具 ● 防水・HACCP兼用避難誘導灯 ● クリーンルーム用非常灯

  • HACCP( Hazard Analysis and Critical Control Point )
東北復興ソリューション