2022.01.11
# イベント・ウェビナー
新しい生活の変化で睡眠の質が悪化!?
最前線の研究から、よりよい睡眠を得るための住環境を考える。
新しい生活様式になり私たちの生活スタイルは大きく変化してきました。在宅勤務の機会が増え、おうちで過ごす時間が従来よりも長くなるのにともない、運動不足や睡眠の質の悪化といった新たな課題が出てきています。
そこで今回は、睡眠研究の専門家である栗山健一氏を講師としてお迎えし、睡眠と住環境をテーマとしたオンラインセミナーを開催いたしました。
セミナーでは、新しい生活への変化で睡眠の質が悪化している要因を、最前線の睡眠研究から解説し、よりよい睡眠を得るための住環境を考えていきます。
国立精神・神経医療研究センター
精神保健研究所 睡眠・覚醒障害研究部 部長
栗山健一 氏
不眠はなぜ起こる?
日本は世界的にみても睡眠時間が短く、睡眠への意識が低いとされています。
ではそもそもなぜ睡眠が重要なのか。セミナー動画では、体内時計の調整機能や恒常性(体温)の維持など、睡眠のメカニズムから詳しく解説いただいています。
また、不眠症を引き起こす要因とされる「過覚醒」についても言及。睡眠のメカニズムの中で、どのようにして不眠が起こるのかを理解できる内容になっています。
新しい生活様式で睡眠が悪化 !?
さらに新しい生活環境の変化によって、世界的にも睡眠が悪化しているという報告があります。
その傾向は日本でも同様であり、その要因について「睡眠衛生上問題」と「不眠問題」の2つの観点から解説いただきました。
日本特有の課題について
続いて、睡眠における日本特有の課題について気候変化の面からアプローチ。日本では季節によって不快指数に変化があり、それが睡眠の質にも影響を与えているとのこと。
つまり睡眠の改善には日本独自の工夫が必要だと解説されています。
睡眠環境のカギは「光と熱」
締めくくりに、睡眠環境の改善のカギとして次の3つの住環境制御があげられています。
それは「光環境の制御」「温熱環境の制御」「心理環境の制御」。それぞれの具体的な方策についても語っていただきました。
パナソニック社員との質疑コーナーも
セミナー内容の理解を深めるために、質疑応答形式による当社社員との対談コーナーも設けました。
ぜひご覧ください。