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新長崎トンネル

既設の電力線を活用することで、長距離でも安定した通信が可能に!

トンネルの工事現場において「HD-PLC」対応PLCアダプターをご採用いただきました。
トンネル内部の作業現場では、外部との連絡を取るために携帯電話が必須でしたが電波が届かず、大変お困りでした。そこでアクセスポイントを設けて無線LANの環境を整え、SNSの音声通話機能を活用しようと検討したところ、全長7,460mに及ぶトンネルにLANケーブルを敷設するのは工事費の負担が大きくなることがわかりました。また、LANケーブルは劣化しやすい上に、長距離通信による通信不良が起こる可能性もあります。
そこで、単相3線の電力線を利用して通信する「HD-PLC」対応PLCアダプターをご採用いただきました。
「HD-PLC」を導入するにより、LANケーブルの長距離配線が不要となったため、工事費の負担を軽減することができました。また、電力線はLANケーブルに比べて劣化に強く、長距離でも通信品質を保つことができるので、トンネル内のどこからでも安心して電話ができるようになりました。

道路・トンネル

「HD-PLC」専用で使う電力線を敷設し、PLCアダプター(親器)はトンネルの入口から200mのところに設置しました。
親器からは子器を複数台、設置しています。
これにより、入口から約4,000mの地点でも無線LANの電波を使えるようになり、屋外との通信が可能になりました。

道路・トンネル

入口から200mのところに設置したPLCアダプター(親器)です。(画像左側)
親器は、無線LANのアクセスポイントとともに、ボックス内に設置しています。

道路・トンネル

PLCアダプター(子器)を設置したボックスです。
子器は、無線LANのアクセスポイントとともに、ボックス内に設置しています。(画像下方)
親器からトンネル内部に向けて複数台の子器を設置しています。

道路・トンネル

親器や子器を設置したボックスからは、無線LANアクセスポイントのアンテナが出ています。
これにより、トンネル内でも安定して電波を受送信できるようになりました。

建物分類
交通施設
都道府県
長崎県
施主
独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構
施工
九鉄工業株式会社
電気工事
株式会社三恵電業
特徴
トンネルの工事現場において「HD-PLC」対応PLCアダプターをご採用いただきました。
トンネル内部の作業現場では、外部との連絡を取るために携帯電話が必須でしたが電波が届かず、大変お困りでした。そこでアクセスポイントを設けて無線LANの環境を整え、SNSの音声通話機能を活用しようと検討したところ、全長7,460mに及ぶトンネルにLANケーブルを敷設するのは工事費の負担が大きくなることがわかりました。また、LANケーブルは劣化しやすい上に、長距離通信による通信不良が起こる可能性もあります。
そこで、単相3線の電力線を利用して通信する「HD-PLC」対応PLCアダプターをご採用いただきました。
「HD-PLC」を導入するにより、LANケーブルの長距離配線が不要となったため、工事費の負担を軽減することができました。また、電力線はLANケーブルに比べて劣化に強く、長距離でも通信品質を保つことができるので、トンネル内のどこからでも安心して電話ができるようになりました。
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