有線LANやRS-485と既設の電力線を組み合わせた通信で、広い工場でも電力管理が簡単に

建物分類 工場・倉庫・生産施設
都道府県 大阪府
施主 上村工業株式会社
電気工事 株式会社橘電気工事

上村工業株式会社様では工場の電力管理システムのリニューアルに、多回路エネルギーモニタ、LAN対応ユニット、統合管理ソフトα 、「HD-PLC」対応PLCアダプターをご採用いただきました。

従来は、複数の建屋やフロアにある計測機器ごとにデータを読み取り、転記していました。毎月1回のデータ収集はPCを持ち歩き、半日をかけての作業です。雨の日は広い工場でPCを持ち歩くのが大変でした。エレベータ前での作業では、通行の妨げになっていることもありました。

そこで、電力計測の必要な場所に「多回路エネルギーモニタ」と「LAN対応ユニット」を設置し、一括管理が行える「統合管理ソフトα」を導入。有線LANのみで配線する場合、建屋間の配線に埋設配管が必要となる場所がありましたが、 PLCアダプターを利用し、電力線通信と組み合わせることで施工費を約30%削減できました。

上村工業様から「作業日の天候も気にならず、半日がかりだった作業は10分でできるようになりました」と喜びのお声をいただき、施工された橘電気工事様からも「建屋間の埋設工事や建屋ごとのLAN配線が不要なので運用を止めることなく、短期間で工事ができました」とのお声をいただきました。

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その他

【システム構成図】
有線LAN、RS-485、「HD-PLC」を組み合わせてシステムを構成しました。
特に埋設が必要だったキュービクル~管理棟間をはじめ、管理棟および工場棟におけるフロアをまたぐ通信などでは、多回路エネルギーモニタで収集した電力データを、LAN対応ユニットでEthernetに変換した上、さらに分電盤に取り付けたPLCアダプターに接続して「HD-PLC」で通信しています。

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オフィス・執務室

事務所の壁コンセントにPLCアダプターを接続し、什器下に配置しました。(中央やや下)
PLCアダプターは親器に設定しており、MASTERインジケーター(画像ではPLCアダプターの一番左のランプ)が緑に点灯します。
データ管理用PCはHUB(什器中段)に接続、さらにHUBからPLCアダプターに繋がり、電力線で通信しています。

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エントランス・ロビー・EVホール

各建屋やフロアの分電盤に多回路エネルギーモニタとLAN対応ユニット、PLCアダプターを取り付けています。(分電盤内右上)
従来、エレベータホールにある分電盤でのデータ収集作業は往来の妨げになっていましたが、多回路エネルギーモニタ等を導入することで、事務所で一括して作業を行えるようになりました。

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エントランス・ロビー・EVホール

計測データは、LAN対応ユニットと接続したPLCアダプター(中央上部の黒の機器)を介して電力線で事務所に送られます。
工場内の複数ヶ所に設置したアダプターは、事務所に設置した1台を親器とし、その他は全て子器に設定しています。子器の場合、 MASTERインジケーター(画像ではPLCアダプターの一番左のランプ)は消灯します。

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その他

屋外のキュービクルにも多回路エネルギーモニタ、LAN対応ユニット、PLCアダプターを設置しています。

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その他

キュービクルに設置した多回路エネルギーモニタとLAN対応ユニットです。(中央やや上)

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キュービクルに設置したPLCアダプターです。(ブレーカー下)
主幹ブレーカーの2次側に設置しています。
PLCアダプターは中継器の役割も兼ねており、配線距離が長い場合や、異相になっている回路でも安定した通信を行っています。

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