照明器具のA断面・B断面について

 A断面とは配光を測定する際の測定開始位置です。原則的には下記のような方向がA断面になります。

 特殊な照明器具については、配光曲線を見て確認する必要があります。


 ・一般蛍光灯の場合                ・道路灯の場合

  原則的には管軸に垂直な所がA断面になります。   原則的には車道側がA断面になります。

                  


  A断面を基準に、90°がB断面、180°がA’断面、270°がB’断面になります。

(照明器具を上から見た場合です。)


照明器具取付角について(水平角・鉛直角)


 水平角(Z軸回転(VH))

  水平角(Z軸回転)は照明器具の水平方向の取付角を表し、上から見た時のA断面の方向を下図1のように入力します。

  図2のような方向にA断面を向ける場合、Z軸回転90°と入力してください。


 鉛直角(Y軸回転(VA))

  鉛直角(Y軸回転)は照明器具A断面の鉛直方向の取付角を表しています。

  下図2・3のようにY軸回転を指定することで照明器具を水平以外に取り付けて計算を行なうことが可能です。

 図1のように照明器具を傾けないで取り付けた場合は0°となります。

 照明器具を壁に取り付けた場合は90°になります。

  


鉛直角(X軸回転(VB))

  鉛直角(X軸回転)は照明器具B断面の鉛直方向の取付角を表しています。

  下図2・3のようにX軸回転を指定することで照明器具を水平以外に取り付けて計算を行なうことが可能です。

 下図1のように照明器具を傾けないで取り付けた場合は0°となります。

 照明器具を床に立てて取り付けた場合は90°になります。

   



 回転例

   片反射器具を下図の様に取り付ける際の角度を例示します。

 


 回転順番

 Z軸回転(VH),Y軸回転(VA),X軸回転(VB)が入力されている時の回転順番を表しています。

 VB(器具軸)→VA(器具軸)→VH(部屋軸)の順番で回転を行います。

 VH回転は器具の回転に関係なく、部屋のZ軸での回転となります。



照明器具の配光確認について

 器具の配光が確認できます。配光に方向性のある器具の場合など、器具配置時の方向確認に便利です。


1. ツリーで器具を選択し「配光確認」ボタンをクリックします。

     


2. 視線方向や回転角を、スライダーで操作し、配光の確認をします。← →キーでも操作可能です。