それは人間が感じる「空間の明るさ感」を定量化し、指標にしたものです。
つまり人間の目が空間を見るときの印象を定量化したものであるということもできます。
このFeu(フー)を活用すれば、設計者の感覚に任せることなく、より客観性のある定量的な照明設計が可能になります。
また間接照明や建築化照明を駆使して設計された空間では、床面平均照度をあまり高くしなくとも空間全体としての見た目を明るくプランニングすることもできます。
従来の照明設計の指標であった照度ではできなかった「空間の明るさ感」を表現するFeu(フー)。
省エネルギーと、快適な光環境を両立することもできる新しい手法です。

feu

エントランスロビーをイメージしたこの空間のFeu(フー)は16.8。明るめで、開放的な空間となっています。天井にも光を照射できるLEDベースライトによって、通常のベースライトに比べ、明るさ感をアップできます。

1. 人が感じる明るさ感を数値で表すことができます。

下の2つの空間を比較すると、明るく見えるのは「空間A」です。しかし、床面平均照度は「空間A」が120lxに対して「空間B」が190lxとなり、照度という単位では「空間B」のほうが明るい結果になっています。Feu(フー)を用いれば、「空間A」がFeu10、「空間B」がFeu6となり、「空間A」が明るいとはっきり定量的に表すことが可能です。

空間A Feu10

空間A

空間B Feu6

空間B

 

2. Feuの活用で省エネで快適なプランが可能です。

下の2つの空間を比較すると、明るく見えるのは「空間A」です。しかも、「空間A」は、照明器具4灯、「空間B」5灯に比べ省エネルギーなプランになっています。Feu(フー)を用いれば、床面平均照度の比較ではわかりづらい、天井や壁を含んだ空間の明るさ感を予測し、過剰なエネルギーをおさえたプランが可能になります。

空間A Feu12.5

空間A

空間B Feu9.5

空間B

 

3. Feuとlxの関係から精度の高い照明設計が予測できます。

(lx)×(Feu)

床面平均照度lx(ルクス)と、総合的な明るさ感指標Feu(フー)を組み合わせることで、「やわらかな印象」「開放的な印象」「しっとりとした印象」など、より精度の高い照明設計が可能。この事例では、Simulation Aが採用されました。

グレアレスダウンライト 上下配光ブラケット

Final Plan (Simulation_A採用)

間接照明をベースとした共有部のあかりとして適切な明るさ感を実現。明る過ぎず省エネで雰囲気の良い快適な空間に。

[照明計画検討時のプラン]

Simulation A

Simulation A

Simulation B

Simulation B

Simulation C

Simulation C

 
部位別Feu値目安

・左記値、オフィスビルを対象とした場合です。
・例えば、執務スペースのFeu値目安は標準的な
 明るさ感でFeu10~16

空間の明るさ感 底面輝度 グラフ

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