誘導灯の点検方法

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耐用年数について

器具交換の目安は8〜10年。
器具本体にも耐用年限があります。

器具本体の耐用年限は標準条件で使用した場合、約12年といわれています。2度目の蓄電池交換の際は器具交換もあわせてご検討ください。

器具の種類 適正交換時期※1 耐用の限度※2
誘導灯器具 電池内蔵形

8〜10年

12年

電源別置形

8〜10年

15年

専用形※3

8〜10年

15年

  • 1 防災照明器具の劣化が進み、防災効果は維持されていても器具の故障率が増加し始める時期
  • 2 本来有している防災照明器具としての機能が低下し、防災効果が不十分となり、また、内部の絶縁物などの劣化が相当進み、安全上器具の一切交換を必要とする年限
  • 3 専用形とは電池内蔵形器具で、常時消灯・非常時点灯の器具を指します。
    (一社)日本照明工業会ガイド108−2003

認定マークの色で、交換時期の目安がわかります。

誘導灯の認証マークの位置を表す写真
   登録認定機関認定マークの色 製造年月日
器具ごとの点検をおすすめします


緑色

1975年2月〜1982年3月


黒色

1982年4月〜1989年3月


赤色

1989年4月〜1996年3月


青色

1996年4月〜2002年3月


青色

2002年4月〜2005年3月

定期的な点検をおすすめします


緑色

2005年4月〜2011年3月


黒色

2011年4月〜2013年3月


黒色

2013年4月〜

誘導灯のモニタの見方

モニタの点灯状況で、蓄電池やランプの正常、異常を判断してください。

1985年(昭和60年)以前の誘導灯

モニタの点灯・消灯状態だけではございません。以下のような診断を行う必要があります。

蓄電池の診断方法の画像
  • 1 遮断時間が長すぎると正常な器具まで赤点灯してしますので注意が必要です。

1985年(昭和60年)以前の誘導灯

  • 従来型誘導灯

    1985年以降、現在の緑色にかわりました。

  • 1985年(昭和60年)以前の誘導灯の写真
充電モニタ 原因・状態 処置


緑点灯

蓄電池充電正常

 


緑消灯

蓄電池コネクタが外れている

蓄電池コネクタを確実に接続する

非常点灯状態になっている

点検スイッチの確認(引っ掛かりを直す)電源の確認

蓄電池の劣化

蓄電池を新しいものと交換する

冷陰極蛍光灯 誘導灯コンパクトスクエア

  • ランプ交換の目安は器具との組み合わせによって変わります。

    • 1994年〜1995年発売器具は2万時間
    • 1996年〜1999年発売器具は4万時間
    • 2000年以降発売器具は6万時間
    • 1994年(平成6年)、コンパクトスクエア発売ランプモニタが点灯してランプ
      交換時期をお知らせします。
  • 冷陰極蛍光灯 誘導灯コンパクトスクエアの写真
ランプモニタ 原因・状態 処置


赤消灯

ランプ正常

 


赤点灯

ランプ外れ

ランプコネクタを確実に接続して
点検スイッチを押す

ランプ交換時期、もしくは、
ランプが破損している

ランプを交換し、交換時に
リセットスイッチを2秒以上押す

充電モニタ 原因・状態 処置


緑点灯

蓄電池充電正常※1

 


緑消灯※2

蓄電池コネクタが外れている

蓄電池コネクタを確実に接続する

非常点灯状態になっている

点検スイッチの確認(引っ掛かりを直す)
電源の確認

蓄電池の劣化

蓄電池を新しいものと交換する

  • 1 緑点灯している場合でも、蓄電池の容量低下などにより、交換時期が来ている場合がありますので、定期点検などにより、点灯時間(誘導灯20分、非常用照明器具30分、ただし長時間定格型器具60分)をご確認ください。
  • 2 緑消灯は、まれに誘導灯・非常用照明器具用ブロック(充電装置)の耐用限度、故障が原因の場合も考えられます。正常に点灯する器具の蓄電池に交換して判断してください。

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