リビング照明の種類や選び方と、おしゃれに見せるプラン例
リビングの照明を選ぶ際の基礎知識から、快適に過ごせるおしゃれなプラン例まで。
建築と調和するパナソニックの照明デザイン思想「Archi
Design」の照明器具と共にご紹介しています。
リビング照明の種類や選び方と、おしゃれに見せるプラン例
くつろぎや団らん、仕事、勉強など、家族が集まってさまざまな時間を過ごす「住まいの中心」となるリビング。多目的に使われる空間だからこそシーンに応じた快適さが求められ、その快適さを左右するのが「照明計画」です。
部屋全体をただ均一に明るくするだけでは、空間が単調になったり、手元が暗くて作業がしづらかったりと、快適さが損なわれてしまう場合があります。
おしゃれで居心地のよい空間をつくるためには、天井だけでなく、壁面や手元など複数のあかりを効果的に組み合わせることがポイントです。
そこで本記事では、リビング照明の基礎知識から、快適に過ごせるおしゃれなプラン例、そして失敗しないための選び方のポイントまでを分かりやすく解説します。
また、統一感のある洗練された空間を実現する、パナソニックの思想「Archi
Design(アーキデザイン)」を体現した照明器具も紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
1.リビングに使われる「照明器具の種類」
一室一灯の場合
リビングの照明計画を立てる際、まずは「どんな照明器具があるのかを知りたい」と思われる方が多いのではないでしょうか。
ここでは、リビングでよく使われる代表的な照明器具を紹介します。
ただ、具体的な照明の種類を見ていく前に知っておきたいのが、近年のリビング照明のトレンドである「一室複数灯」というスタイルです。
かつてのリビング照明といえば、天井の中央に大きな器具をひとつ設置し、部屋全体を均一に照らす「一室一灯」が一般的でした。
一室複数灯の場合
しかし、いま主流となっているのは、複数の照明器具を組み合わせてあかりを分散させる「一室複数灯」というスタイルです。
「一室複数灯」は、天井のメイン照明だけでなく、壁を照らすライトやフロアライトなどを組み合わせることで、空間に立体感のある奥行きをもたらします。
また、くつろぐときは低い位置のあかりだけを灯すなど、生活シーンに合わせて必要な場所だけを点灯できるため、省エネ・節電にもつながります。
それでは、この「一室複数灯」のスタイルを叶えるために活躍する、代表的な7つの照明器具について詳しく見ていきましょう。
1.シーリングライト
天井に直接取り付けるタイプで、部屋全体を明るく照らす「ベースのあかり」として定番です。
最近では、薄型で圧迫感のないものや、木枠の付いた和風デザインなど、おしゃれなものも増えており、一室複数灯の主照明として活躍します。
設置も手軽なものが多く、天井に下の画像のような配線器具が付いていれば、工事不要で簡単に取り付けられます。
購入前に「天井の状況」と「対応している配線器具」をよく確認しましょう。
2.ペンダントライト
天井から吊り下げるタイプのペンダントライトは、ダイニングテーブルの上や吹き抜けの空間などに使用されることが多い照明器具で、空間のアクセントにもなります。インテリアの一部として補助的に使用されることもあり、部屋をグッとおしゃれに見せてくれます。
ペンダントライトもシーリングライトと同様、天井に配線器具があれば工事不要で取り付けられるものがほとんどです。
また、「配線ダクト」と呼ばれるレールが設置されていれば、複数のライトを並べて吊るすこともできます。
3.スタンドライト
コンセントに差すだけですぐに使えるスタンドライトには、床に置くフロアライトや、家具の上に置くテーブルライトなどがあります。
部屋のコーナーやソファの横など、明るさが足りない場所に光を補える便利なアイテムで、間接照明としても活躍します。
工事不要で手軽に取り入れられるため、一室複数灯の第一歩としてもオススメです。
4.スポットライト
角度を調整して光の方向を変えられるため、特定の場所をピンポイントで照らせます。
複数使いで主照明にしたり、絵やオブジェなどを照らしたり、さらには壁や天井を照らして間接照明として活用したりできます。
天井に「ダクトレール」があれば、好みの位置に工事不要で取り付け・取り外しができます。
既存の配線器具に簡易的に取り付けられるレールもあるため、賃貸やマンションでも比較的取り入れやすい照明です。
5.ダウンライト
天井に埋め込み設置するダウンライトは、天井面がフラットになるため、開放感のある空間が演出できます。
部屋全体を照らすことはもちろん、壁を照らしたり棚上の小物を照らしたりと、幅広い使い方が可能です。
天井に埋め込んで設置するため、基本的には新築やリフォームの際に計画して設置します。
あとから位置を変更するのが難しいため、家具の配置なども考慮した入念なプランニングが大切です。
6.シャンデリア
ガラス装飾やセード(ランプを覆う部分)の形が華やかな多灯照明です。
見た目が華やかなデザインのシャンデリアは、リビングの主照明としてはもちろん、玄関や寝室、ダイニングなど、さまざまな場所で活用できます。
小型で軽量なタイプであれば、既存の配線器具に取り付け可能ですが、重量のある本格的なシャンデリアの場合は、天井の補強工事や直結工事が必要になることがあります。
購入の際は、重量と取り付け方法を必ずチェックしましょう。
7.間接照明
間接照明は、光源が直接見えないように設置し、床や天井、壁などを照らした反射光で空間を明るくする照明器具です。
主に直線形状の「
ライン照明」を使用して、落ち着きのある立体的な空間を演出します。
建築と一体化させる本格的な間接照明は、新築やリフォーム時の工事が必要ですが、最近ではテレビやソファの裏に置くだけの「シアターライト」や、家具に貼り付けられる「テープライト」なども登場しています。
これらであれば工事不要で設置できるため、手軽にホテルのような雰囲気を楽しめます。
2.快適に過ごせるリビングのおしゃれな照明プラン例
続いて、空間をおしゃれに見せるプラン例をご紹介します。
器具の組み合わせ方や配置の工夫など、ぜひ照明計画の参考にしてみてください。
【プラン例1】
必要最低限のあかりで、天井をすっきりと
小口径のあかりを必要最小限の数に抑え、天井をすっきりと見せます。
ダウンライトを等間隔で配灯し、空間の奥行きを強調しながら、明るさを確保。
屋内と屋外で器具のデザインを揃えることにより、庭を住まいの一部として取り込みます。
「Archi
Design(アーキデザイン)」のコンパクトランプ ダウンライトを使用しています。
【プラン例2】
壁面への反射を用いて、空間の奥行きを演出
ダウンライトの光を壁面に反射させることによって、空間に奥行きが生まれている例です。こちらも、「Archi Design(アーキデザイン)」のダウンライトを使用しています。
【プラン例3】
スポットライトでスタイリッシュに引き締める
明るい光を広範囲に届けるスポットライトを、灯数を抑えてゆったりとした間隔で連灯しています。
コンパクトなブラックのスポットライトなら、ノイズにならず、空間をスタイリッシュに引き締めるアクセントに。
「Archi
Design(アーキデザイン)」のスポットライトを使用しています。
【プラン例4】
天井の高さを活かしたラインペンダントで、洗練された空間を演出
洗練された空間に似合うスリムなデザインのラインペンダントは、シームレスな光でテーブル面をしっかり明るく照らします。
「Archi
Design(アーキデザイン)」の思想を体現した「HomeArchi(ホームアーキ)」のラインペンダントを使用。
光源が直接見えにくいように設計されているため、両サイドからのまぶしさも抑えます。
【プラン例5】
複数の照明でゆとりのあるホテルライクな空間を実現
それぞれのエリアに、間接照明でゆとりのある広さ感をもたせます。
中心のあかりは、夜空に浮かぶ月のようなペンダントライトを用いています。
空間のベースとなる明るさを間接照明にすることで、しっとりとしたホテルライクな雰囲気を実現しています。
【プラン例6】
ペンダントライトの多灯吊りで「集いたくなる」居場所を演出
建物全体を一つにしてくれる吹き抜け空間に、シンボルとなるペンダントを多灯吊り。空間の高さが強調され、自然と集いたくなる居場所を演出します。
壁面をダウンライトで照らすことで、やさしい雰囲気に。
【プラン例8】
明暗のコントラストで空間を立体的に
ダウンライトと建築化照明で構成したリビングダイニング。
必要なところだけにあかりを配置することで、心地よい明暗のコントラストが生まれ、空間がより立体的に仕上がります。
空間に同化し、まぶしさにも配慮した「HomeArchi(ホームアーキ)」のダウンライトを使用しています。
3.リビング照明選びで失敗しないための4つのポイント
照明を設置した際「思っていたよりも暗かった」「光の色が好みではなかった」「部屋の雰囲気と器具が馴染まなかった」といった失敗をしないために、次の4つのポイントを押さえておきましょう。
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明るさは部屋の広さに合っているか
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光の色や見え方は用途に合っているか
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器具の色や形は部屋の雰囲気に合っているか
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交換・修理が可能なモデルを選んでいるか
それぞれについて、詳しく解説します。
【ポイント1】明るさは部屋の広さに合っているか
多くのカタログや仕様には、「定格光束」や「器具光束」という項目でルーメン(lm)の値が記載されており、ルーメンの値が高ければ高いほど、光の量が多く明るい器具だと判断できます。
適切な明るさを得るために、次の2つのステップで確認していきましょう。
基本となる「適用畳数」の確認
まず、部屋の広さや、その部屋を使う人に合った明るさの照明器具を選ぶことが重要です。
以下の「LEDシーリングライト」の適⽤畳数の表⽰基準を参考に、部屋の畳数に必要な明るさ(ルーメン値)を確認してみましょう。
ここで、失敗しないためにぜひ押さえておきたいポイントがあります。
それは、実際の部屋の畳数と同じ表示の器具を選ぶのではなく、「ワンランク上の畳数表示」の照明器具を選ぶことです。
たとえば、8畳の部屋なら、10畳用の照明を選びましょう。
ワンランク上の畳数表示を選ぶべき理由は、主に3つあります。
1つ目は、寿命が長いLEDでも、長年の使用で徐々に明るさが低下する「経年劣化」への備え。
2つ目は、部屋の壁紙やカーテンの色・素材によって、照明の明るさの感じ方が変わる「内装」の影響。
そして3つ目は、加齢により必要となる明るさが増す「視力の変化」への対応です。
特に内装が濃い色の場合、光が吸収されて暗く感じやすくなるため注意が必要です。
また視力については、一般的に加齢とともに低下し、文字などが見えづらくなります。
そのため、一般社団法人
日本照明工業会でも、高齢の方には使用する畳数よりワンランク上げて選ぶよう推奨しています。
「調光機能」を活用して最適な明るさに
「ワンランク上の明るさを選ぶと、普段は明るすぎるのでは?」と心配になるかもしれませんが、そこで役立つのが「調光機能」です。
調光機能とは、リモコン操作などで光の強さをコントロールできる機能のことです。
明るさを連続的に細かく調整できるタイプから、数段階で大まかに切り替えるタイプまで、さまざまなモデルがあります。
将来を見越してワンランク上の明るさ(最大光量)を選んでおき、普段はこの「調光機能」を使ってちょうどよい明るさに落として使用するのが、省エネで使い勝手のよい選び方です。
また、手芸や裁縫などの細かい作業をする機会が多いご家庭には、明るさを全灯時の約1.2倍にアップできる「明るさアップ機能」を搭載したモデルもオススメです。
必要なときだけ明るさを確保でき、手元がよく見え、作業効率が上がります。
【ポイント2】光の色や見え方は用途に合っているか
明るさと並んで空間の居心地を左右するのが、「光の色」と「見え方」です。
リビングは、くつろぐだけでなく勉強や仕事、食事など多目的に使う場所。
だからこそ、シーンに合わせて雰囲気を変えたり、対象物を美しく見せたりする機能が重要になります。
ここでは、基本となる「光の色」や便利な機能、そして色の見え方に関わる「演色性」について順に解説します。
4種類の「光の色(色温度)」と使い分け
まず基本となるのが「光の色」です。
光の色のことを「色温度」といい、「K(ケルビン)」という単位で表します。
K(ケルビン)が高くなればなるほど青みがかった光色になり、低くなればなるほど赤みがかった光色になります。
LEDライトの色は一般的に「電球色」「温白色」「昼白色」、そしてさらに上の「昼光色」の4つがあります。
【電球色(2700K)】
電球のような温かみのある光色で、くつろいでリラックスするときに適しています。
【温白色(3500K)】
落ち着きのある明るい光色で、団らんのシーンに適しています。
【昼白色(5000K)】
自然な光の色に近い生き生きとした光色で、調理やメイクをする際に適しています。
【昼光色(6200~6500K)】
青みがかったさわやかな光色で、読書や勉強、在宅ワークをする際に適しています。
1台でシーンを切り替える「調色機能」
これら4種類の色を、電球の交換なしに1台で切り替えられるのが「調色機能」です。
リモコンひとつで光の色(色温度)を変更できるため、リラックスするときは温かみのある「電球色」、読書のときはさわやかな「昼光色」といったように、シーンに合わせてリビングの雰囲気を自由自在にコントロールできます。
リビングで仕事や勉強、読書など、さまざまな活動をする場合は、この「調色機能」付きモデルがオススメです。
美しさや見やすさを高める「演色性」と「特殊機能」
光の色だけでなく、「演色性(Ra)」にも注目してみましょう。
「演色性(Ra)」とは、太陽光の下で見たときと同じように、光源が物体の本来の色をどれだけ忠実に再現できるかを表す指標です。
数値が100に近いほど光源が色を忠実に再現できるとされ、一般的に、90以上あれば高い演色性を有するといわれています。
(パナソニックでは、Ra88以上の照明器具には「高演色」と表記しています)
演色性が高い照明を選ぶと、食卓の料理がおいしそうに見えたり、家族の肌色が健康的に見えたりと、日常の景色がより鮮やかになります。
こだわりの家具やフローリングの木目などの色味も美しく引き立ててくれるため、空間全体の質を上げたい方にオススメです。
また、リビング学習や在宅ワークの頻度が高いご家庭では、文字を読みやすく際立たせる「文字くっきり光」や、パソコンの画面を見やすくする「パソコンくっきり光」といった特殊機能が搭載されているモデルを選ぶと、より快適な環境が整います。
【ポイント3】器具の色や形は部屋の雰囲気に合っているか
照明器具は、あかりを灯している夜だけでなく、消灯している昼間もインテリアの一部として目に入ります。
そのため、単に「好きなデザイン」というだけで選ぶのではなく、部屋全体とのバランスを見ることが失敗しないコツです。
白・黒・グレーなどの色や形、素材はさまざまなため、自分の部屋の雰囲気やインテリアと調和する照明を選びましょう。
【ポイント4】交換が可能なモデルを選んでいるか
特に「ダウンライト」や「スポットライト」を選ぶ場合、将来のために確認しておきたいのが「ランプ(電球)の交換ができるかどうか」です。
カタログなどに「LEDランプ交換不可」と表示されている場合は、LEDが本体と一体型になっているため、あとからランプを交換できません。
交換をおこなう場合は、ランプだけでなく照明器具本体の交換や修理が必要になります。
一方で、「LEDランプ交換可能」と表示されていれば、対応するランプに適時交換することで、光の広がりや光の色、明るさなどを変更し、暮らしの変化に柔軟に対応できます。
器具自体の寿命(約10年)を機に丸ごとリニューアルするなら「一体型」でも問題ありませんが、自分で手軽にランプを交換したい方は、交換が可能かどうかもチェックポイントに加えてみてください。
以上のように、リビングの照明選びで失敗しないためには、光の質やデザイン性からランプ交換の可否まで、多角的な視点が必要です。
しかし、これらの条件を満たし、理想のインテリアに合う照明を探すのは容易ではありません。
そこでオススメしたいのが、空間との調和と機能性の両立を目指す、パナソニックの「Archi
Design(アーキデザイン)」に基づいて設計された照明です。
4.「Archi Design(アーキデザイン)」で実現する
洗練されたリビング照明
パナソニックが掲げる「Archi
Design(アーキデザイン)」は、「空間の価値を高める美しさ」と「環境への貢献」を追求した思想です。
視覚的なノイズを徹底的に減らすことを目指したデザインと、天井や壁との調和を意識した色や質感により、電気設備を建築の背景に溶け込ませ、心地よい空間を創出します。
たとえば「Archi Design(アーキデザイン)」のコンパクトランプは、クルッと回すだけで、工事も工具も不要でランプ交換ができます。
LED交換型で、小口径。天井すっきり。
※1:「XAD1100VK
CB1」と「XSZD1000V CB1」との比較
また、「Archi Design(アーキデザイン)」のスポットライトは、スリムなデザインで空間に馴染み、細かな配置調整も可能です。
スリムなLED交換型。空間に馴染む。
※XAS1002V
CB1とXSZP1005V CB1との比較
電源ボックスがなく、細かな配置調整が可能。
さらに、「Archi
Design(アーキデザイン)」の思想を体現した「HomeArchi(ホームアーキ)」の照明も、建築に溶け込むデザインで、洗練された空間を演出してくれます。
今回は3タイプの照明をご紹介します。
1.ラインライト
構成要素をできる限り抑え、ビス(留め具)を見せないノイズレスな造形を実現しています。
天井や壁面に埋め込む際の、器具と建築とのスキマを限りなく小さくし、より空間に溶け込むようにこだわっています。
「HomeArchi(ホームアーキ)」のラインライト スクエアスタイルを使用。
水平・垂直を追求したシンプルデザイン。軽快な印象を空間に広げます。
2.ホリゾンタルライト
スタンドタイプの照明で、壁面や床面を明るく照らし、部屋のアクセントになります。
テレビの後ろやソファの下などに設置すると、間接照明が簡単に楽しめます。
「HomeArchi(ホームアーキ)」のホリゾンタルライト。壁や床に優しい光を広げます。
3.アッパーライト
壁や床にピッタリ納まるデザインで、縦向き・横向きのどちらでも設置できます。
テレビの後ろやソファの下などに設置したり、観葉植物を照らしたりする間接照明としての活用も可能です。
「HomeArchi(ホームアーキ)」については、以下のページをぜひご覧ください。
また、「Archi
Design(アーキデザイン)」は、製品の小型化や部品点数削減などによる使用材料の低減、梱包や取扱説明書の資源削減など、多角的な視点から環境に配慮した取り組みも重ねています。
機能性だけでなく、デザイン性や環境面でも優れた照明により、理想的なリビングを目指してみてはいかがでしょうか。