ブレーカー・分電盤:ブレーカーのはたらき:短絡
短絡
電線・コードがショートしたとき
電線やコードの構造は、電気を通す銅線などの導体を、電気を通さないビニールなどの絶縁体で包んだ形になっています。電気が決められた道順(回路)を通らずに、裸の銅線と銅線が接触した部分を近道することがあり、これを短絡、またはショートといいます。
短絡が起きると、電気回路の抵抗がほとんどゼロになるので、非常に大きな電流が流れて火災を起こす原因になるなど非常に危険です。
また、コンパクトブレーカーSH型は、コンセントから先のコード部の短絡を瞬時に検知して電気を遮断するコード短絡保護瞬時遮断機能を搭載しています。
オームの法則 E=RI
E:電圧(V)、R:抵抗(Ω)、I:電流(A)
動作特性
動作特性曲線
例えば、定格容量が20Aのサーキットブレーカーなら
1000(A)÷20(A)≒ 50 ⇒ 5000%
すなわち0.01秒弱〜0.02秒以内で動作します。
短絡電流値が大きければ大きい程、遮断に要する時間は短くなります。
コード短絡保護用瞬時遮断機能
コード短絡保護用瞬時遮断機能とは、「コード短絡による火花の発生を抑え火災の発生を減少させる働き」の事で、JISにも規定されている機能です。
安心でスピーディー
コンセントから先のコード部の短絡事故まで見守るのでより安心です。また、コード部分の短絡をキャッチし、ブレーカーを瞬時に遮断します。