ブレーカー・分電盤:リミッター
リミッターとは
電力会社より供給されるもので、家庭の電気使用量を制限するのが目的です。
家電製品を最大で同時に使った時のことを考え、容量を決定します。
スマートメーターに、その機能が内蔵されるため、スマートメーター設置後は、リミッターの設置が不要になってきます。
リミッターと主幹ブレーカーの違い
リミッター
家庭の電気使用量を制限するのが目的。家電製品を最大で同時に使った時のことを考え、容量決定します。
契約電流の種類
単2の場合→5、10、15、20、30A
単3の場合→15、20、30、40、50、60A
照明(3A)+IH (30A)+エアコン(9.2A)+テレビ(1.2A)+冷蔵庫(1.4A)=44.8A→契約電流50A
主幹
引込幹線を保護するのが目的です。JISでは下記の公式により容量を決定することを推奨しています。
主幹容量
13.3(A/分岐)×分岐数×需要率×0.5
- 家電製品を最大で同時に使用したとき、つまりリミッターの1/2の容量、将来の容量アップを考慮しても40Aあれば十分です。幹線は8mm2以上です。
リミッターと主幹ブレーカーの動作について
事例1
リミッター:動作、主幹:不動作
事例2
リミッター:動作、主幹:動作
- 実際にはリミッターと主幹ブレーカーの動作特性が違うため、どちらが先に動作するかは分かりません。