ブレーカー・分電盤:住宅分電盤の構造・特長
住宅分電盤の構造・特徴
電力会社から供給される電力を、電灯・コンセント等の負荷に対し、適性かつ安全に供給するためのものです。
リミッターとは?
北海道、東北電力管内では、電力会社と使用電流を契約する方式を採用しています。契約電流は単2用として5,10,15,20,30A、単3用として15,20,30,40,50,60Aがあり、契約電流を超えると遮断します。リミッターは、電力会社から供給されます。
他の呼称
(電流)制限器・アンペアリミッター(AL)・サービスブレーカー(SB)
主幹ブレーカーとは?
使用される最大の電気容量に応じた定格電流のブレーカーで分電盤の最初に取り付けられるブレーカーです。
住宅用の主幹ブレーカーでは、漏電ブレーカーが使用されています。
他の呼称
主開閉器・主幹・メイン(ブレーカー)・メインスイッチ
主幹バーとは?
30A、60A、75A、100A定格があります。主幹容量を変更する場合は、主幹バー容量以内で変更ください。例:60A容量の主幹バーでは、主幹容量30A〜60Aまでの変更が可能
他の呼称
母線・メインバー・ブスバー
分岐ブレーカーとは?
台所、居間などのコンセント 回路・照明回路、エアコン、IHクッキングヒータ用コンセントなどの専用回路として部屋別、用途別に細かく分けて使用するため取り付けられるブレーカーで、一般に100V回路には、2P1Eのブレーカーが、200V回路には、2P2Eのブレーカーが使用されます。
他の呼称
分岐開閉器・ブランチブレーカー・CB・コンパクトブレーカー
送り端子とは?
フリースペースに取り付けた機器や他の機器に電力を供給するための端子で、主幹バーの右端にあります。
集中アース端子とは?
接地極付コンセントや、内線規程による「集中接地端子施設の勧告」に対応が可能なアース端子です。
用途は接地極付コンセントからアース線を繋ぎ、D種(第三種)接地を行う為に使用します。
フリースペースとは?
蓄熱暖房器用回路、深夜電力回路、送り用ブレーカー、タイムスイッチ等、様々な機器を用途に応じて取り付けるためのスペースです。
また、フリースペースのヨコ寸法が2倍の大形フリースペース付商品もあります。