電気の基本:直流と交流

電気の種類

電気には直流と交流があります。
発電所でつくられた電気は交流で家庭や工場に送られてきます。

【直流】電流のむきと電圧は一定

電気の流れる向きや電圧が一定方向の電気のこと。
例)乾電池から得られる電気や、太陽光発電(パネル)で作られる電気など。

【交流】電流のむきと電圧がかります

一定の時間で電気の流れる向きや電圧が変化する電気のこと。
例)発電所から送られてくる電気。一般家庭で使われているものです。

なぜ交流が使用されるのか

交流の最大の利点は、電圧を変圧するトランスで電圧を自由に変えることが出来るという点です。
例えば(電力=電圧×電流)なので、発電所で発生した電気は、電線を通って各家庭に届けられます。電気の送電は、電流値が低いほど、熱による損失が少なくなるため、トランスで電圧を高くし電流値を下げることによって、効率よく送電することができるというわけです。

単相交流と三相交流

交流の中にも「単相」「三相」という種類があります。一般的に家庭では「単相交流」、工場など大きな力を動かすところでは「三相交流」が使われます。

単相交流

二本の電線の間を電圧がプラス・マイナス交互に変化して流れる電気。

三相交流

三本の電線の間を単相交流が1/3Hzずつずれて流れる電気。

交流の注意点

電気代の計算(同じ)

直流も交流も基本的に計算の方法は同じです。

電気値の計算(変わる)

交流の場合、電気製品によっては「力率」を考えて計算しなければいけません。

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