vol.03 住宅分電盤がもしもの備えに
vol.03
地震や雷
住宅分電盤が
もしもの備えに
防災への配慮は、電気にも必要。
分電盤の「中身」が頼もしい味方に。
分電盤は、家庭の電気の入り口。壁の中の電線で、各部屋のコンセント・照明などに
つながっています。漏電など異常事態を検知するとブレーカが遮断。
保護する役割を担っています。
住宅分電盤って?
家全体の電気の
入口です。この容量が
家全体で使える
電気容量を左右します。
ひとつひとつが、
各部屋のコンセント・
照明・エアコンなどに
つながっていきます。
令和時代、住宅分電盤は
どこに設置すればいいの?
もしもの時の使い勝手を高めるためにも、手の届きやすい場所に設置しましょう。
オープンな場所に設置する場合には、意匠性の高い住宅分電盤がおすすめです。
近年スタイリッシュな分電盤が増加。
さらに安全・安心な家づくりのためには?
ブレーカにちょっとこだわって、雷や地震に備えられるのがおすすめです。
最近増えている雷への備え
雷は直接落ちた場合だけでなく、電線を伝って家に流れ込み、電気製品に被害を与える(雷サージ)場合があります。これを防ぐのが「避雷器」。
この機能を内蔵した住宅分電盤もあります。
空き回路1つあれば雷対策が可能です
盤用避雷器
- ※コンパクトブレーカ搭載
住宅分電盤専用
電源側やアース側から
侵入する雷サージをカット。
電気製品や大切なデータを
雷被害から守る安心機能。
雷サージを防ぐ避雷器のしくみ
- 電気製品とアース線は必ず避雷器と一緒に接地してください。
- 直撃雷及び電話線やテレビアンテナ等から侵入してくる雷サージに対しては、電気設備の保護はできません。
- ※1 株式会社フランクリンジャパン雷(らい)ぶらり最新10年平均 雷統計データ より引用
近年増加する雷発生件数
近年、線状降水帯やゲリラ的に発生する豪雨や雷、年々の気象変化によって、雷も増加傾向にあるといわれています。10年間の落雷統計データからも分かるように、日本列島では大半が雨季に集中し、広く分布が縦断しています。落雷による電気製品への被害は、いつ、どこで起きてもおかしくはないでしょう。
地域を問わず、必要な地震への備え
もしも地震で停電した場合、実は電気が復旧したときにもリスクがあります。
空き回路1つあれば
地震による電気火災への対策が可能です
感震ブレーカー
- ※コンパクトブレーカ搭載
住宅分電盤専用
強い地震(震度5強以上)を
感じたら、主幹漏電ブレーカを
強制遮断して電源をストップ。
正常動作を確保するため
交換時期をブザーでお知らせ。
感震ブレーカーのしくみ
震度5強以上の地震を感知したとき、停電しなければ、避難のために3分間電源を確保。※3
その後主幹ブレーカをOFFにして火災に備えます。地震発生後すぐに停電したら、復電後は復電させずに主幹ブレーカをOFF。
- ※3 夜間などに地震が発生した際に避難経路の照明電源を確保するため、3分間(初期設定)の通電時間を設けています。
感震ブレーカーに関する意識と
普及状況に関する調査
火災に備えた「感震ブレーカー」を必要と感じる人が過半数いる一方で、実際に設置している人は1/4以下。もしもに備えて、普及の促進が求められます。
- ※4 パナソニック調べ 調査対象:日本全国男女20歳~69歳(2025年7月18日~22日実施) 本調査:n=1,000名
コンセント部分のホコリや、プラグの
接触不良が電気火災につながることも。
プラグ部分にホコリが
たまると「トラッキング」現象で発火することが
あります。
トラッキングなどの小さな
温度変化も逃さず検出。
異常な温度上昇も見守る
コンセントがあります。
感熱・トラッキング
お知らせコンセント
コンセントを長期間
挿し続ける家電製品に
おすすめします。