vol.06 住宅用火災警報器は部屋間の「連動型」を

vol.06 いち早く気づくために!
住宅用火災警報器は
部屋間の「連動型」を
いち早く気づくために! 住宅用火災警報器は部屋間の「連動型」を

寝室や子ども部屋など、人が眠る部屋には
住宅用火災警報器の設置が義務付けられています。

万一は早期の気づきがカギ。火元以外の
部屋にも一斉にお知らせするタイプを。

火災は減少傾向も、やはり多い逃げ遅れ。
火災を知らせる住宅用火災警報器の重要性が増しています。

住宅火災の死者数 1,228人 逃げ遅れ 38.7% その他 61.3%※1(753人)
住宅火災の死者数 1,228人 高齢者[65歳以上] 73.8%※2 (906人)

過去30年を振り返ると、(直近では増加傾向も)火災件数は減少傾向。一方、死者数はほぼ横ばいなので、結果として死亡率は増加。

  • ※1 出典 : 総務省消防庁 令和6年版 消防白書「住宅火災の死に至った経過別死者発生状況
    〈放火自殺者等を除く〉(令和5年中)」を加工して作成
  • ※2 出典 : 総務省消防庁 令和6年版 消防白書「住宅火災における年齢階層別死者発生状況
    〈放火自殺者等を除く〉(令和5年中)」を加工して作成

住宅用火災警報器は、設置場所によって、
検知する方式が定められています。

煙を感知する「煙式(けむり当番)」と、
熱を感知する「熱式(ねつ当番)」とがあります。

煙 式(けむり当番)

火災の多くは、まずはじ
めに煙が立ち昇るため、
早期発見に適した方式です。

寝室階段廊下居室
などに設置

煙式(けむり当番)

熱 式(ねつ当番)

調理による煙や水蒸気な
どを、誤って火災として
感知しにくい方式です。

台所などに設置

  • 注)台所に煙式の設置を義務付けている市町村もあります。詳しくは所轄消防署にご確認ください。
熱式(ねつ当番)

消防法では、最低限寝室には
住宅用火災警報器を設置することが義務付けられています。

寝室が1Fのみの場合
寝室が2Fのみの場合
寝室が1F・2Fの場合

もしもの火災にいち早く気づくために、
部屋間で連動してお知らせする「連動型」を設置しましょう。

最大15台連動 (親器1台+子器14台)

火元で検知してから約0.5~10秒※で、他の部屋の警報器と連動して一斉にお知らせ。煙が広がるよりも先に火災を知ることができ、万一の時に、家族で早期対応ができます。

部屋間で連動してお知らせする「連動型」を設置
  • ※周囲の環境によっては20秒程度かかることもあります。

特に「高気密・高断熱住宅」には、
どの部屋にも火災発生がいち早く伝わるしくみを。

快適で省エネな「高気密・高断熱住宅」が増加。

近年広がりを見せている高気密・高断熱住宅

  • 室内温度を一定に保つことができる。
  • 快適なだけでなく、空調を効率的に活用できる。
  • 省エネにもつながり、人気に。
↓

静かな反面、隣室などの警報が聞こえにくいリスクも。

高気密・高断熱住宅は…

  • 防音性・遮音性も高く、静かな空間をつくりやすい。
  • 日常生活ではメリットとなる反面、 非常事態に発せられる警報などが 聞こえにくくなるリスクがある。
静かな反面、隣室などの警報が聞こえにくいリスクも。
↓

どこで火災が発生しても、どこに住人がいても、非常事態が伝わるしくみが必要。

非常事態が伝わるしくみが必要

住宅用火災警報器設置位置の参考

:住宅用火災警報器設置位置

さらなる安心のために設置する場所

リビング×1・キッチン×1

1F 計2カ所

設置基準で定められた場所

階段×1

2F 計4カ所
  • ※設置基準の詳細は市町村条例によって定められていますので、住宅用火災警報器を設置の際は、必ず各市町村の所轄消防署でご確認ください。

義務で設置する場所

寝室×1・子ども部屋×2

2F 計4カ所

カラーも増えて、インテリアコーディネイトがしやすくなっています。

インテリアコーディネイト 左:ホワイト 右:ブラック

ホワイト

薄型ボディに高機能をスッキリ凝縮。照明による影も軽減でき、空間デザインを損ないません。

ホワイト

ブラック

ダーク系はもちろん、木目やモノトーンにも。どんなインテリア空間にも、美しく馴染みます。

ブラック