Akari のはなし vol.1
ものづくりにカケル思い。
菅原工芸硝子コラボレーション
ハンドメイドガラスペンダント
実現への道のり
手作りならではガラスのあたたかみを、あかりに活かしたい…
菅原工芸硝子のこだわりと、パナソニックの思いがガラスペンダントに結実。
商品化に携わった企画・開発・製造の思いをご紹介します。
ハンドメイドガラス ペンダント
菅原工芸硝子のガラス食器KIKKA(キッカ)をモチーフに、照明器具としてリ・デザインされたペンダントライト。手作りならではの不規則で柔らかな形状から生まれる、あたたかみのある輝きが特長。
Sghr スガハラ 菅原工芸硝子
ガラスの柔らかさ、美しさ、そして新しい輝きをお届けする、ハンドメイドのガラスメーカー。そのものづくりは、ガラスの美しさに魅せられた職人の手によって、ひとつひとつ丁寧に生み出されている。
「KIKKAに感じた思いを活かして
お客様の琴線に触れる照明を
作りたい。」
ライティング事業部
商品企画担当 星野
菅原工芸硝子のKIKKA(キッカ)を見たとき、生き物みたいな硝子、成長しそうな不思議な感じがしました。ペンダントライトは、お客様が間近で目に触れる照明であり、より素材感や仕上げにこだわりが求められます。ぜひコラボを実現したいと考えました。
KIKKAの特長
菊の花をイメージしたKIKKAは、花が開いたような華やかな印象が特長ですが、そこに照明器具としての美しさと配慮を加え、しっとりとして落ち着いた印象に形を変えました。点灯していない状態も、点灯してからも驚きを感じる。伝統と先進のコラボを楽しみながら作った照明です。
「手作りのガラスを
パナソニックの品質に。
実現の難しさと楽しさを
実感しました。」
ライティング事業部
商品開発担当 前田
どうやってガラスでこんな形が作れるのか。それが、菅原工芸硝子のKIKKAを見たときの最初の印象です。決して均一でない形状を、どのようにして商品にすればよいのか、そんな迷いもありました。
KIKKAを照明にすることの難しさ
形のバラつきを違和感なく、魅力的に見せること。職人の技とパナソニックの基準を擦り合わせ、それをどうやって実現していくか。それが楽しくもあり、難しくもありました。食器は内側から光らないですが、照明として出る光の魅力と、その空間を楽しんでもらいたいですね。
「自分も楽しんで作ること。
このガラスの美しさを、
そのままお届けしたい。」
菅原工芸硝子 ガラス職人
伝統工芸士 松浦健司氏
職人が製品のデザインをするという会社は、うちだけのスタイルではないでしょうか。依頼されたものだけを作るわけではない、その職人のスタイルが一番の特長だと思います。
KIKKA作りの特長
KIKKAは型吹きという技法ですが、それでいて曖昧さを出せる余白を残しています。量産物でありながら、手作りの温もりが残る。非常に柔らかい雰囲気が出せていると思います。
自分は普段からガラスのことばかり考えていて、作っている瞬間のガラスがいちばん綺麗だと思っています。あの透明でキラキラ輝いているガラスがとても綺麗で…その美しさをそのままお客様にお届けしたいですね。
原料を溶かして水あめ状にし、吹き竿でガラスを巻き取り、膨らませる。その後、徐冷炉で冷まし、仕上げを加えて完成する。精確な形状や均一な厚みなど、食器とは異なる気遣いがある。
ライティング事業部
商品企画担当
星野
ライティング事業部
商品開発担当
前田
菅原工芸硝子
ガラス職人 伝統工芸士
松浦健司氏
Material
菊の花をモチーフとした
繊細な硝子セードデザイン。
フロスト
清楚で静か。
霧をまとったような
印象のデザイン。
タンフロスト
落ち着きの中に華やかさを。
革のなめしに使用する
オーク樹皮のようなカラー。
カーボンブラック
炭素から生成される
濃く深い黒色をイメージ。