Akari のはなし vol.3 クリアランプシリーズ開発秘話

「これからの空間にふさわしいクリアLED電球とは？そのすべてにこだわりました」

目指したのは、究極のLEDクリア電球です。それをカタチにするために、乗り越えるべき課題はひとつではありませんでした。

まずは、光の質です。一般的なLED電球では竹フィラメントのモチーフがよく見られますが、レトロすぎずにモダンなインテリアにも提案できる光にしたかったんです。このため、当社独自の「導光レンズ」技術を活かし、タングステンフィラメントをモチーフとして仕上げました。
次に、光の色です。一般的なLED電球の色温度は2200Kが多いのに対し、私たちは実用性が高い2700Kを採用しました。電球色を用いた他の器具と組み合わせたときに、使いやすく配慮しています。

「樹脂ケースをどこまで小さくできるか。
品質とデザイン性をギリギリまで突き詰めました」

白熱電球を再現するためには、圧倒的なきらめき感の演出が欠かせません。これまで当社が培ってきた「導光レンズ」技術を採用したLED電球をさらに進化させることで、白熱電球のようなきらめき感と、器具を際立たせる影の演出を実現しました。

LED電球によっては複数の光源によって影が多重に発生することがあります。美しい自然な影を広げるために、このLEDクリア電球は導光レンズの下に一粒タイプのLEDを使用しています。
同時に、実用的な照明としてダイニングテーブルなどでもご使用いただけるように、横方向の明るさは減らしてまぶしさに配慮しつつ、下方向の明るさを確保できるようなレンズ設計にこだわりました。

一般的なフィラメントタイプのLED電球のランプ寿命は約2万時間ですが、パナソニックのLEDクリア電球はこれまでと同じランプ寿命4万時間で、5年保証となります。これは、LED電球を開発し続けてきたパナソニックの放熱技術があってこそです。
ランプ寿命を延ばすためには、LEDの発熱を逃がすヒートシンクが必要となります。これまでのLED電球は、このヒートシンクに加えて、外観を損なわないように樹脂ケースでヒートシンクを覆っていました。このため、ランプはどうしても大きくなりがちです。装飾照明のLED電球として、デザイン性を向上させるためにはどうすればよいのか。白熱電球の見た目に近づけるために、ガラス部分の領域を広げて樹脂ケースを極限まで小さくしなければならず、試行錯誤の連続でした。

「懐かしくて、新しい。
空間でぜひ体感してほしい」

LEDクリア電球のきらめきを活かしたクリアランプシリーズとして、ペンダント、ブラケット、シャンデリアの3タイプをご用意しています。ヴィンテージやナチュラル、モダンなど、さまざまなインテリアスタイルにマッチし、多灯使いでキラリと輝く空間のアクセントとしてお使いいただけます。 住宅だけでなく、カフェやサロンなどの店舗をおしゃれに演出する意匠照明としての導入もおすすめです。