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人工的自然採光

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人工的自然採光の目的と方法

生活大国を目指し、オフィスや家庭など、人の生活するあらゆる空間において、人にやさしい快適環境づくりが求められています。

その中で、都市部に建設されるオフィス・ホテル・高層マンション・病院は、周辺環境からの影響を受け、自然採光や通風面などで様々な制約があります。

この制約に対する建築設計面での対応の難しさから、自然採光については太陽光を強制的手段により導入する方法が考案されています。

太陽光を導入する事が要求される場所により、その方法は大きく3つに分類されます。

  1. (a)

    建物の日陰部に太陽光を採り入れます。
    周辺環境を配慮し、日照を確保する手段として人工的な方法で自然採光を補います。(この方法は、建築基準法で定められた、有効採光にはなりません。)
  2. (b)

    建物の中庭・吹抜部に太陽光を採り入れます。
    太陽のあたらない中庭に植栽を配置し、コミュニティスペースとしてくつろぎの場を提供します。
  3. (c)

    建物の内部や地下室に太陽光を採り入れます。
    自然光がはいらない場所に太陽光を導入し、活気のある空間を提供します。

表1:人工的自然採光の目的と方法

採光の目的 採光方法 特徴 効果 有効な採光時間
晴天 曇天

1.建物の日陰部に導入

  1. A. 太陽光自動追尾方式
    採光装置
    (反射利用)
    南面取り付けタイプ
太陽の位置変化に合わせて反射ミラーを制御し、太陽直射光を導入する方式。
太陽光を任意の位置に照射する事ができ、高層建築物に適します。
x 8~12時間
  1. B.太陽光手動追尾方式
    採光装置
    (反射利用)
反射ミラー角度を予め設定し、3ヶ月に一度手動で動かし、太陽直射光を導入する方式。
低層建築物に適します。
x 2~3時間
  • 2. 建物の中庭、
    吹抜部に導入

  1. C. 太陽光自動追尾方式
    採光装置
    (反射利用)
    北面取り付けタイプ
太陽の位置変化に合わせて反射ミラーを制御し、太陽直射光を導入する方式。
太陽光を任意の位置に照射する事ができ、高層建築物に適します。
x 8~12時間
  1. D. ブロックミラー方式
    採光装置
    (反射利用)
    放射配置
建物上部に一定角度の傾きを持つ反射ミラーを放射状に配置し、太陽直射光を導入する方式。
中層建築物に適します。
x 8~12時間
  1. E. 建築化ダクト方式
    採光装置
    (反射利用)
建物の内壁に高反射体を貼り、相互反射により導く方式。
建築と一体に組み込める場合にします。
8~12時間
  • 3. 建物の内部、
    アトリウムに導入

  1. F. トップライト方式
    採光装置
    (透過利用)
屋根に取り付けた透明のドームにより天空光を導入する。
直上階に使用する場合に適します。
8~12時間
  1. G. ダクト方式<
    採光装置
    (反射利用)
採光口より入射した光を、高反射体で形成した導光ダクトで室内に導入する方式。
地下室に適します。
8~12時間
  1. H. 太陽光自動追尾方式
    採光ダクト
    (集光・反射利用)
太陽の位置変化に合わせ反射ミラーを制御し、導光ダクトを利用して室内に導入する方式。
マンション、病院の居室の採光に適します。
x 8~12時間
  1. I. 光ファイバー方式
    採光装置
    (集光・光ファイバー伝送)
太陽光を集光し、光ファイバーケーブルにより導入する方式。
地下室等に適します。
x 8~12時間
  1. J. 屈折方式
    採光装置
    (屈折利用)
太陽直射光を窓面から、レンズ、ブラインドの屈折反射を利用して導入する方式。
オフィスビル等の室内の採光に適します。
x 8~12時間
  1. K. 建築化方式
    採光装置
    (透過利用)
建築構造的に太陽光を導入する方式。
最もダイナミックな方式で、オフィスビル等のアトリウム、吹抜等に適します。
8~12時間

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