新たな働き方と、地域や環境との共生をめざず新時代のモデルオフィス

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パナソニック・クロスシー カドマ Panasonic XC KADOMA

2023年5月、パナソニックホールディングス株式会社の拠点であるオフィスビル「Panasonic XC KADOMA(パナソニック・クロスシー カドマ)」を開設。 “人、輝きの舞台をめざして” という目的のもと、ウェルビーイング・エンゲージメント・エンパワーメントをテーマに掲げ、「Choice」「Collaboration」「Communication」「Culture」の4つのCを掛け合わせて「XC(クロスシー)」と名付けられた。アフターコロナを見据えた新たな働き方を体現できるモデルオフィスとして、社員の生産性向上やウェルビーイングへの配慮はもちろん、環境との共生も実現。また、広く愛される建築物として、1階・2階は近隣住民にも開放されている。

エントランス・共用スペース

エントランス:器具や光源を見せないやわらかく上質な光で、居心地のよい空間を演出

エントランス・共用スペースの画像

エントランス空間である「X-PLAZA(クロスプラザ)」は、地域住民など誰もが使用できるよう開放されたオープンスペース。高さ9メートル以上の吹き抜け空間となっており、階段、踊り場などもワークスペースとして活用。イベント時には、観覧席としても利用できるように設計されている。天井の木調ルーバー間にスポットライトを配置し、器具を見せずにやわらかく照らす照明計画により、オフィス然としたエントランスではなく地域の人が親しみの持てる空間を演出。まちの新たな憩いの場を目指している。

自然光の利用で開放感を高めたライトコート

自然光を大きく取り入れる建築設計に合わせ、照明手法もライトニングフローにより昼光効果を確認しながら決定。ルーバーへのおさまりやメンテナンス性を考慮し、配光角を調整できるTOLSO BeAm Freeスポットライトを採用。照射距離に合わせて配光角を調整し、作業エリアや9メートル下の床面にも十分な明るさが届くよう設計した。人が着席できるスペースには、床板裏部分にテープライトを埋め込み、やわらかい光で足元を明るく照らし、居心地のよい空間を演出している。

イメージCG
エントランス 外光のみの画像

【春分 12:00】外光のみ

エントランス 外光+照明全点灯の画像

【春分 12:00】外光+照明全点灯

エントランスの画像
ライトニングフローによる照度シミュレーション
ライトニングフローによる照度シミュレーション画像
ライトニングフローによる照度シミュレーション画像
ライトニングフローによる照度シミュレーション画像
イメージCG
エントランス 踊り場の画像

踊り場にはTOLSO BeAm Freeスポットライトを狭角配光で真下に向けることであかりだまりを生み出し、上質でやわらかい雰囲気を創出。

採用照明器具

共用スペース:
調光調色制御で心地よい時間の移ろいを表現し、生産性を高めるリフレッシュゾーン

共用スペースの画像

共用スペース「Refresh Park」は、社員が休憩や歓談、打ち合わせなどに使える多用途空間。シンクロ調色(WiLIA制御)を用い、10のゾーンに分けて各ゾーンごとに運転スケジュールを設定。1日を5つのシーンに分け、通常時は24時間自動運転し、時間帯ごとに調光調色することで、快適性を高めつつ省エネにも貢献。作業内容や気分に合わせて各自が好きなゾーン・好みの視環境を選び、作業することが可能に。
中央の交流スペースはサークルベンチに沿ってペンダントライトを配置し、リビングのような空間を演出。働く人同士のコミュニケ―ション活性のコアとなる共用空間となっている。

ゾーンごとの細やかな照明制御で省エネ化と同時に作業効率と生産性の向上にも寄与

配線工事不要の無線調光システムWiLIAを採用。タブレットにより細かな照明制御が可能。レイアウト変更時にもタブレットで簡単にゾーニングが再設定できる。各ゾーンごとに運転スケジュールを組み、時間帯ごとに調光・調色制御することで、作業効率および生産性の向上と、省エネに寄与している。

ゾーンごとの照明制御の画像
【通常】自動運転(0:00~24:00)
時間により調光、ペンダントのみ調光調色
スイッチ設定の画像
【自動演出】0:00-24:00
(各シーンは10分かけてフェード変化)

① 朝:7:00-10:00

ゾーン①:70%
ゾーン②:70%
ゾーン③④⑥:70%
ゾーン⑤:100%(6200K)
ゾーン⑦:70%
ゾーン⑧:70%
ゾーン⑨⑩:100%

② 日中:10:00-15:00

ゾーン①:70%
ゾーン②:100%
ゾーン③④⑥:100%
ゾーン⑤:95%(5000K)
ゾーン⑦:100%
ゾーン⑧:80%
ゾーン⑨⑩:100%

③ 夕方:15:00-17:00

ゾーン①:80%
ゾーン②:100%
ゾーン③④⑥:90%
ゾーン⑤:90%(3500K)
ゾーン⑦:80%
ゾーン⑧:70%
ゾーン⑨⑩:100%

④ 定時後:17:00-19:00

ゾーン①:70%
ゾーン②:80%
ゾーン③④⑥:70%
ゾーン⑤:40%(2700K)
ゾーン⑦:70%
ゾーン⑧:50%
ゾーン⑨⑩:50%

⑤ 夜:19:00-20:00

ゾーン①:50%
ゾーン②:50%
ゾーン③④⑥:50%
ゾーン⑤:20%(2500K)
ゾーン⑦:50%
ゾーン⑧:30%
ゾーン⑨⑩:30%

⑥ 常夜灯:
20:00-24:00、0:00-7:00

ゾーン①:0%
ゾーン②:0%
ゾーン④:20%
ゾーン③⑥:0%
ゾーン⑤:0%
ゾーン⑦:30%
ゾーン⑧:20%
ゾーン⑨⑩:0%

【自動演出】0:00-24:00(各シーンは10分かけてフェード変化)
自動演出の変化の図
【空間光イメージ】
空間光イメージ 朝

① 朝 :
7:00-10:00

エリア全体平均照度:160 lx

空間光イメージ 日中

② 日中:
10:00-15:00

エリア全体平均照度:200 lx

空間光イメージ 夕方

③ 夕方:
15:00-17:00

エリア全体平均照度:190 lx

空間光イメージ 定時後

④ 定時後:
17:00-19:00

エリア全体平均照度:150 lx

空間光イメージ 夜

⑤ 夜:
19:00-20:00

エリア全体平均照度:100 lx

空間光イメージ 常夜灯

⑥ 常夜灯:
20:00-24:00、0:00-7:00

エリア全体平均照度:18 lx

朝のシーンから定時内のシーンまではエリア全体の照度を高め、作業のしやすい活気のある空間を演出。定時後以降は、作業の効率を上げるよう照明にメリハリをつけ、没入できる空間を演出している。エリアごとに照度の差をつけることで、省エネにも寄与している。

採用照明器具

オフィスエリア

輝度感を抑えながら照度を確保。省エネ性を意識しながらも働きやすさを追求。

オフィスの画像

オフィスエリアは仕切りがなく、スケルトン天井を採用した高さ3.7メートルの大空間。バルコニーからたっぷりと外光が差し込むため、昼光利用で省エネが可能となる。タスクアンビエント照明を採用し、全体の照度を500 lxと設定。一体型LEDベースライトiDシリーズのグレアセーブライトバーで横方向のグレアと輝度感を抑え、液晶ディスプレイへの映り込みも低減。LEED、WELL認証などを申請中。

5階オフィスエリア

5階オフィスエリアの画像

5階オフィスエリア照度分布図

5階オフィスエリア照度分布図の画像
LEDベースライトの画像
器具断面図の画像
配光曲線の画像

従来のライトバーと比較し、グレアセーブライトバーは横方向の光を抑制し、UGR19~21レベル※のオフィス空間を実現できる。

※UGR数値は当社基準による計算値であり、ライトバーの明るさタイプ、光色、組み合わせる本体や器具配置、内装条件、見る方向により19~21レベルを外れる場合があります。

採用照明器具

屋外テラス・外構

屋外テラス:屋外にも多様な居場所をつくり、心地よい夜の空間を演出

屋外テラスの画像

屋外共用部である「X-TERRACE(クロステラス)」は、オフィス生活の核となるスペース。立体的な空間構成により多様な居場所をつくり、日射シミュレーションにより最適配置されたパラソルやタープ、家具に対応した照明計画により、ワーカーにとって居心地の良い外部空間を創出している。カウンターテーブルやソファエリア、ソロスペースのそれぞれにアッパーライトと軒下用グレアレスダウンライトを効果的に配置し、グレアレスなスポット光と木漏れ日のような間接光で、 「集中」「コミュニケーション」「リラックス」など多様なアクティビティに対応した光環境を実現した。

©ナカサアンドパートナーズ

スポットライトで植栽を下から照らし、タープに影を映すことで、ドラマティックな夜景を演出。

カウンターテーブルエリアの画像

吹き抜けを正面に捉えるカウンターテーブルは「集中」空間として、作業エリアと周囲の照度に差をつけるメリハリ照明を採用。

ソロスペースの画像

街を望むソロスペースは「リラックス」できる空間に。軒下用グレアレスダウンライトで器具の存在感を抑えている。

採用照明器具

外構:周辺地域に配慮し、光害を抑えつつも夜のあかりを楽しめる演出に

外構の画像

周辺は閑静な住宅地となっているため、極力光が漏れないよう配慮。まぶしさを抑えながらも広範囲を過不足なく明るく照らすことができるSmartArchiのフットスタンドライト、ローポールライト、ポールスポットライトなどを採用。メリハリのある上質な雰囲気を演出している。

フットスタンドライトの画像

薄型フォルムでローグレア&超ワイド配光を実現するSmartArchiのブロードウォッシャー フットスタンドライト。

ルミロの画像

導光ロッドによる快適な輝度感で、眺めていて居心地のよさを感じるSmartArchiのルミロをベンチの側に配置。

スポットライトタイプ街路灯の画像

必要な箇所に光を照射できるSmartArchiのスポットライトタイプの街路灯。

採用照明器具

ぺディストリアンデッキ:アフォーダンスライティングで駅周辺の混雑緩和と地域活性化を促進

ぺディストリアンデッキの画像

地域とつながる開かれた拠点を目指すと同時に、駅周辺の混雑緩和をはかるため、Panasonic XC KADOMA(パナソニック・クロスシー カドマ)と京阪本線西三荘駅をつなぐ歩行者専用ブリッジであるペディストリアンデッキを設置。特に夜間は帰宅者で地上の交差点が混雑することから、あかりに動きや変化をつける「アフォーダンスライティング」をペディストリアンデッキに導入し、帰宅者の動線をブリッジに誘導。カラー演出を用いて季節ごとに色に変化をつけた演出をするなど、地域の魅力発信や賑わいの演出で、地域活性化もはかっている。

アフォーダンスライティングについて詳しくはこちら >

交差点付近の混雑緩和をはかりペディストリアンデッキへ誘導

ペディストリアンデッキの画像

日没後はDMXスポットライトによる光だまりが帰宅者を西三荘駅方向へ誘導。
春・秋は温白色、夏は昼白色、冬は電球色と色温度が変化し、さりげなく季節感を演出。
手すりにも照明器具を組み込み、間接照明により歩道面をシームレスに照らしている。

ペディストリアンデッキ 春・秋:温白色(3500K)の画像

春・秋:温白色(3500K)

ペディストリアンデッキ 夏:昼白色(5000K)の画像

夏:昼白色(5000K)

ペディストリアンデッキ 冬:電球色(3000K)の画像

冬:電球色(3000K)

西三荘駅周辺の賑わいの創出や活気を高めるカラー演出

ペディストリアンデッキの画像

専用ソフトで設定した多彩な演出を自動的に再生できるライトアップ演出用コントローラにより、演出プログラムを時間・時刻・日付で管理。
イベント演出として、3月下旬から4月は桜をイメージした演出、12月初旬から25日まではクリスマスをイメージした動きのあるカラー演出に。
毎日深夜にはパナソニックをイメージした青色の光で照射。手すりの間接照明が歩道を照らす電球色とのグラデーションで、落ち着きのある表情を創出している。

ペディストリアンデッキ 桜のシーズンの画像

桜のシーズン

ペディストリアンデッキ クリスマスシーズンの画像

クリスマスシーズン

ペディストリアンデッキ 通年:深夜の画像

通年:深夜

手すり画像

手すり断面図

手すり断面図
商品画像

手すりにはコンパクトな
LEDsウェーブ®を組み込み
歩道の明るさを確保。

商品寸法図

採用照明器具

物件情報

所在地 大阪府門真市元町
施主 パナソニック ホールディングス株式会社
設計 株式会社竹中工務店 株式会社日建設計
施工 株式会社竹中工務店
竣工 2023年1月

採用照明器具

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