納入事例集(照明器具)物件詳細:奈良県庁庁舎
Well-beingオフィスリニューアル
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奈良県庁庁舎
Well-beingオフィスリニューアル
奈良県が全国に先駆けてWell-beingに対して取り組みを実施。
県庁本庁舎オフィスにメリハリ照明がご採用
数多くの文化遺産を有する奈良県。今も多くの外国人や修学旅行生が観光に訪れ、賑わいを見せています。
その奈良県の行政を司る奈良県庁が今回のリニューアルの舞台。本庁舎内の執務室と地下の機械室を全面リニューアルされました。心身と社会的な健康を意味する「Well-being」の考え方をオフィスに具現化する新たな取り組みです。
リニューアル後は職員の皆様はもちろん、他の行政機関からの見学者の方からも高く評価されています。
当社は照明設備を通してリニューアルに参画。当社のライティングノウハウを活かし、Well-beingオフィスの実現をお手伝いしました。
今回は当社のメリハリ照明をご採用いただきました。
官公庁の堅いイメージを変えるため、無機質だったオフィス照明を一新
一階 執務室のご紹介
ただ明るいだけの空間ではなく。開放的で活発な交流が生まれやすい空間に。
1階の執務室では、あかりの強弱をつけて必要な部分を必要な分だけ照らす「メリハリ照明」を採用し、明るさの中心を机上面に。
没入感を演出し、集中しやすい空間を創出することで「Well-Being」を実現します。
ただ単に働くだけの場所ではなく、その時々の仕事の性質によって一番フィットする環境の中で働けるように役割を持った複数のスペースをご用意されています。
【個室スペース】
一人で集中して作業を行いたい時に、ご利用をされるスペースです。
パーティションで空間を仕切るだけでなく、スポットライトで手元にあかりを集めることで、没入感を演出。より集中しやすい空間を演出しています。
【カウンタースペース】
一人での作業だけでなく、職員様同士の会話から、上長の方との相談まで多様なコミュニケーションの場としてご利用されています。
ここではペンダント照明を活用することで、カフェのようなオシャレでリラックスしやすい空間を演出しています。
【プロジェクタースペース】
プレゼンテーションやセミナー、打ち合わせ時にご利用をされています。
メリハリ照明を用い、投映面は照らさず、手元にだけあかりを集めることでスクリーン画面も手元資料も両方とも見やすい空間になっています。
【コミュニケーションスペース】
打ち合わせから雑談まで、気軽にコミュニケーションがとれるスペースです。
ペンダント照明の柔らかく照らすあかりで、会話がしやすい雰囲気を演出しています。
【会議室】
複数人で集まって会議や打ち合わせを実施する際に利用されるスペースです。
スポットライトで手元を明るく照らすことで、会議に没入しやすい空間になっています。
気軽にコミュニケーションがとれるような空間になりました。
職員様:開放感がすごくて居心地がいいなと思いながら仕事をしてます。
私の業務は、自分でパソコン作業を行う時間が大半ですが打ち合わせも実施します。
カウンタースペースでは集中して話し合いもできますし、上長とちょっと打ち合わせとかしたい時には、二人でぱっと掛けて作業するとか気軽に相談ができるようになりました。メインの執務スペースでは圧迫感がなくなったので、
他のメンバーとざっくばらんに仕事を進められてすごくいいなと思っています。本当にコミュニケーションが取りやすくなって風通しがより良くなったかなと思います。
前のオフィスにはもう戻れないなっていうぐらいに満足してます。
このエリアで採用されている商品
地下一階 オープンスペースのご紹介
地下の機械室を、誰もが気軽に利用できる空間に。
地下1階のオープンスペースは元は機械室 兼 書類保管庫。
メリハリ照明に合わせて、自然の情景を投映するダウンライト型のプロジェクター「BioSHADOW」をご採用いただきました。
照明だけでなく、映像・音を取り入れ、内装にもこだわることで職員の方が集まるカフェのような空間に生まれ変わりました。
地下にあるスペースということから、日当たりがなくて外の景色を得ることが難しいというところに課題を抱えられていました。
それを受け、自然の情景を投映するバイオシャドーをご提案。
閉ざされた空間の中であっても、「外の自然と一体化したような感覚がある。」「開放的な雰囲気を演出している。」とご好評をいただいております。
今回はBioSHADOWと合わせ、SpacePlayerからも自然のコンテンツを投映することで、より空間内に自然情景を拡げております。
部署の壁を越えて会話をできる機会が増えました。
職員様:オープンスペースができたことで、多くの人が集まり、会話の機会が増えて部署を超えた繋がりができるようになりました。そこから派生して業務の打ち合わせができるようになる等、使いやすい空間になったと思います。
凄く工夫されている空間で、植栽や分電盤をグリーンのシートで化粧されている等、緑がいっぱいなので、地下にあるってことを感じることなく利用できますね。
窓がないと、どうしても暗い閉じ込められてる感じになりがちなんですけど、BioSHADOWの自然情景の映像で、外の空間と繋がっているような開放感を感じています。お洒落な雰囲気のオフィスで、凄く前向きな気持ちで仕事ができています。
このエリアで採用されている商品
県民の方へのよりよいサービスのご提供のために。働きやすい環境づくりへの取り組み
オフィスリニューアルの背景について
湯山様:奈良県では2年前からWell-beingなオフィスへの計画を開始しました。
いきなりオフィスのリニューアルを始めた訳ではなく「県民の皆様にどうすればより成果を発揮していけるか。」そのために「職場環境全体としてどうよくしていくか。」という議論から始まりました。その中の多様な取り組みの一環として「Well-beingなオフィスへのリニューアル」を進めた次第です。
抱えられていた課題について
湯山様:良い仕事を行うためには、「交流」や「チャレンジ」が大切です。
しかし、一般的に官公庁というと上意下達や縦割り等の堅いイメージをもたれやすいと思います。
実際に当県も、縦割りになってしまうことによる職員同士の交流の不足であったり、新しいことに挑戦できる雰囲気が作りづらい。という状態を課題だと感じていました。
職場の雰囲気が働き手に影響を及ぼす中でも、照明の影響は大きいと考えていたので活発な人と人との交わりを生み出す、クリエイティブな仕事ができるような照明のあり方をパナソニックさんにリクエストしました。
リニューアル後について
湯山様:今までの役所の職場の雰囲気とはだいぶ違うな。ということが第1印象で、何よりも開放的で交流がしやすい雰囲気になりました。
空間を見た職員からも驚きや喜びの反応をいただいています。また、リクルーティング活動の中で学生さんにも見せたりしてるんですけども、明らかに「こういうオフィスで仕事をしてみたい!]という反応がありますので、非常にいい評価をしてもらっていると思いますね。
「職場の環境の改善」や、採用難の中での「リクルーティング」ということについては、どこの公務職場でも共通の課題ではないかと考えています。そんな課題に対して、オフィスのリニューアルをご検討いただくことはいいんじゃないかなというふうに思います。
今後もWell-beingの考えに基づいて庁舎全体をリニューアルする予定です。
オフィスリニューアルを通して
副知事である湯山様は、今回のリニューアルを受けこのように語ります。
今回、パナソニックさんと協力しながらオフィスをつくり上げましたが、そのプロセス自体が、自分たちの仕事を見つめ直し、何を目指すべきなのかあらためて探求する貴重な機会になりました。
また、われわれがどんな組織を目指しているのか、職員や県庁に関わる方々に形で示すことができた意味は大きかったです。
ビジョンを具体化する方法として、オフィスのリニューアルの実施は非常に有効だったと思います。より良い働き方に向けた改革の一つの方法として、オフィス・照明のリニューアルをご検討いただくのはいいんじゃないかなというふうには思います。
- 施工場所
- 一階執務室
- 建物分類
- オフィス
- 都道府県
- 奈良県
- 施主
- 奈良県庁
- 設計
- 中村建築事務所
- 施工
- 株式会社中尾組
- 電気工事
- 藤原電気工業株式会社
- リニューアル
- 2023年11月
- 施工場所
- 地下一階 オープンスペース
- 建物分類
- オフィス
- 都道府県
- 奈良県
- 施主
- 奈良県庁
- 設計
- 中村建築事務所
- 施工
- 株式会社中尾組
- 電気工事
- 藤原電気工業株式会社
- リニューアル
- 2023年3月
- 撮影協力
- (株)マトリクス 有限会社コーンクラブ