停電時には太陽光発電システムの自立運転で充電
女性でも持ち運べる軽さが魅力のe-block。
避難施設での非常用電源としてご採用
徳島県の北東に位置する松茂町は、海と川に囲まれた自然豊かな地域です。自然の恩恵を享受できる一方で、近い将来に起こることが危惧されている南海トラフ地震が万一発生した際には、町のほぼ全域が浸水するおそれがあると想定されており、松茂町ではその対策に力を入れておられます。
町内には津波防災センターや津波避難タワーなどの避難施設が充実しており、防災拠点である役場にはパナソニックの太陽光発電システムや蓄電池、非常用コンセントなどを2016年にご導入。町内に点在する指定避難所での非常用電源をどのように確保するかは課題となっていました。先行して海外製の大容量のポータブル電源を導入されたところ、女性職員の方から「こんなに重たくてはとても動かせない」と指摘があり、万一の際に必要な場所へ移動させることは困難であるとの懸念が生じました。そこで他の電源を模索されていた矢先、e-blockをお知りになりました。
「e-blockなら女性でも手軽に持ち運ぶことが可能な上、複数台持つことで、使い切ったe-blockを充電中に他のe-blockを使うことができるため、交換しながら継続して絶やさず供給することができる。」とお考えになり、ご採用に至りました。
災害時には100 台分のスマートフォンの充電に使用。
常時の活用方法も模索
2022年度は、町立の指定避難所のうち、松茂町地域子育て支援センター、松茂町老人福祉センター松鶴苑、町立小中学校3校の計5施設に4台ずつご導入いただきました。想定されている主な使い方は、1つの避難施設でスマートフォン100台分の充電です。今後は、災害時に限らず、コンセントがない場所での電源としての活用も考えておられます。また、常時使用することで、充電状態をチェック・維持できることから、様々な使用方法を模索されているところです。
2023年度はさらに津波避難タワーや体育館など、10施設で合計38台のe-blockと、複数台を一度に充電できるe-blockステーションをご導入いただきました。
地域住民を対象とした防災フェスティバルで
e-blockをご紹介。 防災意識の啓発にe-block が一役
松茂町では、地域住民を対象とした防災フェスティバルを開催。災害を「我が事」として捉え、「自助・共助・公助」のうち防災における「自助」「共助」の大切さを住民の方に認識していただくきっかけづくりとして始められました。松茂町にはパナソニックのリチウムイオン電池の製造拠点があるご縁から、パナソニックブースを設置していただき、e-blockをご紹介いただきました。住民の皆さまに、e-blockを通じて防災の大切さをご理解いただくと同時に、町のお取り組みについても知っていただくきっかけとなりました。







