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差し込みプラグ の
意味・解説・呼称など
COMMENTARY
職人用語
プラグ など
差し込みプラグとは?
【英語名】
Attachment plug(アタッチメント プラグ)
刃および絶縁物で覆ったコード(キャブタイヤケーブルを含む)、接続部などから構成され、プラグ受けに抜き差しするもの。
差し込みプラグはプラグ受けとセットで「配線用差し込み接続器」という。
差し込みプラグの仕組み・使い方
【使い方】
プラグ受けと呼ばれるコンセントやコネクタに差すことで電気を使用することが可能となる。
プラグの形状によっては差し込んだ後に右方向に回転させて差し込みプラグが容易に抜けない構造のものもある。
差し込みプラグの仕様・スペック
【規格】
差し込みプラグはJIS規格によって決められている。
JIS C8303
・構造は形状が正しく丈夫であること
・プラグの抜き差しまたは着脱が円滑で、電気的接触が確実であること
・プラグには、容易に差し込み、引き抜きまたは着脱ができるように滑り止めを施してあること
・通常の使用状態(プラグにコードを接続した状態およびプラグ受けにプラグを差し込んだ状態)で充電金属部に手が触れるおそれがないこと
・導電金具相互の接続部は使用状態で収縮するおそれがある絶縁物を導体間に挟んで同時に締め付けないこと
単相100V、単相200V、三相200Vの使用電圧と使用する定格電流によって、対応しているプラグの形状が変わり、使用する場所によっても形状が変わる。
・引掛形 (twist locking type)
刃が円弧でわん曲しており、右方向に回転させて差し込みプラグが抜けない構造のもの。
・防水形 (water proof type)
屋外で雨水などがかかる場所で使用できる構造のもの。
・普通形 (ordinary type)
屋内で使用される防水形以外の構造のもの。
・コード付き (with cord)
一般工具でコードが取り外しできないもの。
差し込みプラグの仕組み・特徴
一般的な日本のコンセントは交流100Vの電源の取り出し口として利用され、電源を利用する器具の側には差し込みプラグのついたコードが必ずある。
コンセントは標準化されていて、同じ受け口を持っている。プラグもその受け口に差し込みできるように同じ形の「刃」が付いており、これによって一般の利用者は電気製品を使う際、コンセントにプラグが差し込めるかどうかを心配することなく、電気が利用できる。
しかし、海外は使用電圧が違うため、プラグの形状が日本と異なる。日本のプラグはAタイプなので、それ以外のプラグ形状の国で電気製品を使用する場合、その国のコンセントにあった形状のプラグでなければ使用できない。
差し込みプラグの廃棄方法
【廃棄方法】
事業者として排出する場合は、産業廃棄物として処理する。一般家庭で廃棄する場合は、基本的には燃えないごみとなるが、各自治体で確認するのが望ましい。